pixivにて、掲載してるこの作品を投稿します
亀更新は勘弁してください!
プロローグ 死地からの生還
無限の蒼穹に浮かぶ巨大な石と鉄の城
それがこの世界の全てだ
職人クラスの人たちが、1ヶ月もの時間をかけて測った結果、基部フロアの直径は約10キロメートル
世田谷区がスッポリと入るくらいだってさ
その上に全部で百層に及ぶダンジョンが広がっているのだから、その広さは想像できない
なお、各階層には都市や、多くの小規模な街や村が存在してる
上下のフロアを繋ぐ階段は各層にひとつだけ
その全てがモンスターがうろつく危険な迷宮の奥深くにあるために、発見と踏破は難しいけど、誰かが一回でも上の階層の都市に到着すれば、その都市と下の全階層の各都市に存在する《転移門》が繋がるために誰でも行き来出来るようになる
そのように、この大きな城は、二年も掛かって少しずつ攻略してきた
今の最前線は第74層
城の名前は《アインクラッド》
この城は今現在6000人もの人たちを閉じ込めて、浮いている
この城。ううん、この世界のまたの名前は
《ソードアート・オンライン》だ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ふっ!」
僕は、敵の振るった剣を体をひねって避けたけど、避けきれなくって肩を抉った
すると、視界に表示されてたHPバーが1割減少した
ううん、見かたが違うね。今、僕は死に1割接近したんだ
敵<リザードマン・ロード>の剣が再び、攻撃態勢に入る前に、僕は一気に後ろに下がって
「スイッチ!」
と叫ぶと同時に、剣を大きく振って、攻撃を繰り出した
リザードマン・ロードは楯で防ぐけど、それが狙いだ!
「おうよ!」
「うむ!」
逆立った赤髪が特徴の長身の男子と、中性的な美少年が、それぞれの武器を構えて突撃した
「おらぁ!」
赤髪の少年<サジ>は、両手で持っている戦斧を振り回してトカゲ男の剣を弾くと
「ふっ!」
その隙を逃さずに、美少年の<ヒデ>が持っていた薙刀でわき腹を切り裂いた
「グルァア!」
トカゲ男は、ヒデを持っていた楯で押し飛ばして
サジは、もう1体のトカゲ男に肩からの体当たりを食らって吹き飛ばされた
「ちぃ! こいつら、動きが良くなってやがる!」
「そうじゃのぅ…」
2人は荒く息を吐きながら、体勢を整えた
本当は、この世界での体では、息を必要としないけど、向こう、つまりは現実世界の体は激しく呼吸をしているはず。
投げ出された手は、じっとりと冷や汗をかいて、心臓も天井知らずに脈動してるんだろう
それも、当然だろう
例え今、僕が見てる全てが仮想の3Dオブジェクトであって、減少してるのが数値化されたヒットポイントであっても、僕達は今、確かに自分達の命を賭けて戦ってるんだから
そういう意味だと、この戦闘は不公平極まるものだ。
なぜなら、眼前の敵、新緑色のヌメヌメと光る鱗状の皮膚と長い腕、トカゲの頭と尻尾を持った半人半獣の怪物は、見た目の通り、人間じゃないし、本物の命も持ってない
何度殺されようと、システムで無限に形成されるデジタルデータの塊
ううん
今、あのトカゲ男を動かすAIプログラムは、僕達の戦い方を観察して、学習し、対応力を常に上昇してる
だけど、その学習データは、今の固体たちが消滅するとリセットされて、次に出現する同類には、フィードバックされない
だから、ある意味では、あのトカゲ男達も生きてる
「………だよね」
僕の呟きを理解したわけじゃないはずなのに、トカゲ男、レベル82のモンスター<リザードマン・ロード>は、細長い顎に並んだ鋭い牙を剥き出して、確かに笑った
本当なんだ。この世界の全ては現実なんだ。嘘なんて、仮想の偽者なんてひとつもないんだ
僕は、左手に握ってる片手用直剣を弓を引くように構え
「………」
忍者を彷彿させる三白眼の小柄な少年、<ムッツ>は両手に持っているダガーを構えた
「一気に決めるよ!!」
「「「おう(うむ)!」」」
僕が指示を出すと、3人はそれぞれ武器を構えた
すると、斧は赤く、薙刀は青く、ダガーは紫に染まっていく
僕の剣も、水色のエフェクトフラッシュを伴いながら、突きを放った
僕が放ったのは<ヴォーパルストライク>という、片手直剣用の突きスキルだ
僕が放った突きは、トカゲ男の胸部に深く突き刺さった
だけど、トカゲ男はまだ倒れないで、僕を斬ろうとした
しかし、そのトカゲ男の首をヒデの薙刀が切り飛ばした
ヒデが放った技は<アクア・スラッシュ>といい、防御力の高いモンスターすらも、切り裂ける技だ
次に、ムッツがダガーでトカゲ男を縦横無尽に高速で切りつけた
ムッツの技はダガーの技の中では、最速の技で<シューティング・クロー>って技
トカゲ男はHPが赤く染まると、こちらに背を向けて逃げ出すけど
「逃がすかよ!!」
サジがそう言いながら、体ごと斧を振り回した
そして、一気に接近して
「ゼリャァァァァァ!!」
トカゲ男を胴から、切り裂いた
最後にサジが放ったのは<シュトゥルゥム・スラッシュ>っていう、豪撃
「ふぅ……じゃあ、帰ろうか」
僕は、剣をクルクル回してから、腰の鞘に収めた
「「「ああ」」」
今日はここまで
僕達は今日も、死神の腕の中から
生き残った
駄文ですが、よろしくお願いします!