中々文章が浮かばず……
四人は、再び激突。キリトとアリス。ヨシアキとライカの剣がぶつかった時、激しく火花が散り空気が震えた。
四人は素早くかつ一撃必殺の意志で、剣を振るった。もし一般の人が見たら、腕は見えず、四人の周囲で火花が散り、剣がぶつかる音しか聞こえないだろう。
それを、少し離れた位置からユージオとリヒトは見ていた。二人も、かなり強い部類の剣士になる。
だが、四人の剣劇は今まで見たことの無い領域だった。
(これが、キリトの本気……!)
(これが、ヨシアキの本気……!)
二人は奇しくも、同じことを思っていた。
格が違い過ぎると。
「これ程の剣……使える剣士は、そうは居ないっ!」
「本当に、敵となったのが惜しい位です!!」
剣劇の音に負けないようにか、アリスとライカは大声でキリトとヨシアキに賞賛の言葉を掛けた。
「お褒めに預かり、恐悦至極!!」
「負けてらんないからなっ!」
キリトとヨシアキの二人も、負けないようにと大声で返答し、それと同時に、蹴りを放った。アリスとライカは回避するためにそれぞれ左右に大きく跳んだ。
逃がすまいと、二人は即座に追撃。アリスとライカの懐に入ると、剣を叩き込んだ。着他した直後のアリスとライカはその攻撃を剣で受け止めたのだが、あまりの力に押し飛ばされた。
アリスとライカが踏ん張っている間に、二人は素早く詠唱を開始。二人は空いている片手を突きだし、術を放った。三発ずつの炎弾。アリスとライカの二人も、素早く詠唱を開始。五発ずつ氷の弾丸を放った。
それにより、キリトとヨシアキが放った炎弾は全て迎撃され、おおよそ中間地点で爆発が起きた。
アリスとライカは、その結果を確認しようと一度剣を下ろした。
その直後、その爆煙をそれぞれキリトとヨシアキは突破し、剣を繰り出した。
アリスとライカの二人は受け止めたのだが、やはり駆けていたのもあるのか、二人に押し込まれていく。
しかしアリスとライカも、騎士としての意地なのか、ヨシアキとキリトを押し返そうと力を込める。
そうして四人は、膠着状態になった。
その時だった。
「エンハンス……」
「アーマメント!!」
キリトとヨシアキは、武装完全支配術を発動した。
この時、アリスはキリトの背後に巨大な樹を。そしてライカは、太陽を幻視した。
しかし、二人も凄腕の騎士。迎撃のために、武装完全支配術を発動しようとした。だがそうなると、剣身が消えるために一撃受けることになり、そうなると本末転倒だ。僅かに迷っている間に、爆発が発生。それぞれが居た壁際で崩落が起きた。
「ヨシアキ!?」
「キリト!?」
二人がそれぞれの穴から下を見ると、キリトとヨシアキはアリス、ライカと一緒に落ちながら
「二人は上を目指して!」
「アドミニスレータを!!」
と言いながら、落ちていった。助けたいという思いはあったが、今からではどうしようもない。だからユージオとリヒトの二人は、階段に視線を向け、歩き出した。
これが、運命の別れ道になると知らずに。