湊「どうした作者?」
いやー今回はかなり原作通りになってしまったと思って…
鮫「作者のオリジナル分かりにくいし、原作通りの方がいいんじゃね?w」
都「決まってぐだぐだになりますからね」
俺の味方はいないのか…(´・ω・`)
親父の言葉はまやかしだった…
勉強を重ねた腕利きの職人、研究を重ねた製造機器はそれを上回る圧倒的な力の前になんの抵抗もできず潰された………
現在イトナは、寺坂、村松、吉田、狭間の4人と共に対先生ネットをリメイクしたバンダナをつけつつ、ふらつきながらも何とか歩いていた。
「発作が出て暴走しないといいけど…」
「あんなバンダナじゃどうにも出来ねーよ」
磯貝と前原がそう言うと、同じようにイトナを遠目に見ていた生徒達は不安な表情を浮かべていた。
「ところで鮫島は?」
菅谷の問いにミナトが答えた。
「鮫島なら病院に行ったよ。さっきの兵士を防衛省が病院に送るついでに、自分も母親の元に戻るって言ってた」
ミナトの答えに生徒達が納得していると、寺坂達の方から騒がしい声が聞こえてきた。
「何も考えてねーのかよ‼︎」
「ホンッット無計画だなテメーは‼︎」
「うるせー‼︎4人もいりゃ何か考えがあんだろーが‼︎」
どうやら言い出しっぺの寺坂が何も考えていなかったらしい。
そんな光景に離れて様子を見ていたE組生徒達が絶叫しながらツッコミそうになるのを抑える中、ミナトとカルマは予想通りと言わんばかりに笑みを浮かべていた。
その後寺坂達は、狭間の提案により村松の家でラーメンを食べさせることにした。
たどり着いた場所は松来軒というラーメン屋だった。どうやらここが村松の家らしい。
イトナは村松が差し出したラーメンを食べ始める。
「どーよ、マズいだろうちのラーメン。親父に何度言ってもレシピ改良しやしねぇんだw」
「…マズイ、おまけに古いラーメンだ。手抜きの鳥ガラを化学調味料で誤魔化し、トッピングの中心には自慢気に置かれたナルト…四世代前の昭和のラーメンだな」
(こいつ意外に知ってやがる‼︎)
(こんな店チェーン店でも近くに出来たらすぐ潰れる…うちの親は勉強しても無惨に負けた)
村松のラーメンを食べながらも、心ここに在らずといった表情を見せるイトナを寺坂は隣で黙って見ていた。
「じゃ次はうち来いよ。こんな化石ラーメンとは比較になんねー現代の技術見せてやッから」
「吉田てめぇ‼︎」
吉田がイトナの肩を叩きつつ言うと、村松は中指を立てながら声を荒げ反論した。そして次は、吉田の家に向かうことになった。
着いた場所は吉田モーターズと言う名のバイク屋だった。
吉田はイトナを後ろに乗せ敷地内をバイクで走っていた。
「どーよイトナ⁉︎スピードで嫌なことなんざ吹き飛ばせ‼︎」
「…悪くないな」
「おっしゃ!そんじゃもっと上げてやらァ‼︎必殺高速ブレーキターンだ‼︎」
吉田はそう言うと勢いよくハンドルを切った。
そしてその反動でイトナはバイクから放り出され、茂みに突き刺さっていた。
「バカ早く助け出せ‼︎このショックで暴走したらどーすんだ‼︎」
「いやいやこの程度じゃ平気だって」
寺坂と吉田がイトナを慌てて引っ張り出し、村松が意識をはっきりさせるために水をかけたりしているのをE組生徒達は呆れつつ眺めていた。
「………あんなんで大丈夫なのかね」
「ただ遊んでるだけにしか見えない…」
中村と矢田が呟くと、カルマは続けていった。
「ま、あいつら基本バカだから仕方ないよ」
「あ、でも狭間さんなら頭も良いから何か良い方法を考えてくれるかも…」
カルマに続き奥田が言うと、ミナトは苦笑を浮かべつつ言った。
「いやー、それは無いんじゃない?」
ドサドサッ
意識をハッキリさせたイトナの隣に、狭間は自分が持ってきた本を置いた。
「復讐したいでしょ?シロの奴に……これ読んで暗い感情増幅しなさい。でも、最後の方は復讐やめるから読まなくて良いわ」
「「「難しいわ‼︎」」」
「だいだい狭間テメーはよー、小難しい上に暗いんだよ‼︎」
「何よ心の闇は大事にしなきゃ」
目ん玉を飛び出しつつ声を荒げる寺坂に対し、狭間は暗い笑みを浮かべ答えていた。
「もーちょっとねーのかよ⁉︎簡単にアガるやつ‼︎だってこいつ頭悪そう…」
寺坂はそこまで言うとイトナの異変に気付いた。イトナは小刻みに震え始め、先ほどよりも汗をかいていた。
「おいこれってまさか……」
「村松の言う通りだよ…触手の発作、また暴れだすよこの子」
イトナの頭に付けられたバンダナはバリバリに裂かれ、黒い触手が姿を現していた。
「俺は適当にやってるお前らと違う…今すぐあいつを殺して…勝利を」
今にも襲い掛かってきそうなイトナを前に村松、吉田、狭間の3人はその場から離れるが、寺坂は逃げることなくイトナの前に立ち続けていた。
「俺も同じこと考えてたよ、あんなタコ今日にでも殺してーってな……でも今すぐ奴を殺すなんて無理な話だ。無理なビジョンなんざ捨てちまえ、楽になるぜ?」
「うるさい‼︎」
その言葉と共に放たれた触手を寺坂は肘と足で受け止めていた。
「2回目だし弱ってるから捕まえやすいわ…吐きそーなぐらいクソ痛てーけどな」
「っ‼︎なんだと…」
「吐きそーといや村松ん家のラーメン思い出した」
「あん⁉︎」
「あいつなあのタコから経営の勉強奨められてんだ…いつか店を継ぐ時があったら、新しい味で経営手腕で繁盛させてやれってよ……吉田も同じこと言われてたな…いつか役に立つかもしれないって…」
それに…と言って寺坂はフェンスの向こうにいるミナトに目を移しつつ言った。
「さっき戦ってたミナトは母親と妹を殺されてる……鮫島だって、母親が入院していて父親から虐待を受けていたって聞いたぜ…それでもあいつらは……そんな辛い経験をしながらも毎日バカやってる…へへっ2人とも喧嘩バカだからな」
痛みをこらえ笑みを浮かべて言うと、寺坂はイトナに視線を戻し言い続けた。
「なぁイトナ、一度や二度負けたぐらいでグレてんじゃねぇよ…いつか勝てりゃあそれでいーじゃねーかよ」
寺坂が小突きつつ言うとイトナは顔を伏せながら答えた。
「いつかだと…そんなの耐えられない…次の勝利のビジョンが出来るまで…俺は何をして過ごせばいい…」
「はァ?今日みてーにバカやって過ごすんだよ、そのためにE組(俺等)がいるんだろーが」
そんな寺坂の言葉にイトナは目の色を変えた。
「あのバカさぁ、あーいう適当なこと平気で言うよね」
イトナの変化に気付いたカルマが言うと、ミナトも続けて言った。
「ほんと…恥かしいと思わねーのかねーwでも、ああいうバカの一言はこういう時に力抜いてくれんだよな」
イトナの目から執着の色が消えたの確認した殺せんせーは、イトナと寺坂の元へ歩み寄った。
「イトナ君、今なら君を苦しめる触手細胞を取り払えます。大きな力のひとつを失う代わり…多くの仲間を君は得ます。殺しに来てくれますね?明日から」
「…勝手にしろ」
そう答えるイトナは触手をダランと地面に下ろし、先ほどまでの表情とは打って変わって爽やかな顔つきを見せていた。
「この触手も兄弟設定も、もう飽きた」
翌日…
いつもと変わりないE組の校舎、しかし今日はそんな校舎にも一つの変化があった。
「お!来たかー。もう壁壊して入ってくんのは無しな」
「おはよー似合ってるねそのバンダナ」
「おは〜」
生徒達との挨拶を交わしつつ教室に入る生徒、殺せんせーは彼の存在に気づくと前まで歩み寄り言った。
「おはようございます。気分はどうですか?イトナ君」
「最悪だ、力を失ったんだからな……でも弱くなった気はしない、最後は殺すぞ……殺せんせー」
こうして”問題児”堀部イトナはE組の生徒として、ようやくクラスに加入した。
ちなみに……
「おい村松、金が無い吐くのガマンするからラーメン食わせろ」
「あァ⁉︎」
イトナは寺坂グループの一員となった。
そういえば明日はドラクエ83DSバージョンの発売です♪
私はすでに予約をしているので、仕事が終わったら速攻でセブンに向かいドラクエの世界を楽しみたいと思いますw
もちろん、小説の方も書き進めつつですよ( ゚ω゚;)
感想お待ちしています(*´w`*)