津芽湊の暗殺教室 『更新停止中』   作:お薬二錠

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この話を読んで思ったことは…
こんだけ広いフィールドで鬼ごっこやってみたいな〜です!

最近鬼ごっこをしていません、それよりも体力が落ちたので自分がどこまで動けるか考えるのが少し怖いですw

それではどーぞv(`ゝω・´)


鬼ごっこの時間 2時間目

烏間に逮捕されたミナト達は牢屋内で刑務作業というドリルを進めていた。

 

 

「くっそー…警官のカッコした途端に高圧的になりやがって…」

 

悔しそうに岡島が言うと、殺せんせーはドリルを片手に言い返した。

 

「黙らっしゃい囚人ども‼︎おとなしく刑務作業に没頭したまえ‼︎」

 

「図に乗るなよ殺せんせー…ほらドリル終わったよ」

 

 

「「「もう終わったのかよ⁉︎」」」

 

 

周りの生徒達が驚く中、ミナトは数学のドリルを殺せんせーに差し出した。

 

「ヌルフフフ、さすがミナト君ですね。次は英語のドリルにしましょうか?」

 

「ハハ、えんりょしまーすw」

 

そんなやりとりをしている間にも、律は逮捕された生徒達の名を告げる。

 

 

 

 

「竹林君、原さんアウト〜」

 

「クソッ‼︎…(どうする?このままじゃ30分もたずに泥棒全滅だ…)

 

 

牢屋内で携帯を片手に悩む岡島は最終手段に出た。

 

チョンチョンと殺せんせーの背中を叩き、ある物をス…っと差し出した。

 

「??」

 

「………」

 

岡島が差し出したのは巨乳グラビアアイドルの写真。殺せんせーはその写真を受け取ると行って良いとハンドサインで促した。

 

(今だ‼︎杉野 渚助けに来い‼︎)

 

 

 

結果 岡島の活躍?のおかげで牢屋内にいた泥棒は全員脱獄に成功した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしそんなダメ警官である殺せんせーに対し、烏間はしっかりと仕事をこなし次々と生徒達を逮捕していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

牢屋DEトーク

 

「しっかし速すぎるわ烏間先生」

 

「気づいたら後ろにいるとかホラーかよ…」

 

木村に続いて菅谷が言うとミナトが牢屋に入ってきた。

 

「おーおつかれミナト」

 

「…おつかれー」

 

杉野の言葉に対し少し疲れたようにミナトが答えると、渚はある疑問を抱き問いかけた。

 

「そう言えばミナト君は烏間先生に気づくの早いよね…どうして?」

 

渚の問いと共に皆の視線がミナトに集まった。

 

「うーん、なんて言うか音を聞いてるんだよ。烏間先生メッチャ速いじゃん、その分微かにだけど風を切るような音が聞こえるから…ってみんな何でそんな驚いてんの?」

 

 

「「「普通無理だろ‼︎」」」

 

 

不思議そうに問いかけるミナトに牢屋内にいた全員がつっこんだ。

 

 

 

 

それからしばらくして矢田が殺せんせーに声をかける。

 

「実はね殺せんせー…弟が重い病気で寝込んでるの。ケイドロやるってメールしたら『絶対に勝ってね‼︎』…ってさ。捕まったって知ったら…きっとあの子ショックで…」

 

そう言って矢田は涙を流す。

 

だがそれが嘘泣きだと言う事を生徒達は知っていた。

 

「行け」

 

「え?」

 

殺せんせーの言葉に矢田は驚き聞き返す。すると殺せんせーは矢田の話によりもらい泣きしていた。

 

「本官は泥棒なんて見なかった…行け」

 

殺せんせーがそう言うと生徒達は皆の脱獄していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい何してる?」

 

「暇だったので長野県まで行って信州そばを買ってきました。烏間先生も食べますか?」

 

「食うか‼︎」

 

烏間は牢屋スペースで1人、信州そばを食べるザル警官こと殺せんせーに怒鳴っていた。

 

「これじゃゲームとして成立しない、次逃したら俺は降りるぞ」

 

怒りながらそう言う烏間に対し、殺せんせーは笑顔で言った。

 

「ええ、もう絶対に逃がしません…ですが烏間先生、ここから先は泥棒の性能も上がっていますよ?」

 

 

「…何?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏山を駆け回る烏間は先ほどの殺せんせーの言葉を理解した。

 

(今まであった足跡や植物の乱れが無くなっている…なるほど生徒達が牢屋にいる間に逃走のコツを吹き込んだのか)

 

そんな事を思いつつ茂みを抜けると前原、木村、片岡、岡野の4人がかかってこいと言わんばかりに待ち構えていた。

 

(なるほど、機動力が特に優れた4人組だ…だが、彼の姿が無いのが気になる)

「左前方の崖は危ないから立ち入るな、そこ以外で勝負だ」

 

 

「「「「はい‼︎」」」」

 

 

その言葉と共に前原達はそれぞれ四方八方に逃げ始めた。

 

(おお良い逃げ足だ、一学期から積み上げた基礎が身についている…だがまだまだ本気の俺から逃げ切るには足りないようだな)

 

 

烏間はまず木村に目をつける。木村よりも少ない歩数で岩肌を駆け上り木の蔓を使い瞬時に真横まで追いついていた。

 

「うおっ‼︎」

 

「逮捕だ木村君」

 

そして木村を逮捕するとそのまま片岡、岡野、前原と順に逮捕していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(残り3分か…)

 

烏間が携帯で残り時間を確認していると、

 

「か…烏間先生…」

 

烏間に見つかってしまった速水はしまったといった表情をしていた。

 

「速水さんか、悪いが逮捕させてもらうぞ」

 

「宿題2倍はどうしても避けたいので‼︎」

 

そう言って走り出す速水に申し訳なさを感じつつも烏間は追いかけた。

 

しかし、速水の動きは烏間の予想を大きく上回っていた。木の枝や蔓を駆使し、烏間との距離を開ける。

 

 

(なるほど、奴のアドバイスを実行しているのか。縦移動や枝移動、ロングジャンプをしっかり駆使しているな…まったく本当に有能なソルジャーだ)

 

だが烏間もスピードを上げ速水との距離をあともう少しというところまで詰める。

 

だが次の瞬間、速水は飛び上がり木の枝を掴むとぐるんと半回転し、今までとは真逆の方向に走り出した。

 

さすがの烏間も突然の方向転換に対処出来ず、慌てて減速し速水を再び追い続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

速水はなんとか逃げながらも携帯を片手に残り時間の確認をしていた。

(はぁはぁ…残り2分…あっちは準備出来た頃かな?)

 

そんなことを思いながら速水は一件のメールを送った。

 

 

《そろそろフォローよろしく》

 

しばらくしてピロン♪と着信音と共に返信が来た。

 

《りょーかい♪》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

烏間は目の前で逃げる速水の姿を捉え、勝利を確信していた。いくら暗殺の訓練を受けているとはいえ相手は女子…速水の体力が限界に近づいているのは一目瞭然だった。

 

 

(ここまで逃げ切れるとはさすがだな…だか!)

 

烏間は地面を強く蹴り速水との距離を一気に詰めた。

 

(これで終わりだ!)

 

 

だが次の瞬間、速水は木の上を上っていった……否、引っ張られたという表現の方が正しいのかもしれない。

 

速水を引っ張り上げた人物は、サーカスの空中ブランコのように木の枝に足をかけ、速水の目の前に現れ腕を伸ばした。そして速水がその腕を掴むと勢いよく引き上げ抱きかかえる…そして驚愕の表情を見せる烏間に言った。

 

「速水の意外さに気を取られて俺の事忘れてました?」

 

「まさかここで現れるとはな…津芽君」

 

あまりの驚きに笑みをこぼす烏間を目に、ミナトは笑みを返すと速水を背負いそのまま逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分を背負いながら走るミナトに速水は言った。

 

「ごめんねミナト…もう少し私1人で逃げられればよかったんだけど…」

 

「謝ることじゃないよ凛香♪あれだけ逃げれば充分だよ…後は俺に任せて」

 

そう言ってミナトは後方に目を向ける…振り返ると烏間が猛スピードでこちらに近づいてきていた。

 

 

「凛香あと何秒?」

 

「あと…15秒!」

 

「りょーかい!飛ばすからちゃんと掴まってて!」

 

ミナトの言葉と共に速水はぎゅっと強く抱きしめた。

そしてミナトはスピードを上げ、烏間との距離をさらに引き離した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(速水さんを背負ってもなおあの機動力…まったく、本当に恐ろしい生徒だ)

 

「…俺も本気を出そう」

 

烏間は木の幹を次々と蹴りつけミナトとの距離を詰めていった。そして木の枝に掴まり、蔓を使いミナト達の目の前まで瞬時に移動し2人を逮捕した。

 

 

「津芽君、速水さんアウト〜♪」

 

 

 

 

 

「ずいぶん遠くまで逃げたな。大したものだが奴が動けばこのケイドロは君等の負けだな」

 

携帯で残り時間を確認する烏間にミナトと速水は顔を見合わせ言った。

 

「いーや烏間先生、この勝負俺等の勝ちですよ」

 

「烏間先生は殺せんせーと一緒に空を飛んだりしませんよね?」

 

「?当たり前だろそんなヒマがあれば刺してる」

 

「「ならここから1分でプールまでは戻れませんね」」

 

「‼︎しまった‼︎」

 

その時烏間は気付いた自分達が生徒達の作戦にまんまとはまり、出し抜かれたことを……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わってE組専用プール

 

 

プールの前には残りの生徒を捕まえようと殺せんせーの姿があったが、水中に身を潜めるカルマ、渚、杉野に手の出し用が無く、その場で立ち尽くしていた。

 

 

そして……

 

「タイムアップ‼︎全員逮捕ならず泥棒側の勝ちです‼︎」

 

携帯の画面に映る律が警官のコスプレをしつつそう告げると共に、生徒達は喜びの声を上げた。

 

 

「…なんかフシギ〜息が合わない2人なのに、教える時だけすっごい連携取れてるよね」

 

殺せんせーと烏間を交互に指差しながら言う倉橋に殺せんせーは答えた。

 

「当然です、我々は2人とも教師ですから…目の前に生徒がいたら伸ばしたくなるそれが教師みんなの本能です」

 

 

「でも収賄されたり、すぐに泥棒取り逃がす汚職警官の殺せんせーは泥棒の方が向いてるかもね〜w」

 

「にゅやッ‼︎なんてことを言うんですかミナト君‼︎」

 

 

 

その後生徒達は烏間が買ってきたケーキを皆で食べた。

そしてその時、プリンの時と同様ミナトと茅野がケーキをめぐり争ったとか……

 

 

 

 

「私のケーキ‼︎」

 

「だー‼︎わかったから…ギブギブー‼︎」




ミナトよりも速水が活躍した回でしたねw

さて次はいよいよイトナ編…
鬼ごっこに参加できなかった彼に登場してもらおうと考えでいます(*´w`*)

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