ソードアート・オンライン 黄昏の剣士   作:京勇樹

10 / 201
仕事が忙しくって、書く暇がありません…


朝の一騒動

翌日の朝九時

 

天気はあいにくの薄曇だった

 

街を覆う霧は未だに晴れず、太陽光が乱反射して、周囲をレモンイエローに染めている

 

アインクラッドの暦は今、秋の深まる<トネリコの月>である

 

気温はやや肌寒いくらいで、一年間の中で最も爽やかな季節なのだが、キリトの気分はかなり低かった

 

しかも、10分経ったというのに、待ち人のアスナは………

 

「来ない……」

 

キリトは遅刻しないように、七時半に起きて、八時四十分頃には到着していた

 

それからは、既に暗記するほど読んだステータスウィンドウを見たりしながら暇を潰していたのだ

 

しかし、待ち人たるアスナが九時を過ぎても、一向に現れなかった

 

周囲には、真面目な攻略組のプレイヤー達が転移門から現れては、フィールドに向かって行った

 

(帰って、寝ようかな………)

 

そう思って、体を転移門に向けた時

 

転移門が何度目かわからないが、光った

 

キリトがそれを、期待しないで見ていたら

 

「キャアアアア! ど、どいて~!」

 

「は、はあ!?」

 

なんと、アスナが跳んだ状態で現れたのだ

 

どうやらアスナは、ジャンプしながら転移門を使用したらしい

 

そして、アスナの正面には、茫然としたキリト

 

普段だったら、避けられたかもしれない

 

しかし、キリトは乗り気じゃなかったのと、あまりの事態に身動きが取れず

 

その結果

 

「いたっ!?」

 

「うがっ!?」

 

真正面からぶつかって、縺《もつ》れながら倒れた

 

「い、ててて……」

 

キリトは痛みを堪えながら、立ち上がろうと思って、上に乗っかったアスナを退かそうと手を伸ばした

 

すると、柔らかい感触が掌に触れた

 

「は?」

 

予想外の感触に唖然としていたら

 

「キャアアアア!」

 

アスナの悲鳴と共に、頬に衝撃が走った

 

「ぐぉ!?」

 

キリトはそれにより、頭を地面に打ち付けた

 

すると、キリトの上からアスナがどいた

 

キリトは後頭部を摩りながら、前を見た

 

するとそこには、顔を赤くしながら胸元を隠しているアスナが居た

 

キリトはその姿に一瞬、思考が停止して

 

(ま、待て……あのアスナの格好に赤い顔……そして、さっき掌の柔らかい感触は、ま、まさか……)

 

と考えていると

 

ポン

 

と、キリトの肩を誰かが叩いた

 

キリトが視線を上げると、そこに居たのは

 

「ヨ、ヨシアキ……」

 

ヨシアキだった

 

ヨシアキは微笑みながら、口を開いた

 

「キリト……この、ラッキースケベ♪」

 

「は、はぁ!?」

 

ヨシアキの言葉に、キリトは狼狽した

 

しかし、導かれる答えはそれしかなかった

 

「うぅ…慌ててたから、胸部アーマーを装着するのを忘れてた……」

 

と、アスナが顔を赤くしながら呟いていると

 

転移門が再び光った

 

それを見たアスナは慌てて、立ち上がったキリトの背後に隠れた

 

そして、転移門から現れたのは、痩せこけた男だった

 

「ア……アスナ様、勝手なことをされては困ります……!」

 

転移門から現れたのは、先日、アスナの護衛として居た男のクラディールだった

 

クラディールの姿を見たキリトとヨシアキの二人は、嫌な予感がしていた

 

「さあ、アスナ様。ギルド本部まで戻りましょう」

 

「嫌よ、今日は活動日じゃないわよ! ……だいたい、アンタ。なんで朝から家の前に張り込んでるのよ!?」

 

キリトの背後から、相当キレた様子のアスナが叫んだ

 

「ふふ、どうせこんなこともあろうと思いまして、私一ヶ月前からずっとセルムブルグで早朝より監視の任務についておりました」

 

「そ、それ……団長の指示じゃないわよね……?」

 

「私の任務はアスナ様の護衛です! それには当然、ご自宅の監視も……」

 

「ふ……含まれないわよ、バカ!」

 

クラディールの言葉を聞いたアスナは思わず叫んだ

 

当然だろう、まるでストーカーのようである

 

ヨシアキも思わず

 

(ストーカーじゃないか……)

 

と、空を仰いだほどだった

 

クラディールはアスナの言葉に、苛立たしげに顔を歪ませて、ツカツカと歩み寄ると、キリトとヨシアキを乱暴に押しのけてアスナの腕を掴んだ

 

「聞き分けのないことを仰らないでください……さぁ、本部に戻りますよ」

 

抑えがたい感情を孕んだ言葉にアスナは一瞬怯み、縋るような視線をキリトに向けた

 

実はその瞬間まで、キリトはどうやって逃げようかな? 

 

などと考えていたが、アスナの顔を見た瞬間、手が動いてクラディールの腕を掴んでいた

 

なお、掴んでいたのはキリトだけじゃなく、ヨシアキもだった

 

そして二人は同時に、街区圏内での犯罪防止コードがギリギリ発動しない程度に力を込めた

 

「悪いな。お前さんトコの副団長は、今日は俺の貸切りなんだ」

 

「それに、アンタの行動は度を超えてるよ。それじゃ、まるで犯罪者だ」

 

キリトとヨシアキの言葉にクラディールは、その顔を怒りに歪めて掴まれていた手を振りほどき

 

「貴様らァ……!」

 

軋むような声で唸りながら、二人を睨んだ

 

その表情はシステムによる誇張を差し引いても、どこか常軌を逸していた

 

「アスナの安全は俺が責任を持つよ。別に今日ボス戦をやろうって訳じゃない。本部にはあんた一人で行ってくれ」

 

「むしろ、こっちから連絡してあげようか? アンタがアスナちゃんの護衛に相応しく無いって」

 

その二人の言葉に、クラディールは顔を真っ赤に染めて

 

「ふ……ふざけるな!! 貴様らのような雑魚プレイヤーにアスナ様の護衛が務まるかぁ!! わ……私は、栄えある血盟騎士団の……」

 

そんなクラディールの言葉に、二人は被せるように

 

「あんたよりはマトモに勤まるよ」

 

「むしろ、自分の実力を把握すれば?」

 

正直に言えば、二人のこの一言は余計だったかもしれない

 

「このガキ共がァ! そ、そこまででかい口を叩くからには、それを証明する覚悟があるんだろうなァ!?」

 

顔面蒼白になっているクラディールは、震えている右手でウィンドウを出すと、素早く操作した。

 

すると即座に、キリトの前に半透明のシステムメッセージが出現した

 

その内容をキリトは、見る前にわかった

 

【クラディールから1vs1のデュエルを申し込まれました。受諾しますか?】

 

そのメッセージの下には<YES>と<NO>と表示されてるボタンの他に、いくつかのオプション設定

 

それを見たキリトは、チラリと視線をアスナに向けた

 

アスナからはメッセージは見えないだろうが、クラディールの行動から把握しているだろう

 

キリトは当然、アスナは止めるだろうと思った

 

しかし、驚いたことにアスナは硬い表情で小さく頷いたのだ

 

「……いいのか? ギルドで問題にならないか……?」

 

キリトが小声で聞くと、アスナも小声だったが、きっぱりした口調で答えた

 

「大丈夫。団長には私から報告する」

 

アスナの言葉にキリトは頷くと、YESボタンに触れて、オプションの中から<初撃決着モード>を選んだ

 

<初撃決着モード>は最初に強攻撃をヒットさせるか、もしくは相手のHPを半減させた方が勝利するという条件である

 

メッセージは【クラディールとの1vs1デュエルを受諾しました】という表示に変わって、その下で六十秒のカウントダウンが始まった

 

このカウントがゼロになった瞬間、街区でのHP保護が消えて、決着がつくまで剣を打ち合うことになるのだ

 

そしてクラディールは、アスナの首肯を都合よく解釈したようで

 

「ご覧くださいアスナ様! そこの雑魚プレイヤー達を倒して、この私以外に護衛が勤まる者が居ないことを証明しましょう!」

 

狂喜を押し殺したような叫びながら、芝居がかった仕草で腰から大ぶりの両手剣を抜いて、ガシャっと音を立てながら構えた

 

アスナとヨシアキが数歩下がったのを確認すると、キリトは背中から愛用の片手剣を抜いた

 

見栄えで言えば、名門ギルドの所属なだけあって、クラディールのほうが上だった

 

両手用と片手用のサイズの違いだけでなく、キリトの愛剣が実用一本の簡素な見た目に比べて、クラディールの剣は一流の細工職人の技と思える華麗な装飾が施されていた

 

二人は五メートルほどの距離をとって向き合い、カウントを待ってる間、周囲にギャラリーが集まりだした

 

無理もないだろう。そこは街のド真ん中のゲート広場である上に、キリトもクラディールもそこそこ名の通っているプレイヤーなのだ

 

「ソロのキリトとKoBのメンバーがデュエルだとよ!!」

 

ギャラリーの一人が叫ぶと、歓声が沸いた

 

普通デュエルは友人同士の腕試しで行われるもので、この事態になるまでの険悪な成り行きを知らない見物人たちは、口笛を鳴らすわ野次を飛ばすわの大騒ぎである

 

だが、そんな騒ぎの中、キリトはカウントが進むにつれて周囲の喧騒が聞こえなくなっていた

 

キリトの感覚はまるで、モンスターと対峙する時と同じように、精神が研ぎ澄まされていた

 

それに対してクラディールは、野次が気になるのか、周囲に苛立たしげな視線を向けている

 

キリトはそんなクラディールの全身の様子、剣の構えや足の開き方から<気配>を読むべく、意識を集中していた

 

人間のプレイヤーはモンスター以上に、繰り出そうと意図している剣技の癖が事前に出るのである

 

突進系、受身系、上段からなのか下段からなのか

 

それらの情報を相手に与えるのは、対人戦では致命的なミスなのである

 

クラディールの構えは、中段やや担ぎ気味の前傾姿勢で腰を落としている

 

これは明らかに突進系の上段攻撃の兆候なのだ

 

もちろん、この構えがフェイントというのもあり得る

 

実際にキリトは、剣を下段に構えて緩めに立っており、初動を下方向からの小攻撃から始まるように見せているのだ

 

このあたりの虚実の読み合いはもはや、勘と経験に頼るしかないのだ

 

カウントが一桁に入ると、キリトはウィンドウを消した

 

キリトには最早、周囲の雑音は聞こえていない

 

最後までキリトとウィンドウを交互に見ていたクラディールの動きが止まって、全身がぐっと緊張した

 

次の瞬間、二人の間に紫色の閃光を伴って、【DUEL!!】の文字が弾けた

 

すると同時に、キリトは勢い良く地面を蹴っていた

 

ブーツの底から火花が散り、切り裂けている空気が重く唸って聞こえた

 

ほんの僅か遅れて、クラディールも動いた

 

だが、クラディールの顔には驚愕の表情が張り付いた

 

理由は下段受身の気配を見せていたキリトが、クラディールの予想に反して突進してきたからだ

 

クラディールの初動は両手用大剣の上段ダッシュ技<アバランシュ>

 

これはキリトの予想通りだった

 

生半可な防御では、受けることは出来ても、衝撃が強すぎて優先反撃が出来ない

 

そして、避けても突進力によって距離ができるために使用者に体勢を整えさせるこちが出来る優秀な高レベル剣技である

 

しかしそれは、あくまでモンスター相手にである

 

その技を読んでいたキリトは、上段片手剣突進技<ソニックリープ>を発動していた

 

そして軌道は、技同士がぶつかる軌道である

 

技の威力としては、クラディールのほうが上である。そして、武器による攻撃同士が衝突した場合、より重い技に有利な判定が下される

 

この場合は、通常なればキリトの剣は弾かれて、威力が減じているとはいえ、勝敗を決するに十分なダメージが入るだろう

 

しかし、キリトの狙いはクラディール本人ではなかった

 

二人の距離が凄まじいスピードで縮まっていく

 

だがその時、キリトの知覚速度も加速していて、徐々に時間の流れが緩くなっているような感覚を味わっていた

 

その感覚がSAOのシステムアシストによるものなのか、人間本来の能力なのかは、キリトにはわからなかった

 

ただ、キリトには剣技を繰り出すクラディールの全身の動きがハッキリと見えていた

 

オレンジ色のエフェクト光を発しながら、大剣がキリトに向かって撃ち出された

 

どうやら、最強ギルドに所属しているのは伊達ではないらしく、ステータスはそこそこ高いらしい

 

キリトの予想よりも、技の発生速度が速かった

 

必殺の威力を持っている攻撃を食らったら、一撃終了のデュエルとは言え看過出来ないダメージをくらうだろう

 

そのことに勝利を確信したのだろう、クラディールの顔には隠せないほどの狂喜の表情が浮かんでいる

 

しかし

 

一瞬僅かに早く先に動いていたキリトの剣は、斜めの軌道を描き、黄緑色の光の帯を引きながら、振り途中の剣の横腹に直撃した

 

それと同時に、凄まじい火花が起きた

 

武器同士が衝突した場合のもう一つの結果

 

それが<武器破壊>だ

 

もちろん滅多に起こらないことで、技の出始めか出終わりの、攻撃判定が存在しない状態に、その武器の構造上の脆い位置・方向からの強力な打撃が加えられた場合のみ、発生する可能性があるのだ

 

だがキリトには、折れるという確信があった

 

激しい金属音が響き渡り、二人の体が、交差するように入れ替わった

 

すると

 

「ば…バカな……」

 

クラディールの驚愕に震えた声が聞こえた

 

その理由は

 

クラディールが両手で持っていた大剣が、途中で折れていたのだ

 

少しすると、クルクルと回りながら、剣の上半分が落ちてきて、石畳に突き刺さった

 

それを見た周囲のプレイヤー達は口々に

 

「おい、あれを狙ってやったのか?」

 

「武器破壊をか?」

 

等と言っている

 

そして、数瞬後

 

クラディールの剣は砕けちり、ポリゴンが飛び散った

 

するとクラディールは、ドサリ、と膝を突いた

 

それを見たキリトは、剣を左右に振ってから、背中の鞘に剣を納めて

 

「これでわかったろ? 別の剣に交換して再戦してもいいけどさ」

 

そう言いながらキリトは、クラディールに対して背を向けた

 

すると、アスナが駆け寄った

 

周囲も終わったと思ったのだろう、歓声を上げた

 

その瞬間だった

 

クラディールの手に新しい剣が現れ、クラディールは切りかかった

 

気付いてみれば、クラディールは降参とは言っていない

 

つまりは、デュエルモードは終わっていないのだ

 

クラディールの顔は、完全に狂気に染まっていた

 

キリトは、まさかあの状態からクラディールが攻撃してくるとは思わなかったらしく、完全に油断していた

 

反射的にアスナを突き飛ばしながら、剣を抜こうとしたが、間に合わない

 

当たると思った

 

次の瞬間

 

横からの剣撃が、クラディールの剣を弾き飛ばした

 

その剣の持ち主は、もちろん

 

「ヨシアキ!!」

 

ヨシアキだ

 

ヨシアキの表情は、彼にしては珍しく、怒りに満ちていた

 

「いい度胸してるじゃないか、アンタ。不意打ちなんてさ。下手したら、アスナちゃんを巻き込んでたのに……」

 

ヨシアキは真顔で、剣をクラディールに突きつけている

 

「くぅっ………」

 

クラディールは忌々しそうな表情で、ヨシアキを睨んでいる

 

すると、キリトに突き飛ばされていたアスナがクラディールに近づいて

 

「クラディール、血盟騎士団副団長として命じます。本日、只今を以って護衛役を解任。別名あるまでギルド本部にて待機。以上」

 

アスナの表情は冷たく、声は表情以上に凍りついた響きだった

 

だが、そんな中に苦悩の色を感じたキリトはアスナの肩に手を掛けた

 

すると、緊張が解けたのか、アスナの体がよろめいて、キリトにもたれかかるように体重を預けた

 

「……なん……なんだと……この!」

 

アスナの言葉に怒ったのか、クラディールはアスナに近づこうとしたが

 

「動くな」

 

それをヨシアキが、剣を突きつけて止めた

 

「ぐっ……」

 

クラディールはヨシアキ、キリト、アスナの三人を睨むと

 

「アイ・リザイン……」

 

と呟いた

 

要は、降参のことである

 

別に、<降参>でも<参った>でもデュエルは終了するのだが

 

するとクラディールは、ノッペリとした顔で

 

「殺す……絶対に……殺してやるぞ……」

 

そう呟きながら、転移門に消えた

 

そんなクラディールの行動に呆れたのか、周囲のやじ馬達も三々五々散っていき

 

そして、ほとんど居なくなるとアスナは体勢を立て直し、キリトとヨシアキの二人に体を向けた

 

「ゴメンね。嫌なことに巻き込んじゃって」

 

「いいよ、気にしないで」

 

「大丈夫だ」

 

アスナの謝罪に、キリトとヨシアキの二人は苦笑いで応じた

 

すると、キリトが右手で左掌を叩き

 

「そういやぁ、なんでヨシアキはここに?」

 

「攻略のためだよ。他のメンバーは武器の整備とアイテムを買いに行ってるから、待ってたんだ」

 

とヨシアキは、おどけた様子で応えた

 

「なるほど」

 

「そういえば、アスナ……そっちのほうこそ、大丈夫なのか?」

 

キリトの質問の意図がわかったのか、アスナはゆっくりと首を振った

 

そして、最強ギルドのサブリーダーは、気丈に、しかし弱弱しい笑みを浮かべた

 

「ええ…今のギルドの空気は、ゲームの攻略だけを最優先にして、メンバーに規律を押し付けたわたしにも責任があると思うし……」

 

とアスナは、少し辛そうな表情になった

 

「それは…仕方ないって言うか……逆にあんたみたいな人が居なかったら、攻略もずっと遅れてたよ」

 

「そうそう、ソロでダラけながらやってるキリトも居るんだし」

 

「うっせ! って、そうじゃなくて……」

 

ヨシアキの言葉に突っ込みを入れると、キリトは頭を掻きだし、シドロモドロになりながらも口を開き

 

「……だから、あんたもたまには、俺みたいにイイカゲンなのとパーティーを組んで息抜きするくらいしたって、誰にも文句言われる筋合いじゃない……と思う」

 

キリトの言葉にアスナは、ポカンと何度か瞬きをしてから、苦笑ではあったが、頬を緩めた

 

「……まあ、ありがとうと言っておくわ。じゃあ、お言葉に甘えて今日は楽させてもらうわね。前衛《フォワード》よろしく! あ、じゃあね。ヨシアキさん!」

 

アスナはそう言うと、勢い良く振り向いて、街の外に向かう道をスタスタと歩き出した

 

「いや、ちょっと? 前衛は普通、交代だろ!?」

 

キリトは慌ててアスナを追いかけながら、抗議した

 

「まったね~」

 

ヨシアキはそんな二人を、笑顔で見送った

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。