津芽湊の暗殺教室 『更新停止中』   作:お薬二錠

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本作では岡野と前原の絡みをどんどん増やしていきたい!
そう思っております


プロの時間

ミナト達が山頂のホテルに向かっている頃、コテージでは奥田と竹林による応急処置が行われていた。

 

そんな中、奥田は時刻を確認し不安げに言った。

 

「あと…50分…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミナト、渚、カルマ、千葉、速水、寺坂、吉田、菅谷、茅野、不破、磯貝、片岡、岡野、矢田、木村の15人は順調に崖を登っていた。

 

だが…菅谷と木村は視線を下の方に移し、ビッチ先生と殺せんせーの2人を運ぶ烏間を見てため息をついた。

 

「動けるのが3人中1人とは…」

 

「烏間先生も大変だろうに…」

 

「フン、足手まといにならなきゃいいけどな」

 

木村と菅谷に続いて、寺坂は不満げに呟いた。

 

 

 

 

 

その頃、元体操部の岡野は誰よりも速く崖を登り、ミナトはその後ろを駆け上がっていた。

 

「こういうことやらせたら岡野が1番だな」

 

「ちゃっかしついてきてる奴が何言ってんのよ」

 

岡野は笑いながら応えるが、少し悩んでるような表情を見せてミナトに問いかけた。

 

「…速水さんとは仲直り出来そう?」

 

ミナトはその言葉に即答出来ず、しばらく間があいてから応えた。

 

「仲直りするさ…ずっとぎくしゃくしたままってのも嫌だからな…」

 

「ふうん…まぁ、ちゃんと大切にしてあげなよ。好きなんでしょ?速水さんのこと」

 

岡野の言葉にミナトは足を滑らせ落ちかけるが何とか持ちこたえた。

 

「どんだけ動揺してんのよ…」

 

「するに決まってるだろ!それに、俺はそこまでの関係望んで無いよ」

 

「何で?」

 

「…いなくなった時が怖いじゃん?」

 

ミナトの言葉に岡野は思い出した、彼が目の前で母親と妹を殺されたことを。

 

「なんかごめ」

 

「でも岡野だって前原好きなんじゃ無いのー?」

 

 

予想だにしなかったミナトの発言に、岡野の言葉は遮られた。

 

「はぁ⁉︎なんでそうなるのよ‼︎」

 

「だって前原倒れた時看病してたし…って痛い‼︎岡野崖登りながら蹴るなんて器用なまね…痛い‼︎」

 

岡野はミナトの言葉にイラつきと恥ずかしさを覚えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなことを話してるうちに生徒達は崖を登りきり、律は通常口の電子ロックを解除しホテルの内部マップを表示した。

 

「私達はエレベータを使用できません。フロントが渡す各階ごとの専用ICキーが必要だからです。従って階段を上るしかないのですが…階段はバラバラに配置されており、最上階までは長い距離を歩く事になります」

 

「テレビ局みたいな構造だな」

 

「どういうこと?」

 

「テロリストに占拠されにくいよう複雑な設計になってるらしい」

 

千葉の応えに茅野は納得した。

「確かにマフィアとか悪い人達が愛用するホテルだけあるね…」

 

「行くぞ時間が無い、状況に応じて指示を出すから見逃すな」

 

烏間の言葉に生徒達は頷き、彼の後ろを素早く付いて行くがそこで最大の難所が立ちはだかった。

 

1Fロビー、そこは予想していたよりも警備の数が多く、生徒全員が発見されずに通過するのは無理に等しい状況だった。

 

(ここはやはり人数を絞って…いや敵も複数の可能性が高い、かといって俺1人では作戦の選択肢が限られてしまう…どうするべきか…)

 

「何考えてんのよカラスマ、こんなとこ普通に通ればいいじゃない」

 

「待て!イリーナ!」

 

烏間の声にイリーナは応えることなく、ワイングラスを片手に堂々とロビーへ足を運んだ。

 

フラフラと酒に酔っているかのように歩くイリーナの姿に警備の男達は眼を奪われていた。

 

そのままイリーナは1人の警備員にぶつかった。

 

「あっ…ごめんなさい…部屋のお酒で悪酔いしちゃって」

 

「お…お気になさらずお客様」

 

「来週そこでピアノを弾かせて頂く者よ。早入りして観光してたの」

 

イリーナの言葉に警備員達は疑問を抱くことも無く、彼女の言葉を信じきっていた。

そんな様子を見てイリーナは笑みを浮かべ、言い続けた。

 

「酔い覚ましにね、ピアノの調律をチェックしておきたいの。ちょっとだけ弾かせてもらっていいかしら?」

 

「えっ…と、じゃあフロントに確認を」

 

「いいじゃない」

 

そう言って、イリーナは警備員の腕を掴み上目遣いで言い続ける。

 

「あなた達にも聴いて欲しいの、そして審査して、ダメなとこがあったらちゃんと私のことを叱れるように」

 

そう言ってイリーナはピアノの弾き始める。

 

幻想即興曲 その腕前とイリーナの艶やかな色気の見せ方に、その場にいる誰もが眼を奪われていた。

 

遠くにいた警備員達も徐々にイリーナの周りに集まって行く。

 

(20分稼いであげる 行きなさい)

 

生徒達は彼女に眼を奪われつつも、ハンドサインの指示通り1Fロビーを後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すげーやビッチ先生、あの爪でよくやるよ」

 

「ああ、ピアノ弾けるなんて一言も」

菅谷と磯貝がイリーナの姿を思い出し感心していると、烏間が口を開いた。

 

「普段の彼女から甘く見ない事だ。優れた殺し屋ほど万に通じる。君らに会話術を教えているのは、世界でも一・二を争うハニートラップの達人なのだ」

 

烏間の言葉に生徒達は改めてビッチ先生の凄さを知る。

 

 

「ヌルフフフ、私が動けなくても全く心配ないですねぇ」

 

「行くぞ、あいつの努力を無駄にするわけにはいかない」

 

そうして、生徒達は階段を駆け上がって行った。

 

 

 

殺せんせーは動けなくても、烏間先生やビッチ先生のようなプロの大人がいる事を生徒達は頼もしく感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

…だが、それは相手も同じだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8Fコンサートホール

 

「おいスモッグ 階段ルートの侵入が無いか見回って来い。カメラでは異常は無いが一応な」

 

そういう男、ガストロは銃を口に咥えていた。

 

「見つけたら即殺りでいいってよボスが あと銃うめぇ」

 

「アイアイサー」

 

 

イリーナや烏間だけでは無い、敵もまた手強いプロの大人だということを生徒達はまだ知らなかった。

 




アニメのビッチ先生かっこよかったですねー
ビッチ先生さすがビッチなだけありますよねー

湊「ビッチ先生ビッチビチだからw」

ビ「あんたら撃ち殺すわよ?」
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