夏祭り編です‼︎ここでミナトと速水をいちゃつかせるぞ〜‼︎
夏休み最終日 ミナトは自分の部屋で宿題を一通り終わらすと、夏の暑さに落胆していた。
「くそー太陽神が帰国したから余計暑くなった…」
そんな時コンコンと窓を叩く音が聞こえ、ミナトは窓に目を向けると案の定奴がいた。
「どーしたの?殺せんせー。てか、相変わらず低クオリティな変装だね〜w」
「にゅやっ!この変装かなり自信あったのですが…」
自信満々だった変装にダメ出しをくらい、殺せんせーは肩を落としがっかりしていた。
「それでどーしたの?」
「あ、そうでした…今晩7時予定がなかったら駅に集まってください」
「どっか行くの?」
「ええ、夏祭りがあるらしいので。最後の1日くらい何も考えず遊びましょう‼︎」
「まぁ、宿題も終わったしいーよー♪」
「良かったです!人の集まりが悪くて…誰も来なかったら先生自殺しようと思ってたので」
「ふーん♪じゃあいかなーいw」
「にゅやー‼︎そんなこと言わないでくださいよミナト君‼︎約束ですよ⁉︎7時に駅に集合ですからね‼︎」
そう言い残し殺せんせーはマッハ20で去っていった。
「さてと、とりあえず出かけること言っとくか」
それからミナトは伊武鬼と八重野の元へ行き、夏祭りに行くことを伝えると、伊武鬼が珍しく張り切って服を差し出してきた。
「夏祭りに行くじゃと⁉︎それならこれを着ていけ‼︎」
「なんでそんな張り切ってんのじいちゃん…」
「おじいさんは祭り事が好きだからね〜」
「さぁ!こいつを着て行ってこい‼︎」
「あ…ありがと…じいちゃんは行かないの?」
「何を言うか!行くに決まってるじゃろ‼︎」
「そっかー……」
ミナトは苦笑いながらも伊武鬼から服を受け取り、祭りの準備を始めるのであった。
『…仕方ありません。また二学期いつでも殺しに来てください』
「言われずともだ」
仕事中という理由でロヴロは殺せんせーの誘いを断り、通話を切った。
(カラスマに聞いた話ではあの少年、俺が教えた技を実践で決めたとか、ミヅキの息子も手練れの暗殺者を倒したらしい…全く、2人とも日本に置いておくには惜しいものだ)
暗殺の才能を持った者がいる事にロヴロが笑みを浮かべた時だった。
サク…
ロヴロの目の前にはいつの間にかカロリー◯イトを口にする男が立っていた。
ロヴロは慌てて後ろに下がり距離をとる。
(いつの間に‼︎この殺気で俺に気配を気付かせずこの距離まで近づくとは…)
ロヴロがふところから銃を取り出そうとした時、目の前の男は右腕を銃のように見立てスウっと構えると、静かに言った。
「……生まれた時から私はいつも君の隣に…畏れるなかれ”死神”の名を」
その言葉と共にロヴロは胸元から血を吹き出し、その場に倒れこんだ。
そして、立ち去ろうとする男の元に2つの人影が歩み寄り、倒れるロヴロに目をやった。
「殺し屋ロヴロも歳には勝てないってことかなw」
「敵じゃない…」
赤い髪に眼鏡をかけ、清楚な出で立ちの少女。そしてその少女と対なる青い髪で、活発な見た目の少女は男を前に言った。
「そもそも私達でも勝てたよねー彩姉?」
「うん…」
見た目に反し明るく扇情的に話す亜衣(あい)と、物静かで暗い雰囲気を放つ彩(あや)を前に男は戸惑っていた。
「お前達はいい加減見た目と話し方を合わせろ…それにターゲットは日本にいるんだろ?」
「そうだった‼︎ぶっ壊したい場所と」
「倒したい人…」
それから満面の笑みを見せる亜衣と微笑みを見せる彩は声を揃って言った。
「「はやく会いたいな!(…)ミヤコお姉ちゃん!(お姉さん…)」」
「全く、あんな張り切るじいちゃん初めて見たな…」
ミナトは重い足取りで駅に向かっていた。
重い理由は一つだった…
グループトークにて…
グループ名 E組 男子会
湊「みんな夏祭り行くのー?」
渚「いくよー」
磯「俺も前原も行くぞ」
岡「俺も行くぜー!」
千「俺も行くぞ」
業「まぁ、行かないと殺せんせー悲しんじゃうからw」
その後も次々と返信が入り、男子で夏祭りに参加しないのは寺坂、吉田、村松、菅谷、木村、三村ということが判明した。
湊「みんな服装ってどんな感じ?」
前「まぁラフに私服だな♪」
業「俺もそんな感じ」
千「俺もだ」
この時、ミナトの表情は少しずつ暗くなっていた。
そして全員が私服で行くことを伝えると、疑問に思ったのかカルマが問いかけてきた。
業「そういうミナトはどんな服装で行くの?」
湊「甚兵衛…」
岡「え?」
湊「甚兵衛…」
そんなやりとりを思い出しつつ、ミナトは集合場所である駅に辿り着いた。
駅に着くとクラスの殆どがすでに集まっていた。
「お!来たなミナト」
そう言いながら岡島はミナトの元に歩み寄ってきた。それにつられ他の男子達もミナトの周りに集まってくる。
「本当に甚兵衛で来たんだね津芽君」
「ああ、じいちゃんがあんな祭り好きとは思わなかったよ…」
「なかなか似合ってるよ〜ミナトw」
「カルマ‼︎てめぇ笑いながら携帯構えて写真撮るな‼︎」
そう言ってミナトがカルマの携帯を取り上げようと飛びかかる様子を、女子達は遠目に見ていた。
「全く男子達は相変わらずバカばっかだね〜」
そんな事を言いながらも中村はニヤニヤ笑いつつ、速水に声をかけた。
「他の男子はみんな私服だけど、やっぱり甚兵衛着てる津芽かっこいいよね〜は・や・み・ん?♪」
「中村うるさい」
ニヤニヤ顏でそう言う中村を速水は睨み返していた。
「そっか〜甚兵衛着てる津芽はかっこよくないか〜」
「なっ!べ、別にかっこ悪いなんて言ってないでしょ⁉︎そ、そりゃ…まぁ…かっこいいと思う…けど…」
そう言って顔を赤く染める速水を女子達は微笑ましく見ていた。
それから殺せんせーも合流し、ミナト達は夏祭りが行われる会場へ向かった。
「それではここからは各自自由に見て回ってください。ですが、9時から始まる打ち上げ花火は皆さんで見たいので、始まる10分には神社の近くに集まっていてください」
そう言うと殺せんせーは生徒達の前からマッハで立ち去り、どこかへ行ってしまった。
「そんじゃ10分前には神社の近くに集合な」
磯貝の言葉と共に生徒達は、各自自分の好きなように見て回り始めた。
「ミナト!竹林!あっちの屋台見て回ろうぜ!」
「ああ、かまわないよ」
「でも岡島、屋台にエロ本が置いてあるとは思うなよー?」
「わ、わかってるよ‼︎」
そう言ってその場を立ち去る3人を速水は見ていた。
(できることなら一緒にみて回りたかったな…)
そんなことを考えていると肩をトントンと叩かれ、速水は後ろを振り返る。
するとそこには矢田、倉橋、片岡、中村の姿があった。
「ん?どうしたの?」
「協力するよ凛香ちゃん!」
「え?」
倉橋の応えに疑問を抱きつつも、速水はその言葉の意味を理解できずにいた。
この夏休みを利用し一つの作戦が実行されようとしていた。
凛香守り隊が実行する速水のための作戦…
『恋のキューピッド作戦』が今始まろうとしていた…
語尾に…がつくのが彩でそうじゃないほうが亜衣ですv(`ゝω・´)
この2人の新キャラ、今後この2人がどのように関わっていくのか楽しみにお待ちください!
またミナトと速水の仲もより深めていきたいと思います‼︎