津芽湊の暗殺教室 『更新停止中』   作:お薬二錠

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絆の時間

2人目の転校生暗殺者の堀部イトナは、殺せんせーと同じ触手を使う暗殺者だった。

誰もが彼の触手に驚きを隠せずにいる中、カルマの疑問が解決した。

(…そういう事ね。雨の中手ぶらでも濡れないわ、全部触手で弾けんだもん。)

 

「………………………………こだ」

「どこでそれを手に入れたッ‼︎その触手を‼︎」

そう言う殺せんせーの顔は真っ黒、ド怒りだった。

 

「君にいう義理は無いね殺せんせー。これで彼が君の兄弟ということはわかってもらえたかな?しかし怖い顔をするねぇ、何か…嫌なことでも思い出したかい?」

「…どうやらあなたにも話を聞かなきゃいけないようだ。」

そう言って殺せんせーは、切り落とされた触手を再生した。

「聞けないよ、死ぬからね。」

そう言いながら、シロは袖口から何らかの光を放った。

その光を浴び、殺せんせーの体は硬直していた。

「全部しっているんだよ君の弱点は。」

「死ね、兄さん。」

硬直した体に、イトナの触手の攻撃が繰り出されるが、殺せんせーは隠し技の脱皮を使いなんとかかわしていた。

 

 

「脱皮か…そういえばそんなてもあったっけか。…少し教えてあげよう殺せんせー。脱皮、そして再生は見た目よりもエネルギーを消耗する。よって自慢のスピードも低下するのさ。また触手の扱いは精神状態に大きく左右される。…さらには献身的な保護者のサポ……⁉︎」

 

「ダメだよシロさん、殺せんせーは俺らのターゲットなんだから。」

 

そう言いながらミナトは、コンパスの針を機械のレンズに突き刺していた。

「これで変な光はもう使えないね。」

シロは笑いながら言うミナトをしばらく睨みつけていた。

「………目障りだな……まぁいい、今の状況ならイトナの方が有利だ。」

「そうかな?もっと戦況見たほうがいいんじゃない?」

カルマに言われシロがリングを見ると、なぜかイトナの触手が破壊されていた。

(床に…対先生ナイフ⁉︎)

「おやおや落し物を踏んでしまったようですねぇ。」

殺せんせーは超スピードで渚の持っていた対先生ナイフを取り、床に落としていた。

「触手を使うというとは弱点も先生と同じです。でもね、先生の方がちょっとだけ老獪です。」

そう言うと、イトナを抜け殻で包み、窓から外へ投げ捨てた。

「これで先生の勝ちですねぇ。ルールに照らせば君は死刑、もう二度と先生を殺れませんねぇ。」

先生はヌルフフフと、シマシマ模様の表情で笑っていた。

「この教室で先生の経験を盗まなければ…君は私に勝てませんよ。」

 

 

「勝てない…俺が弱い…?」

(まずいな…イトナは大の勉強嫌いだ。勉強嫌いの子供に対して説教すれば、校内暴力が吹き荒れるぞ。)

 

シロの予想通り、勉強嫌いのイトナは黒い触手を振り回し、大激怒だった。

「俺は強い この触手で誰よりも強くなった 誰よりも 誰よりも‼︎ガァッ‼︎」

殺せんせーめがけてイトナは飛びかかるが、シロが隠していた麻酔銃に打たれ動かなくなった。

 

「すいませんね殺せんせー。転校初日で何ですが…しばらく休学させてもらいます。」そう言うとシロはイトナを担ぎE組を立ち去ろうとした。

 

「待ちなさい!一度E組に入ったからには卒業するまで私が面倒を見ます。

それにシロさん、あなたにも聞きたいことが山ほどある。」

そう言うと殺せんせーは触手でシロの肩を掴み、引き留めようとするが触手が弾け飛んだ。

「対先生繊維…君は触手一本触れられない。心配せずともまた復学させるよ…責任もって私が…家庭教師を務めた上でね。」

立ち去ろうとするシロの前にミナトは立ちはだかった。

 

「その機械に刺さってるコンパス俺の何だよねー。返してくれない?」

 

ミナトの言葉にシロは溜息を吐いた。

「君は本当に彼に似ている。…私の目的はあいつを殺すことだ。だが君も邪魔するつもりなら…………容赦はしない。」

ミナトはシロが最後の言葉に殺意を込めたことを分かっていた。

それから雨の中シロとイトナの姿は見えなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、E組の生徒達は殺せんせーに様々な疑問を問いかけ、わかったことがある。

 

と言ってもみんなの予想通り殺せんせーは人工的に造られた生物だということ。

 

それから渚が疑問を問いかけた。

 

「殺せんせーはどういう理由で生まれてきて…何を思ってE組に来たの?」

 

「…………残念ですが、今それを話しても先生が地球を爆破すれば全て無意味です。知りたいなら行動はひとつ、殺してみなさい。暗殺者と暗殺対象、それが先生と君たちを結びつけた絆のはずです。」

そう言うと殺せんせーは教室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

僕らは殺し屋

銃とナイフで答えを探し、標的は先生、自分の命で僕等に問う

 

 

 

 

 

 

 

「烏間先生!」

「…君たちかどうした大人数で。」

E組の生徒達は、学級委員の磯貝と片岡を先頭に、烏間の元へ向かった。

「あの…もっと教えてくれませんか?暗殺の技術を。」

「…?今以上にか?」

烏間には何故磯貝がそんなことを言うのか疑問だった。

「今までさ結局誰が殺るんだろってどっか他人事だったけど。」

「ああ、今回のイトナ見てて思ったんだ。誰でもない、俺等の手で殺りたいって。」

「それに部外者に横取りされたら、訓練の苦労もなんだったんだってなるし。」

矢田、前原に続いてミナトも言った。

「俺たちの担任を殺して自分達の手で答えを見つけたい!」

烏間は彼らの目を見て、意識がひとつ変わったと思った。

「…わかった。では、希望者は放課後に追加で訓練を行う。より厳しくなるぞ?」

「「「はい‼︎」」」

 

 

 

椚ヶ丘中学校3年E組は暗殺教室

雨も止んで 始業のベルは明日も鳴る

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃シロは………

「イトナもまだ成長期、焦ることはない。しかもあのクラス…フフ面白い。降ったりやんだり、今日の空模様のような教室だ。ただあいつだけは………」

その時、携帯の着信音が鳴る。

「なぜ君がこの番号を?」

「本命、暗殺失敗したんだってね。」

「……何の用だ?それにまだ一回目だ、焦ることはない。……それに、思わぬ妨害も入ってね。」

「妨害?ふーん、ただの中学生にやられたのか、それは笑い話だな。」

「……………………お前の息子だよ。津芽裕翔」

シロの言葉を聞き、電話越しに津賀裕翔は笑っていた。

(あの失敗作が本命の妨害を……

いい迷惑だな…だが、あいつも失敗作なりに成長しているということか。)

「ある意味ではうちのミナトよりも怪物と言えるだろうね。」

「所詮あいつは失敗作だ。イトナ君に勝てるほどの力などない。それじゃ、失礼するよ。」

 

 

 

裕翔は電話を切り、失敗作である自分の息子のことを思い出していた。

(失敗作のあいつがあの異例のクラスでどう進化するか、観察するのも面白いか…)

「だが所詮失敗作。出来損ないに興味はない…」

 

 

 

 

 

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