津芽湊の暗殺教室 『更新停止中』   作:お薬二錠

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多分今回でプロフィール、茶番を合わせて50話目です!
ここまで書き続けてこれたのも、読者の皆様、感想や評価をくれた皆様のおかげです!

本当にありがとうございます!




5教科の時間

A組のエースとマイペースな刃がそれぞれ、テストに向けて行動している頃E組では…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぁ〜あ」

E組のエースはあくびをしていた…

 

「こらカルマ君、真面目に勉強やりなさい‼︎君なら充分総合トップ狙えるでしょう‼︎」

 

殺せんせーに怒られカルマはダルそうに応えた。

 

「言われなくてもちゃんと取れるよ…けど殺せんせー、あんた最近フツーの先生みたいにつまらないね。

それよりどーすんの?A組が出した条件なんかたくらんでる気がするけど。」

 

 

そんなカルマの問いに岡島と倉橋が応える。

 

「心配ねーよカルマ、俺逹がこれ以上失うモンなんてありゃしない。」

 

「勝ったら何でもひとつかぁ、学食の使用権とか欲しいな〜。」

 

「ヌルフフフ、それについては先生に考えがあります。」

 

そう言うと殺せんせーは生徒達の前に学校のパンフを差し出し、あるページを指し示した。

 

「これをよこせと命令するのはどうでしょう?君達は一度それぞれどん底を経験した…だからこそバチバチのトップ争いを経験して欲しい。

先生の触手、そしてコレ、ご褒美は充分揃いました。暗殺者なら狙ってトップを獲るのです‼︎」

 

 

 

 

「ところで殺せんせー、俺の他に指導しなきゃいけない生徒いるんじゃない?」

 

カルマの発言に殺せんせーは生徒達を見渡す。

 

「カルマ君以外みんな真面目にテスト勉強してますよ?」

 

「本当にそうかなー?」

 

カルマの言う生徒が誰か分からず殺せんせーは再び見渡す、と同時に耳をすませた。

 

「♩〜♩〜♫〜♫〜」

「にゅやっ‼︎」

 

聴こえてきたのは音楽だった、それもかなりの大音量で…殺せんせーはある生徒の元まで行くと声をかけた。

 

「津芽君!テスト勉強するのはいいことですが!音が大きいですよ!」

 

「…………」

返事はなくただペンを走らせている。

 

「津芽君!」

「………」

「津芽君…」

「………」

 

とうとう殺せんせーは拗ねてしまった。

 

「殺せんせーある意味殺されたね。」

「うん、なんていうか存在を殺されたみたいな…」

 

 

渚と茅野が話していると、ミナトは腕を伸ばしイヤホンを外した。

 

「たっはー!集中したー。あれ殺せんせーどうしたの?」

 

「あ、津芽君…テスト勉強もいいですが…先生の存在に気づいてください…」

 

「津芽君って本当いろんな方法で殺せんせーのこと殺してるからすごいよ。」

渚がそう言うとクラスの中が笑い声で溢れかえった。

 

殺せんせーはそんな中ミナトのノートに目をやる。

(この短時間でこれだけの量を…それにちゃんと大事なところを的確についている。ヌルフフフ、彼も着実に刃を磨いていますね…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしていよいよ試験当日‼︎

 

「一時限目から英語か〜」

自分の最も苦手な教科にミナトは足取りが重かった。

 

「おはよ津芽」

そう言って速水はミナトの肩をポンと叩いた。

「おっはよー、いよいよだね〜」

いつものようにヘラヘラ笑っている津芽だが、その言葉はやる気に満ちていると速水は思った。

 

そうしてるうちに教室にたどり着き、中に入ろうとするが…

 

「あれ誰?」

 

「さ、さぁ…」

 

「律役だ。」

ミナトと速水が振り向くとそこには烏間先生の姿があった。

 

「さすがに人工知能の参加は理事長に許されなくてな…代わりに律が勉強を教えた替え玉でなんとか決着した。交渉の時『あー大変だなコイツも』…という哀れみの目を向けられた俺の気持ちが、君らに分かるか?」

 

「「頭が下がります!」」

 

「律と合わせて俺からも伝えておこう、頑張れよ」

 

「「はい!」」

 

そう言ってミナトと速水は教室に入っていく。

「頑張ってね津芽。」

 

「おう!速水も頑張ってな。」

 

 

 

 

本来1人で受けるはずの試験…でも今はいろんな人が同じ舞台にいるのを感じる。

会場となっている教室が、まるで闘技場のように思えた。

 

闘いのゴングが鳴り響き闘技者達は自分にとっての勝利を求め、戦い始める!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー英語ー

中高一貫の進学校では中三から高校の範囲を習い始めることがある。

特にペースが速いのは、英・数・理!

英語が苦手なミナトにとっては苦しい状況だった。

 

(えーとこれどっかで見たよーな…確か殺せんせーが勧めてきたサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』だったけ?)

 

ミナトは曖昧な記憶を頼りにペンを走らせていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー理科ー

「そぉーらっ!理科は暗記だ!記憶野の閃光で敵の鎧を剥いでいくぞ!」

 

だが、小山の閃光は一番堅い頭の装甲を剥がしきれていなかった。

(おかしいなちゃんと暗記したはず…)

 

「そんなんじゃいくらたってもそいつ倒せないよ?」

 

声の主はそう言うと小山の横を走り抜き、理科の頭めがけて拳で殴りかかった。

 

「な、なんだと⁉︎」

 

「どんな相手でも強烈な一撃を叩き込めるようにしないとなw」

 

鮫島は理科の問スターが崩れるのを見届け、小山に言い放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー社会ー

 

「しくじった…‼︎今年のアフリカ開発会議はチェックしてたが、首相の会談の回数なんてわかるかよ‼︎」

 

「フー危ない、一応覚えておいて正解だった。」

 

「磯貝、お前と社会の勉強しといてよかったぜ!」

 

そう言う磯貝とミナトは剣を肩に掛け、社会の問スターを倒していた。

 

「磯貝、津芽…この俺を出し抜いたぐらいで調子に乗るなよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー国語ー

 

「春過ぎて 夏きるたらし白妙の 衣ほすちょう 天の香具山」

 

「ハハッ、顔だけでなく言葉もなかなか美しい‼︎」

 

「美しさだけじゃ倒せないときもあるよ?」

 

鮫島は神崎と榊原にそう言うと、甲冑を着た問スターに怒濤のラッシュを叩き込む。

 

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラー‼︎」

 

殴りきると甲冑の問スターはバラバラに崩れ落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー数学ー

 

「…あーあ、皆目の色変えちゃってまぁ…」

 

テストと戦う生徒達を目にし、カルマは余裕の笑みを浮かべていた。

 

(勝つってのはそう言うんじゃないんだよね。通常運転でサラッと勝ってこその完全勝利…正しい勝ち方皆に教えてやるよ)

 

 

 

 

暗殺も賭けも全ての結果は◯の数で決まる‼︎

 

テストが終わり3日後‼︎

殺せんせーは教壇に立ち、生徒達に言った。

 

「さて皆さん、全教科の採点が届きました…これから結果を発表します‼︎」




今回は神崎のセリフがなかなか聞き取れず書くのに苦戦しました。声ではちょうと言っていますが、漫画の方ではてふと書かれてましたね。

感想、ご指摘、また評価などもいただけると大変嬉しいです!(*´w`*)
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