お盆が終わり仕事もひと段落ついたので、これから定期的に更新を続けられればと思います!
久しぶりすぎてぐだぐだになっていますが、どうぞお楽しみくださいv(`ゝω・´)
シロはこちらに向かってくるミナトをあざ笑いながら言った。
「そう言えば君は前回といい前々回といい散々邪魔をしてくれたね…その時のお礼をさせてもらおうか」
そう言ってシロがスッと手をあげると、白装束に身を包む4人の兵士が現れた。
「君のことを少し調べさせてもらったよ……完成形変体刀を作った刀鍛冶の末裔ということもね」
シロが笑いながらそう言うと兵士達はそれぞれ完成形変体刀の一つである絶刀・鉋、斬刀・鈍、王刀・鋸、微刀・釵のレプリカを出してきた。その光景を前にミナトは向かう足を止めた。
「100%までとは言わないが完成形変体刀のほとんどを再現することが出来た…君は彼等を一度に相手することが出来るのかな…………殺れ」
シロの言葉と共に兵士達はそれぞれミナトに刀を向け襲いかかってきた。
「ミナト君‼︎」
渚の声にミナトは振り向き笑顔で答えた。
「大丈夫だよ渚…他のみんなも俺のことより殺せんせーのこと心配して?」
「いくらミナト君でも1度に4人相手にするなんて無茶だよ!」
不破がそう言いきった時、王刀・鋸と微刀・釵を持った2人がミナトに向かって走り出していた。
「いくらお前が虚刀流だとしても俺逹2人を相手に出来まい‼︎」
「喰らえ‼︎人形殺法・微風刀風‼︎」
王刀・鋸をミナトの喉元もめがけ突き、微刀・釵を持つ男は日和号のレプリカと共に飛び上がりミナトめがけ襲いかかった。
「ミナト君‼︎」
「心配しすぎだ茅野」
「何で寺坂君はそんな冷静でいられるの⁉︎」
ミナトの身を案じ声を上げた茅野は、寺坂の言葉に怒りを覚えつつ問いかける。そんな茅野の問いにカルマが答えた。
「大丈夫だよ茅野ちゃん、何たってあいつは……」
「七花八裂・応用編」
「え?」
茅野がその言葉に反応し振り返ると、2人の兵士は地面に叩きつけられ気絶していた。
「お前みたいなへっぽこよりじいちゃんの方がよっぽど強い。それと、あんたが邪魔で日和号が本来の力を発揮出来てなかったよ?」
ミナトは気絶している2人にそう言うと、残った2人の兵士にかかってこいよと挑発混じりに手を招いた。
「ね?だから大丈夫って言ったでしょ。あいつはそう簡単に負けたりしないよ」
残った2人の兵士は顔を見合わせ互いに頷くと始めに、斬刀・鈍を持つ兵士がミナトの前に立ちはだかった。
「斬刀・鈍か〜そいつにはかなり苦戦したんだよね〜」
「それもすでに調査済みだ。そして、斬刀・鈍限定奥義『斬刀狩り』も発動している……ここで死ね」
兵士はそう言うとミナトに急接近しつつ、斬刀・鈍を鞘から引き抜いた。
「なっ‼︎」
だが次の瞬間斬刀・鈍はミナトに届くこと無く、両手で押さえられていた。
「これは虚刀流の技としては名前が無い、それほどに当たり前の技術なんだ」
ミナトがそう告げる間も兵士は斬刀・鈍をミナトの手から引き離そうとするが、しっかり押さえつけられていたために叶わなかった。
「つまりあんたの居合はそれほどに取るに足らないという事だ!」
ミナトはそう言うと斬刀・鈍のレプリカをへし折り、兵士の顔面めがけ膝蹴りを放った。
その様子を見ていたシロは内心驚いていた。
(まさか彼の実力がこれほどとはね…それとも裕翔が何らかの細工を…)
そんな事を考えながらもシロは最後の兵士に殺れと指示を出した。
「あんたで最後だな…」
「流石は虚刀流の剣士…と言ったところか。この絶刀・鉋、本来の物より頑丈さで劣ってはいるがそれは俺の技術で補える!」
そう言って兵士はミナトめがけ絶刀を斬りつける。ミナトはそれを左に避けると、兵士は瞬時に対応し絶刀でなぎ払ったがそれもミナトに躱された。だが、兵士はそれも想定内と言わんばかりに話し始めた。
「今までの戦闘で貴様も多少は疲れているだろう…元殺し屋であり剣士だった俺が最後の相手だった事が運の尽きだ……『報復絶刀‼︎』」
兵士は勢いよく絶刀を突きつけるがミナトは一の構え『鈴蘭』をとり、虚刀流・菊で絶刀を受け止めた。
「なにっ⁉︎」
「こっちは毎日あのタコ暗殺するために訓練やってんだ。そう簡単にバテてたまるかよ……後、あんたの話長い‼︎」
ミナトはそのまま絶刀をへし折ると、驚愕する兵士の顔面を殴り地に沈ませた。
「ふー…もう少し骨のあるやつ用意しなよ。俺を止めるんならさ」
ミナトがシロに向け挑発混じりにそう言うと、シーツの中から閃光と共に衝撃が起こりシーツはバラバラに、そしてイトナは衝撃で宙へと舞い上がっていた。
そして殺せんせーは触手でイトナを受け止めるとシロへ告げた。
「そう言う事です。シロさん…この手の奇襲はもう私には通じませんよ。彼をE組に預けて大人しく去りなさい…あと、私が下着ドロじゃ無いという正しい情報を広めてください」
「私の胸も正しくはび、Bだから‼︎」
「お、落ち着こう?茅野」
渚が茅野をなだめる中、ミナトはシロに言った。
「お前と親父がどういう関係なのか知りたいけど、今はとにかく一発お前を殴らせろ」
ミナトは拳を突き出しつつそう言うが何も答えないシロに、そしてシロの異様な雰囲気を感じ取りバッと振り返った。
「い…痛い、頭が…脳みそが裂ける…‼︎」
振り返るとイトナがもがき苦しみながら頭を抑えていた。
「度重なる敗北のショックで触手が精神を蝕み始めたか…イトナ、どうやらここいらが君の限界のようだね」
シロの言葉に皆が疑問を抱く中、ミナトは声を荒げシロに言った。
「お前保護者だろ!そう簡単に見捨てるんじゃねぇよ‼︎」
「裕翔に見捨てられた自分と重ねたのかい?ミナト君」
「っ‼︎」
ミナトは怒りを露わにしながらも、何も言えずにいた。
「イトナ、君の触手を一ヶ月健全に維持するのに火力発電所3基分のエネルギーが要る。だがこれだけ結果が出せなくては組織も金を出せない。君に情が無いわけじゃないが、次の素体を運用するためにも見切りをつけないとね……さよならだイトナ、あとは1人でやりなさい」
もがき苦しむイトナを気にもせず振り返り、
その場を去ろうとするシロを殺せんせーが呼び止めた。
「待ちなさい‼︎どこまであなたは無責任なんです‼︎」
「お前に言われたくないねモンスター。なんでもかんでも壊す事しか出来ないくせに…私はお前を許さない…どんな犠牲を払ってもいい、お前が死ぬ結果だけが私の望みさ」
シロはそう言うとミナトに対して告げた。
「イトナは君と同じ……失敗作だったようだ。保護者に見捨てられるのも仕方ないと思わないかい?」
「シロ、てめぇ…いい加減に…」
パリッ…
その音は以前よりも大きくなっていた。ミナトは頭に痛みを覚え、片手で抑えながらもシロを睨みつけていた。
「ふふ、目障りではあるが君は面白い素体だな」
シロはそう言うと塀へ飛び上がって言った。
「そうそうモンスター。一つ忠告をしておこう、大事な生徒達から目を離さないほうがいい」
その言葉と共にイトナは荒く息を上げなから、悲鳴をあげミナトめがけ突っ込んできた。
「くそっ…」
「危ないっ‼︎ミナト君‼︎」
しかし殺せんせーのおかげで何とか助かったが、気付いた時にはイトナの姿も、そしてシロの姿も闇へと消えていた…
久しぶりの更新ですね(´・ω・`)
夏休みの観光業はとんでもない事を思い知らされましたw
また来年あんな辛い事を経験するのかと思うと胃が痛いです…
これから出来るだけ定期的に更新を続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。