津芽湊の暗殺教室 『更新停止中』   作:お薬二錠

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夏休み編の間にオリジナルストーリー3つぐらい入れようか考え中です。それぞれミナト、ミヤコ、鮫島がメインになるよう考えてますv(`ゝω・´)


ショックの時間

殺せんせーが閃光と共に弾き飛び、生徒達はその反動で海に吹き飛ばされていた。

 

今までの暗殺とは違う殺った手応えを生徒1人1人が感じとっていた。

 

「ゆだんするな‼︎奴には再生能力がある片岡さん中心に水面を見張れ‼︎」

 

「はい‼︎」

 

水圧の檻と弾幕の檻、逃げ場はどこにも無かった。

 

 

 

 

「みんなあれ‼︎」

 

そう言う茅野が指差す方には気泡が浮き上がっていた。生徒達は銃を構え待ち受ける。

 

その瞬間生徒達が見たものは殺せんせー……の顔が入った透明とオレンジの変な球体

 

 

「なにそれ⁉︎」

 

内心皆戸惑っている中、ミナトは口に出さずにはいられなかった。

 

「ヌルフフフ、これぞ先生の奥の手中の奥の手、完全防御形態‼︎」

 

それから殺せんせーは完全防御形態の説明を始めた。

 

 

外側の透明な部分はエネルギーの結晶体らしい。肉体を思い切り小さく縮め、余分になったエネルギーで体の周囲をガッチリ固める。この状態では水も対先生物質もはね返せるらしい。

 

だがこの形態は24時間で自然崩壊するらしく、その間殺せんせーは全く身動きが取れない。

 

 

「全く身動きが取れないこれは様々なリスクを伴います。最も恐れるのは、この状態のまま高速ロケットに詰め込まれ宇宙空間に捨てられること…ですが、24時間以内にそれが可能なロケットは世界中どこを探しても無いことは調べ済みです。」

 

やられた…

欠点まで計算された殺せんせーの隠し技…完敗だった。

 

「チッ、何が無敵だこんなもん…」

 

そう言って寺坂はスパナを殺せんせーに叩きつけるが、殺せんせーは余裕の表情を見せ、さらに口笛まで吹いていた。

 

「ダメだよ寺坂、貸してみ」

 

カルマは何か閃いたのか、寺坂から殺せんせーを受け取った。

そうして殺せんせーの前に携帯を固定し、エロ本を読みふけっている殺せんせーの写真を見せつけた。

 

「やめてーッ手が無いから顔も覆えないんです‼︎」

 

「カルマちょっと携帯貸してみ?」

 

ミナトは殺せんせーの前に固定されている携帯を手に取った。

そのとき殺せんせーは助かったと安堵の表情を見せるが、再び携帯を目の前に固定された。

 

「さて殺せんせー、あんたはニヤニヤせずにいられるかな?」

 

ミナトが携帯の画面に表示させたのは、殺せんせー好みのグラビアアイドル 見た目は熟女OLを模している。

 

生徒達の前でグラビアを見てニヤニヤするか、それとも教師としてやり過ごすか究極の2択だった…

 

「我慢せずニヤニヤしていいんだよ?殺せんせーw」

 

ミナトにそう言われ、集中が解けたのか殺せんせーはニヤニヤしだした。そしてそれを見た生徒達は当然のようにドン引きしている。

 

「にゅやっ!お願いですミナト君画面を変えてください!いや、カルマ君に携帯渡さないで……にゅやーーーーー‼︎」

 

そんな光景を見ながらカルマとミナトの2人を敵に回してはいけないと誰もが思った。

 

「…とりあえず解散だ。こいつの処分法は上層部と検討する」

 

ビニール袋に入れられた殺せんせーは生徒達の方へ振り返り言った。

 

「皆さんは誇って良い、先生をここまで追い詰めたのはどの国軍隊でもできなかった。君達が初めてです。ひとえに計画の素晴らしさですね」

 

殺せんせーはいつものように褒めてくれたが”殺れなかった”その事実に皆の落胆は隠せなかった。

 

かつてなく大がかりな暗殺…全員での渾身の一撃を外したショックは彼等に異常な疲労感を与えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後生徒達はホテルへ帰り、それぞれコテージの席に座り休んでいた。

 

 

そんな中、千葉と速水は誰よりも深刻な表情だった。

 

「律、記録はとれてたか?」

 

「はい、可能な限りのハイスピード撮影で今回の暗殺の一部始終を」

 

「俺さ撃った瞬間わかっちゃったよミスった、この弾じゃ殺せないって」

 

千葉が言うと律は今回の暗殺の映像を確認する。

 

「…断定はできません。ですが千葉君の射撃があと0.5秒早いか、速水さんの射撃が標的にあと30cm近ければ殺せた可能性が50%ほど存在します。」

 

律の言葉に2人は肩を落とした。

 

「あの瞬間指先が硬直して視界も狭まった…」

 

「同じく…」

 

「絶対に外せないというプレッシャー ここしかない‼︎って大事な瞬間」

 

「こんなにも練習と違うとはね…」

 

そんな落ち込む2人を見ていたミナトは、いてもたってもいられず声をかけた。

 

 

「元気だせって千葉、速水も。殺せんせーをあそこまで追い詰めたんだ、またチャンスが来るって」

 

「そうだな…津芽、明日1日とことん遊び尽くすぞ?」

 

千葉の言葉にミナトはおう!と応えた。だが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「速水も一緒に遊ぼうぜ?」

 

「…うるさい…ほっといて…」

 

速水の言葉は小さくよく聞き取れなかった。

 

「速水?」

 

ダン‼︎

 

「ほっといてって言ってるの‼︎」

 

そう言って速水はテーブル叩き言い続ける。

 

「人の気持ちも知らずに入り込んで来ないでよ‼︎」

 

「俺は別にそんなつもりは…」

 

「あんたなら殺れたでしょ?」

 

速水の根拠の無い言葉に、ミナトの口調は少し強くなった。

 

「なんでそんなこと言えるんだよ?」

 

「だって…暗殺者の息子じゃん…」

 

暗殺者の息子 その言葉にミナトは苛立ち覚えるが、それを言った相手が速水だということになんとも言えない感情を抱いた。

 

「速水お前…」

 

「暗殺者の息子のあんたなら殺れたそうでしょ⁈」

 

(こんな言い方ダメだ…)

 

心の中でそう思いながらも、速水の言葉は止まることを知らない。

 

「あんたは私達とは違う…暗殺者に育てられたんだもん、この中で一番殺す才能がある‼︎」

 

(私達と違うだなんて思ってない…)

 

「全部あんたが殺ればよかった。それなら先生を殺せた‼︎」

 

(そんなことない…)

 

「ねぇ、なんで?ほっといてって言ってるの‼︎早くどっか行ってよ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(行かないで…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからしばらくたったがミナトから返事は無く、速水は恐る恐る顔を上げた。

 

 

ミナトは顔を速水からそらし、見られていることに気づくと速水の方を向いて静かに言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんな風に思われてるなんて知らなかったよ……………

もう、お前とは関わらない」




暗殺教室の小説を書き始めた時から、この展開は考えていました。

ここまで来れたのも読者の皆様のおかげです!
本当にありがとうございます‼︎(*´w`*)
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