津芽湊の暗殺教室 『更新停止中』   作:お薬二錠

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とりあえずメインオリキャラは全員集合です!
そして今回もグダグダです…


挫折の時間

椚ヶ丘中学では学年内順位も答案と一緒に届けられる。テストの行方は一目瞭然だ。

 

 

 

「では発表します。まずは英語から…E組の1位…そして学年1位‼︎中村莉桜‼︎」

 

「どやぁ〜」

 

中村は下敷きで扇ぎながら言った。

 

「完璧です、君のやる気はムラっ気があるので心配でしたが…」

 

そう言う殺せんせーから答案を受け取りつつ中村は応える。

 

「なんせ賞金百億かかってっから、触手1本忘れないでよ殺せんせー?」

 

触手1本、そしてA組との賭けはE組の1勝でスタートした。

 

 

 

 

「続いて国語…E組1位は…神崎有希子‼︎…がしかし、学年1位はA組浅野学秀‼︎そして鮫島海莉の2人です‼︎」

 

「やっぱ強いな浅野…」

 

「ああ、英語だって中村と1点差の2位だぜ…」

 

前原、三村が呟くと磯貝も続けて言った。

 

「それに鮫島には驚いた…まさか国語満点とはな…」

 

「彼は問題児と言われていますが、それでも生徒会の席に座り続ける実力がある。先生も彼の実力がここまでとは思っていませんでした…」

 

これで1勝1敗…

E組の生徒達は改めてA組の、いや浅野の強さと鮫島の隠されていた実力を知った。

 

 

 

 

「…では続けて返します。社会‼︎E組1位は磯貝悠馬‼︎そして…おめでとう学年でも1位です‼︎」

 

「よっし‼︎」

 

磯貝は席を立ちガッツポーズをした。

 

これで2勝1敗 残る教科は理科と数学だ。

 

 

 

 

 

「理科のE組1位…奥田愛美‼︎ですが学年1位は津芽都‼︎」

 

E組の生徒達は聞いた事の無い名前に疑問を抱いていた。

 

「津芽…都ってそんな生徒うちにいたっけ?」

 

「それに津芽って…」

 

岡野と片岡がそう言ってる間、ミナトは戸惑いを隠せなかった。

 

(都って…なんであいつがこの学校に…いや、今はそんな事考えてる場合じゃ無い。)

 

「皆さん、考えるのはいいですが発表を続けます。」

 

その言葉に生徒達の顔つきはどこか自信が無いように見えた。

最後の教科数学、E組トップのカルマがテストが終わると同時に姿を消し、ダメだった事を知っているからだ。

 

2勝2敗、次の教科で勝者と敗者 全てが決まる。

 

 

 

 

「最後に数学…E組1位は津芽湊‼︎そして……おめでとう‼︎浅野君を抑え学年1位です‼︎満点です‼︎」

 

殺せんせーの言葉に生徒達は一斉にミナトの方を見る。

ミナトはしばらく呆気にとられていたが、しばらくして学年1位を取った事を自覚する。

 

「殺せんせー、それマジ?」

 

「はい、マジです。」

 

「よっしゃー‼︎」

 

ミナトの言葉と同時に生徒達は歓喜の声をあげた。

 

 

「って事は賭けの賞品のあれもイタダキだな。」

 

「楽しみ〜」

 

3勝2敗でE組はA組との5教科対決に勝利した。だが、賭けに勝ったことを喜ぶE組の生徒達の中にカルマの姿は無かった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カルマは校庭のはずれにある木に寄りかかっていた。

カルマは総合469点 学年13位と書かれた順位表を握りつぶし、苛立ちを隠せ無い様子だった。

 

「さすがにA組は強い、5教科総合は津芽君以外6位までがA組の生徒で独占されていました…でもそれは当然の結果です。皆それぞれ努力した、怠け者がついていけるわけがない。」

 

 

「…何が言いたいの?」

 

「恥ずかしいですねぇ〜 余裕で勝つ俺カッコいいとか思ってたでしょ?」

 

殺せんせーの言葉にカルマは顔を赤くした。

 

「先生の触手を破壊する権利を得たのは中村さん、磯貝君、津芽君の3名。君は今回何の戦力にもなれなかった…殺るべき時に殺るべき事を殺れない者はE組での存在感を無くして行く…君は錆びた刃を自慢気に掲げたただのガキです。」

 

「………チッ」

カルマは触手を払い、教室へ向かっていった。

 

 

「おい、いいのかあそこまで言って」

 

様子を見ていた烏間先生は殺せんせーに問いかけた。

 

「ご心配なく立ち直りが早い方向に挫折させました。彼は多くの才能に恵まれている。だが本当の勝負を知らずに育つ危険がある…大きな才能は…負ける悔しさを早めに知れば大きく伸びるのです。」

 

殺せんせーの言葉に烏間はそうかと少し微笑み応えるが、すぐ真剣な顔付きになり言った。

 

「先ほど上から連絡があってな…暗殺者を1人この学校に送り込んだそうだ…ただ少し厄介なことがあってな…」

 

「わかっています…彼も動揺を隠しきれていませんでした…彼にとっては思い出したくない名前、忘れてしまいたい名前ですから…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻 理事長室では生徒会のメンバーが集まっていた。

 

 

「それでは理事長、テスト前に話した通り私は彼に勝ったので副会長の席を頂きます。」

 

「お、おい!ふざけるなよ!俺がどれだけ努力して生徒会に入ったと思って…!」

 

彼女にテストで敗北した副会長は、必死に言い放つがそれに対し彼女はため息をつき応えた。

 

「それはあなたの実力不足が招いた結果です…それと…敗者が勝者に牙を向けるな……殺すぞ…」

 

彼女の鋭い言葉に怯え副会長、いや前生徒会副会長は理事長室を飛び出して行った。

 

「それでは改めて、あなたを新生徒会副会長に任命します。津芽都さん。」

 

「はい、よろしくお願いします。」

 

ミヤコは浅野理事長の言葉に対し笑顔で応えた。

 

「それでは私は浅野君と話がありますので、他の生徒は帰って結構です。」

 

 

 

 

 

浅野を残し、生徒会は理事長室を後にする。先ほどの鋭い言葉に怯えミヤコに声をかける者はいなかった。

実際ミヤコ自身もそう思っていた。

 

「ねぇ、津芽ってミナトと同じ苗字だよね〜?やっぱ兄妹なの?」

 

そう声をかけてきたのは鮫島海莉だった。

 

「鮫島海莉さん…ですよね」

 

「そうだよ〜」

ミヤコは何故こんな人が副会長の席に座っているのか理解できなかった。

 

「あなたには本当の事を言っておきます。私は初めから副会長になるつもりでテストに取り組みました。」

 

「つまり浅野に勝つつもりは無かったと?」

 

「もともと会長という席に興味はありません。副会長の席を手にしたのも自分の目的のためです。」

 

「それじゃ俺と同じだね〜 生徒会に入ってるってだけでさ、色々優遇されんだようちの学校は。」

 

「そうなんですか?」

 

「そうだよ〜てか俺の質問には応えてくれないの?」

 

(よくわからない人だ…)

ミヤコはケラケラ笑う鮫島を見てそう思っていた。

 

鮫島の質問に応えることは無く、ミヤコは鮫島と別れ1人校内を歩いていた。

 

今までとは違う環境の中に自分はいる。

そして、自分の目的を果たすためこれからこの学校で生活することを決意する。

 

(待っていてください、あいつを殺して必ず助け出しますから…)

 

ミヤコは廊下の窓からE組のある隔離校舎の方を見ていた。

 




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津「迷惑だな…」
鮫「本当にな〜」
都「…不愉快です」
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