通常通りでございます(´・ω・`)
それでも「仕方ねぇ読んでやるよ」という方、本当にありがとうございます!
「そ…そこまでー‼︎」
実況席に座る不破だけでなく、その光景を見ていた生徒達全員が驚愕した。
瞬時に渚の前に現れナイフを当てる。そして、そのまま流れるようにイリーナを仕留める真琴の動きにはまったく無駄がなかった。
生徒達がトラックのほうに目を向けると、駄々をこねるイリーナを真琴が慌てながら相手していた。
「何よイズミ‼︎あんな…急に来るなんてずるいじゃない‼︎」
「いや…大人は卑怯って君も言ったろ」
慌てながらイリーナの相手をする真琴を目に渚とミナトは言った。
「ビッチ先生たまにそういうところあるから…w」
「ったく、負けただけでギャーギャー喚くなよ…ほっとけば治るよ泉先生w」
「ほっといて治るわけないでしょ‼︎」
ミナトの言葉に反応したイリーナは目ン玉を飛び出させながらツッコミ、校舎へ向かって逃げる2人を追いかけた。
そんな様子を遠目に見ていた真琴は、ミナトに目を向けた。
(さっきのナイフを躱す動き……篠宮と戦った時よりも身体能力は向上している。また、咄嗟の適応力…やはり彼は…)
「ほらイズミ!次!2本目の勝負行くわよ‼︎」
真琴はイリーナの言葉に考えるのをやめ、分かった分かったと、笑顔で応えながら校舎へ向かって歩き出した。
イリーナを追いかけ再びE組のドアを開けると、イリーナが自信ありげに立っていた。
「さぁ、2本目の勝負はなんだイリーナ?」
真琴の問いにイリーナは不敵な笑みを浮かべ言った。
「2本目の勝負は………色気よ‼︎」
「え………」
イリーナの言葉を聞いた真琴の顔は、いつもの凛とした表情では無く、そんな表情もするのかと驚かされるぐらい、絶望的な顔をしていると教室内にいた生徒達は思った。
目の前で絶望的な表情を見せる真琴を前にイリーナは話始める。
「フフ、どうしたのイズミ?顔色が悪いけど…それじゃルール説明をさせて」
「不要だ」
真琴はイリーナがルール説明をする前に言い放ち、そのまま続けた。
「2本目の勝負……私は辞退する…」
「「「え‼︎‼︎」」」
真琴の突然の辞退の言葉にイリーナだけで無く、生徒達も驚いていた。
「どうして辞退するなんて言うんです泉先生⁉︎」
「泉先生だってビッチ先生に負けて無いって!」
奥田と原の言葉に真琴は恥ずかしそうに応えた。
「いや……私に色気なんて……無理だ……そもそも私は、女扱いなど求めていない…」
今までの凛とした姿とは打って変わって絶望的な表情や恥じらいを見れたことに生徒達が親近感を覚える中、岡島は興奮しながらミナトに言ってきた。
「なぁなぁミナト、いつもは凛とした人が頬を染める姿ってなんかいいよな‼︎」
「うーん、そうかな?」
「速水とかそうだろ?」
岡島の言葉にミナトはしばらく考えると、手の平をポンと叩き応えた。
「岡島、それ正解!」
「だろ〜♪」
そしてしばらくしてミナトと岡島は倒れ、その後頭部には銃弾の後があった……
安全のため訓練用の柔らかい素材のBB弾で撃たれていたが、岡島のほうはミナトと比べ銃弾の後が8発ほど多かった。
そんな倒れる2人の後ろでは、速水が顔を赤くしつつハンドガンを構えていた。
「いや〜、やっぱはやみんはツンデレだね〜」
速水はその言葉に反応し瞬時に中村を睨みつけるが、頭を撫でられますます顔を赤くしていた。
なんとかミナトは立ち上がると、イリーナと真琴の対決は最後の3本目を迎えていた。
「おー起きたかミナト」
「ああ、まだ後頭部に違和感を覚えるけど…」
杉野の言葉に応えると、速水が顔を赤くしつつ歩み寄ってきた。
「その…ミ、ミナトが悪いんだからね。皆の前であんな恥ずかしいこと言うから…」
「でも本心だよ?」
笑顔を向けるミナトの言葉に速水はボンッと顔を赤くし、……バカと恥ずかしそうに言った。
ちなみに岡島は未だに立ち上がらずにいた……
「それで3本目の勝負って何?」
「”信頼”だって」
ミナトの問いに応えると、速水は殺せんせーが決めたルールを伝えた。
《ルール説明》
・生徒達がイリーナと真琴、双方の良い所を言う
・それを聞いて殺せんせーがどちらがより生徒達に信頼されているか判定する
「それで今良い所をみんな言ってるの?」
「そうなんだけど……」
速水はそう言うと、近くにいた渚からメモ用紙を借りミナトに見せた
「こんな感じなの…」
《泉先生の良い所》
・頼り甲斐がある!
・凛々しい
・とても強い
・大人の雰囲気
《ビッチ先生の良い所》
・ビッチ
・からかうと面白い
・ツッコミが素晴らしい
・なんか頼りない
・少し子どもっぽい
・たまにまともなことを言う
・ハニートラップの達人
速水が見せてきた渚のメモにはそのように書いてあった。
「まだE組に来て日が浅い泉先生の良い所が少ないのは仕方ないけど、ビッチ先生の方は…これ良い所って言えるのか?」
「言えないよね…」
速水がそう言ってため息を吐くと、ミナトは笑顔で言った。
「これなら勝つのはビッチ先生だろうなw」
「え?」
「ちょっとあんた達!ちゃんと良い所言いなさいよ!」
生徒達が言った自分の良い所に不満を覚えイリーナは叫んでいた。
「えーでもビッチ先生の良い所ちゃんと言ってるよ〜?」
「そうそう、それにビッチ先生ってこういう人じゃん」
「ちょっと陽菜乃‼︎莉桜‼︎」
笑顔で言う倉橋と中村に対し、イリーナが目ン玉を飛び出さそながら言う隣で、真琴はクスクスと笑っていた。
「な、何がおかしいのよ?」
「いや、勝負の結果は明らかだと思ってな…そうだろ殺せんせー?」
真琴が殺せんせーに問いかけると、殺せんせーはヌルフフフと笑みを浮かべていた。
「どういうことよ?」
未だに真琴の言葉を理解できないイリーナは戸惑いを隠せずにいた。
「イリーナ先生、この対決はあなたの勝利です」
殺せんせーの言葉にイリーナだけで無く生徒達も驚く中、ミナトと真琴は笑みを浮かべていた。
「イリーナ先生が提案した3本目の勝負は”信頼”でしたね?」
「ええ、そうよ…でも結果はコレよ⁉︎」
そう言ってイリーナは自分の良い所が書かれたメモを差し出した。
「確かに本当に良い所なのかと思うものばかりだな」
「でしょ?なのに何で私の勝ちなのよ」
「「まるで友達のような、姉のような関係ですね(だな)」」
殺せんせーと真琴の揃った声に、イリーナは何かに気づくと後ろにいる生徒達の方へ振り返った。
「初めてあなたがこのE組に来た頃と比べて、生徒達との仲はより深まっていった。生徒達を下の名前で呼ぶこともあり本当にいい先生になったと思います」
「彼らが君のことを信頼しているからこそ、そんな良い所を言うことが出来るんだ」
殺せんせーと真琴の言葉を聞きながらも、イリーナは恥ずかしそうに俯いていた。
生徒達はそんな様子を笑顔で見ていた。
「今回の勝負…イリーナ先生の勝利です‼︎」
殺せんせーがそう宣言すると真琴はイリーナに歩み寄り言った。
「おめでとうイリーナ、これからは君と生徒達の関わりを見て私も信頼される教師を目指すよ。同じ女教師どうしよろしく頼む」
「イズミ……ううん、こちらこそよろしく頼むわマコト」
そう言うイリーナの表情は満面の笑みだった。
その後、罰ゲームに従い真琴が買ってきたケーキを皆で食べた。
イリーナはと言うと倉橋や中村、そして真琴の後押しもあり烏間にケーキを渡すことが出来たらしい。
ぐだぐだながらも2人の決着をつけました。
それと同時に真琴の任務も進めつつ…
今までのこの作品を読んで、ビッチ先生や真琴の良い所を見つけたら感想欄に書いていただけると幸いです
ビ「ちゃんと探しなさいよ⁉︎」
真「見つけてくれると助かるよ」