途中書いていて恥ずかしくなってしまいましたw
「デュラハン」
その言葉を口にしたと同時に頭の中をよぎるのはあの日の光景
誰もがミナトの様子を心配そうに見守っていた。
ミナトはふぅと息を吐くと、俯いた顔を上げ篠宮に言い放った。
「俺には今やらなきゃいけないことがある…それが全部終わるまでデュラハンのことなんて知るか‼︎」
「そうかよ…まぁお前の好きにすればいいさ」
篠宮が少し微笑みながら応えると、スモッグは栄養剤の入ったビンを投げ言った。
「ま、とりあえずお前らは残念ながら誰も死なねぇ、その栄養剤を患者に飲ませて寝かしてやんな」
「…信用するかは生徒達が回復したのを見てからだ。しばらく拘束させてもらうぞ」
烏間の言葉と共に防衛省のヘリが地上に降りてきた。
「…まぁしゃーねーな。来週には次の仕事があるからそれ以内にな」
鷹岡も鷹岡の部下も防衛省により連行されていく中、カルマはグリップと目があった。
「あれー?おじさんぬリベンジマッチやらないんだー。俺の事殺したいほど恨んでないの?」
カルマがからしとわさびを手に挑発すると、グリップはその言葉に対しフッと笑い応えた。
「殺したいのはやまやまだが俺は私怨で人を殺した事は無いぬ。誰かがお前を殺す依頼をよこす日を待つぬ…だから狙われる位の人物になるぬ」
グリップはそう言うとカルマの頭をポンと叩き、ヘリに乗っていった。
「………………」
「………………」
ミナトと篠宮は互いに顔を合わしつつも何も言わずにいた。そんな中、篠宮が口を開いた。
「お前はあの女の息子のくせに暗殺者として俺より弱い」
「はぁ?勝ったのは俺だろ?」
少し怒りを込め言い放つミナトに篠宮は笑って応える。
「俺が負けたのは津芽湊という名の剣士だ」
篠宮の言葉にミナトは呆気にとられた。
「次戦う時は…俺も剣士として腕を上げておく…覚悟しとけよ津芽」
「ああ、ただそのころあんたは八つ裂きになっているだろうけどな」
ミナトはそう言い返すと篠宮は楽しみにしてると応えヘリへ向かった。
殺し屋達はヘリに乗り、彼等なりのエールを残し去っていった。
生徒達も迎えに来たヘリに乗り込み彼等の大規模な潜入ミッションはホテル側の誰一人気づかないままコンプリートした。
「…寺坂君、ありがとう声をかけてくれて間違えるところだった…」
「…けっ…テメーのために言ったんじゃねぇ、1人欠けたらタコ殺す難易度上がんだろーが」
「うん…ごめん」
「それに礼言うなら……いや、今はやめとけ」
寺坂の言いかけた言葉に渚は疑問を抱く、もう1人礼を言わなければいけない生徒に目をやると、ヘリに揺られたのかぐったりしていた。
「今は…話しかけないでくれ…もうヘリコプターとか頭ぐわんぐわんする…」
渚はぐったりするミナトを目にし思わず微笑んだ。
それから彼等は皆が待つホテルに戻りもう大丈夫な事を伝え、ウィルスに感染した生徒達に治療薬を飲ませていた。
治療薬を飲み少しずつ回復する生徒達に皆が安堵する中、烏間は1人壁に寄りかかってその光景を眺める生徒に声をかけた。
「園川から聞いている。ウィルスに感染した生徒達の看病、本当に感謝する鮫島君」
「いえいえ、たまたまここのホテルでバイトしてただけなんで……それよりも俺はそいつについて聞きたいんですけど…」
そう言って鮫島は烏間が持つ殺せんせーが入った袋を指差した。
「ヌルフフフ、直接会うのは初めてですね鮫島君。先生が本当のE組担任殺せんせーです‼︎」
「うわっ…こいつしゃべんのかよ…」
「にゅやー‼︎こいつとは何ですか‼︎先生だってね、喋るんです‼︎」
鮫島の言葉に叫びながら応える殺せんせーを横目に、烏間はため息を吐きつつ国家機密と言う理由でホテルの従業員に聞かれぬよう鮫島と共にコテージを後にしようとしたが…
「ちょっと待っててください」
そう言って鮫島は1人の生徒の元へ駆け出していった。
「よう」
声をかけてきた鮫島にミナトはおうと応える。
「とりあえず…お疲れちゃん」
そう言いながら座り込み手を差し出す鮫島に、ミナトは笑顔で応えた。
「お前もお疲れちゃん♪」
そう言って2人は互いに拳をぶつけ合った。
鮫島はスッと立ち上がると、ミナトの隣にいる速水に視線を移し、再び視線をミナトに戻した。
「つがぁ〜、いくら夏休み南の島っていう最高の展開だからってイチャイチャしすぎじゃね?」
「うるせー‼︎その話は茶番の時間の時にしろ‼︎」
叫ぶミナトに対し鮫島はケラケラ笑い立ち上がると、悪い悪いと心のこもってない詫びを入れつつ烏間と共にコテージを後にした。
夜も更け、生徒達はそれぞれがそれぞれの疲れで眠りにつこうとしていた。
そんな中、少女は一室のドアの前で悩んでいた。
友人から聞いた話だと、このドアの向こうではある生徒が今回の暗殺旅行で受けた傷の応急処置をしているらしい。
考えてみればあんな傷を追って戦っていたことが不思議だと少女は思った。
少女は意を決してドアを開ける。
部屋の中にはビッチ先生と応急処置を終え疲れがどっと出たのだろう、ミナトがすやすやと眠っていた。
「あら?どうしたの?速水」
「津…ミナトが心配だったから…」
「ふぅん、私が警備を引きつけてる間何があったか知らないけど、随分素直になったわね」
イリーナはいつも通り速水が言い返してくると思ったが、目の前で速水は瞳に涙をためていた。
「ちょっと…どうして泣いてんのよ?」
「私…今回の作戦でミナトに守ってもらってばかりで…そのせいでミナトが…ミナトがたくさん傷ついた……私がいなかったら……」
泣きながら速水が喋る中イリーナは途中で割って入り言った。
「津芽が一度でも速水がいない方がいいなんて言ったの?」
少し強めに言い放つイリーナにおされ、速水は無言のまましばらく間を空け首を横に振った。
それを見たイリーナは微笑んで言い続けた。
「これから言うのは全部津芽が言ったことよ。そのまま言うからちゃんと聞きなさい……」
凛香と仲直り出来て良かった、女装を見られたのは恥ずかしかったけど…
篠宮から凛香を守ることが出来て良かったけど、逆に俺がやられて凛香が俺を助けてくれた時は本当に驚いた。
凛香のおかげで俺は再び立ち上がることが出来た、凛香に名前を呼ばれてドキッとした……
凛香に大切って言われたことが俺は、すごく嬉しかった。
「こいつは速水がいない方がいいなんて微塵も思ってないわよ……さてと、私は隣の部屋にいるから何かあったら呼びなさい」
そう言ってイリーナは立ち上がり部屋を後にした。
部屋の中ではミナトの寝息だけが聞こえていた。
その様子を速水が眺めていると、ミナトは不意に口を開いた。
「……凛香」
急に名前を呼ばれ速水はドキッとするが、寝言だったらしく再びスースーと寝息が聞こえてきた。
「いったいどんな夢見てんのよ…」
ミナトの顔を覗き込むととても幸せそうな顔をしている。
「ミナトは私といて幸せなの?」
返事は無いが、幸せであって欲しいと速水は心の中で思った。
不意に先ほどのイリーナの言葉を思いだす。
(私、素直になったのかな…?)
女子の前ではミナトの事を名前で呼べる、でも本人を目の前にすると緊張してどうしても呼べなくなってしまう。
でも今だけは、ミナトと2人きりの今だけは自分の気持ちに素直でいようと思った。
「ごめんね…」
寝息だけが聞こえた部屋の中で、速水は呟くと、ミナトの顔を再び覗き込んだ。
そして……
速水は自分の唇とミナトの唇をそっと重ね合わせた
しばらくして速水は唇をそっと話すと、未だに寝息を立てているミナトを前に微笑み、起こさないよう小声で言った。
「大好きだよ、ミナト」
いかがでしたでしょうか?
でもこれで終わりではありません!
まだ、肝試しが残っています!
頑張ってイチャつかせるぞーv(`ゝω・´)
感想、ご指摘お待ちしてます‼︎