津芽湊の暗殺教室 『更新停止中』   作:お薬二錠

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竹林の話もグダッてしまうかもしれない…

今回の竹林編でミナトと裕翔の関係を少しあらわにできればと思っていますv(`ゝω・´)


呪いの時間

教室に戻ったE組の生徒達は、竹林がA組に戻ったことに不満や驚きを隠せずにいた。

 

 

「竹林の奴、ここの事地獄とかほざきやがった‼︎」

 

「言わされたにしたってあれは無いよね」

 

 

木村と岡野が声をあげ言う中、片岡は自分の席に座りつつ冷めた表情で言った。

 

「竹林君の成績が急上昇したのはたしかだけど、それはE組で殺せんせーに教えられたからだと思う。それさえ忘れちゃったのなら…私は彼を軽蔑するな…」

 

それ見ていた前原は感情を抑えられなくなったのか、黒板を叩きながら不満を爆発させた。

 

「クソッ‼︎百億のチャンス捨ててまで抜けるとか信じらんねー‼︎あんな事まで言われて黙ってらんねーよ‼︎放課後一言言いに行くぞ‼︎」

 

渚や茅野、神崎がその光景を黙って見ていると1人の生徒が前原に歩み寄り言った。

 

 

「落ち着けよ前原、竹林だって自分の意志でA組に行ったんだ…不満に思う気持ちもわかるけどあいつにだって何か理由があったんだよ」

 

「理由ってなんだよ‼︎」

 

そう言って前原はミナト胸ぐらを掴んだ。

 

「………」

 

しかしミナトは前原の問いに応えずにいた。

 

「何で何も応えねぇんだよ‼︎」

 

 

 

 

 

 

「やめとけ前原」

 

強く言い放つ前原を止めたのは寺坂だった。

 

「寺坂…」

 

「こいつの言う通り竹林は自分の意志でA組に行ったんだ。ならもうほっとけばいいじゃねぇかよ」

 

 

教室内が緊迫した雰囲気に包まれる中、殺せんせーが教室に入ってきて言った。

 

「皆さん一度席についてください」

 

生徒達は殺せんせーの言葉に従い、それぞれ自分の席に着席した。

 

「竹林君のことにいろいろ思うところはあると思いますが、今はE組に新しく赴任した先生を紹介しなければなりません」

 

殺せんせーがそう言うと、先ほど式中に紹介されていた背の高い女性が入ってきた。

 

「すまないなこんな時に…手短に話す。私は泉真琴、E組担当の保健医だ。暗殺の任務を任された君達の健康面、精神面のサポートをするようにと上に言われここに来た」

 

真琴の言葉を聞き、木村は近くにいた烏間に問いかけた。

 

「暗殺の事を知ってるって事は…あの人も防衛省の人ですか?」

 

「木村君の言う通り、彼女も防衛省の人間だ」

 

烏間の言葉に驚きつつ生徒達は前に立つ真琴に目を向けた。

 

「全力で君達をサポートするつもりだ。これからよろしく頼む」

 

そう言うと真琴は烏間と共に教室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで皆さんどうするのですか?」

 

殺せんせーは生徒達に問いかけた。

生徒達も殺せんせーが竹林の事を言っている事に気付き、前原が応えた。

 

「もちろん竹林のとこに行く!聞きたい事が山ほどあんだ!」

 

前原の言葉に何人かの生徒が賛同する様子を、ミナトは遠くから眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本校舎から出てくる竹林を見つけると、前原が呼び止めた。

 

「おい竹林!」

 

 

「説明してもらおうか、何で一言の相談も無いんだ竹林?」

 

磯貝が問いかけるとそれに続き、奥田が前に出て問いかけた。

 

「何か事情があるんですよね?夏休み旅行でも竹林君がいてくれて助かったし‼︎普段もみんなと楽しく過ごしていたじゃないですか‼︎」

 

奥田が言い終えると、カルマが後ろから挑発気味に言った。

 

「賞金百億、殺りようによっちゃ上乗せされるらしいよ?分け前いらないんだ竹林、無欲だね〜」

 

すると今まで黙っていた竹林はメガネを上げつつ応えた。

 

「…せいぜい十億」

 

「?」

 

生徒達は竹林の言葉の意味を理解できず、疑問を抱いた。

 

「上手いこと集団で殺す手伝いができた時の僕の分け前だよ……僕の家はね代々病院を経営してるんだ。兄2人もそろって東大医学部…十億って金はうちの家族には働いて稼げる額なんだよ」

 

すると竹林は少し寂しそうな表情を見せ言い続けた。

 

「出来て当たり前の家なんだ…出来ない僕は家族として扱われない…僕が十億手にしたとしても認められることは無いだろう」

 

「だからA組に戻ったのか竹林?」

 

竹林の話を聞き誰もが静まり返る中、ミナトは問いかけた。

 

「そうだよミナト…昨日初めて親に成績の報告が出来たんだ。トップクラスの成績を取ってE組から抜けれる事を父に伝えた…そしたらこう言われたよ」

 

『頑張ったじゃないか、首の皮一枚つながったな』

 

「その一言をもらうためにどれだけ血を吐く思いで勉強したか‼︎」

 

その言葉に神崎とミナトは暗い表情を浮かべていた。

 

「僕にとっては地球の終わりより百億よりも、家族に認められる方が大事なんだ…裏切りも恩知らずもわかってる、君達の暗殺が上手くいく事をいのってるよ」

 

 

そう言って去ろうとする竹林を渚は呼び止めようとしたが、神崎に腕を掴まれ遮られた。

 

「…神崎さん」

 

「やめてあげて渚君…親の鎖ってすごく痛い場所に巻きついてきて離れないの…だから無理に引っ張るのはやめてあげて」

 

竹林が去ったあと生徒達が静まり返る中、ミナトが言った。

 

「竹林にとって親に認められる事は何よりも大事な事だった。お前達の気持ちも分かるよ……でも、竹林の親に認められたいって気持ち、俺も痛いほど分かるから」

 

 

 

E組の生徒達の何人かには呪いがかけられている。その呪いに未だ悩み続ける生徒もいる。

 

そんな呪いの解き方を学校の授業は教えてくれない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、それは普通の学校での話

彼らの暗殺教室にはそんな呪いの解き方を教えてくれる教師がいた。

 

 

 

「ヌルフフフ」

 

 

電柱の上から生徒達の様子を見ていた殺せんせーは笑みを浮かべると、どこかへと姿を消した。

 




さて竹林の話を進めつつ、新しく赴任した真琴をE組に馴染ませていかねば…

ちなみに真琴のモデルは私が好きなゲームのキャラです!

ジョー「あのゲーム、作者は何周しても飽きないからね〜」

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