ソードアート・オンライン 黄昏の剣士   作:京勇樹

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最初は、掲示板風に書きました
ですが、作者はよく掲示板を知らないので、何処かしら間違ってるかもしれません


おまけ編
無知なる者達


GGOでの事件が終わって、少ししたある日

それは、インターネットのとある掲示板から始まった

 

No.19名無しの剣士ID

そういやさ、あれ買ったか?

SAO事件全録

 

No.20名無しの鍛冶師ID

あ、買った!

ALOも結構ヤバい面あると思ってたが、SAOはもっとヤバかったんだな

 

No.21名無しの刀匠ID

それな

特に、あのラフィン・コフィンって連中だ

人殺しを楽しむ神経が分からん

 

No.22名無しの剣士ID

確かにな

特に、SAOは本当に人が死ぬってのにな

 

No.23名無しの鍛冶師ID

だな

討伐隊が組まれるのも、仕方ないだろ

 

No.24名無しの刀匠ID

ああ

特に、それで活躍したのが、解放の英雄の黒の剣士と影の英雄の黄昏の剣士ってプレイヤーだな

 

No.25名無しの剣士ID

だな

確か、キリトとヨシアキ、だったか?

どんな人達なんだろうな

 

No.26名無しの鍛冶師ID

だな

会ってみてぇ

 

No.27名無しの槍使いID

キリトの本名は、桐ヶ谷和人

ヨシアキの本名は、吉井明久

 

No.28名無しの剣士ID

おい、27!

 

No.29名無しの鍛冶師ID

それだけは、やっちゃいけないことだろ! 27!

 

No.30名無しの刀匠ID

マナー位守れ、27!

 

No.31名無しの槍使いID

あの二人は、ただの人殺しだ

下がそいつらのリアル写真な

 

 

そうして、写真が公開された

その写真は、ネットワークを監視していたSAO事件対策チームによって消された

しかし、ネットワーク上に一度晒された写真や画像は完全には消せなかった

あっという間に拡散され、二人の住所から家族構成、通っている学校が発覚

学校と家には、凄まじい数の報道機関が押し寄せた

当初二人は、それでも頑張って登校していた

だがある日、一部の報道機関が学校警備員の制止を振り切り学校に侵入

その記者達は教師と一部の生徒の手により、敷地から叩き出された後に逮捕された

だがそれにより、授業が一時中断された

それを重く受け止めた二人は、菊岡に連絡を取って姿を消した

菊岡曰く、SAO事件対策チームが用意したセーフハウスに身を隠したらしい

残ったメンバーは、二人に連絡を取りたいと申し立てた

しかし、何処から情報が漏れるか分からないから出来ないと言われた

事態が沈静化したら、二人は直ぐに戻ると聞いて、一同は早く沈静化することを願った

しかし、事態沈静化の兆候は現れずに、二ヶ月が過ぎた

そしてこの日、一同はイグシティの黄昏の風が借りているホールに集まっていた

そこで、ある番組を見ていたのだ

だが、その内容は

 

『しかし警察は、何故この二人を捕まえないんですか? こっちは、税金をキッチリ払っているんだ。殺人者二人を、とっとと捕まえてほしいですね』

 

『先生、言葉が過ぎます!』

 

というようなものだった

SAO事件全録を持って二人を批判する言葉を言ったのは、白髪にメガネが特徴の男だった

なんでも、有名な大学で心理学を教えている名の知れた男らしい

男が座っている椅子の前にある机には、《竹原》と書かれたネームプレートが置かれてある

司会者が忠告するが、竹原は鼻で笑い

 

『こんなガキ二人はね、英雄と持て囃されていい気になって意気がってるだけなんですよ。しかも、このSAO事件全録によれば、ラフィン・コフィン討伐隊の中心戦力だったらしいじゃないですか。しかも、この二人は最低五人は殺してる。これを殺人者と言わず、なんと呼ぶんですかね?』

 

「……れ」

 

それは、誰の呟きかは分からなかった

 

『こんな殺人者達がまだ捕まってないと思うだけで、私は怖くて眠れませんね。とっとと、こんなイカれた殺人者達は逮捕されるべきだ!』

 

『先生、いい加減にしてください!』

 

「黙れぇぇぇぇぇ!!」

 

司会者の制止と重なるように、怒鳴り声がホールに響き渡り、画面に映されていた竹原の顏に、次々とソードスキルが叩き込まれた

だが、画面は破壊不能オブジェクトに指定されている

全員の視界に見えるのは、虚しい破壊不能を示すシステムウインドウだけ

すると、比較的冷静さを保っていたエリスがボリュームを落として

 

「私たちが、あの世界でどんな思いで生きてきたのを、知らないで……」

 

と言うと、額を組んだ手の上に置いた

すると、そんなエリスの頭をケイトが優しく撫でて

 

「そうだな……俺達にとって、ラフィン・コフィンは脅威だった……生きる上での重要目標たる、アインクラッドの攻略の邪魔にもなっていたしな……」

 

と言った

彼も攻略組に名を連ねており、その実力は攻略組でもトップクラスだった

事実、キリトやヨシアキも何回か助けてもらったこともあった

そんな彼はギルドには所属せず、特定のメンバー達とパーティーを組んでいた

幾つかの有数ギルドが勧誘したが、全て断っていたらしい

そんな彼が率いたパーティーは、通称でクルセイダーと呼ばれていた

そのパーティーに居たメンバーは、誰もが実力者達だった

まず、エリス

彼女は情報収集を得意としながらも、片手剣による戦闘を得意としていた

スピードを活かした戦いを得意とし、その強さはアスナにも匹敵すると言われている

二つ名は、疾風と呼ばれている

ALOでは、シルフを選択している

次に、ノエル

彼女は、戦斧の使い手である

悪戯が好きで、日々様々な悪戯をメンバーにしている

パワー重視のスピード型で、その一撃の重さと回避の高さで、幾度も攻略戦に貢献した

二つ名を青い台風

ALOでは、スプリガンを選択

普段はこの二人とパーティーを組み、行動しているのがケイトだ

その行動力の高さと、観察眼

そして何よりも、困っている人を見捨てない優しさでメンバーを増やし、助けてきた

あの75層攻略戦にも参加し、何回かヨシアキとキリトの危機を助けた

そんなケイトの二つ名は、刃匠(ブラッド・マイスター)だった

これは、匠な剣技を見たメンバーが呼んだことから広まったものだ

ALOでは、シルフを選択している

他にもメンバーは居るが、割愛させてもらう

そしてケイトは、息が荒い三人

アスナ、フィリア、シノンの三人を見て

 

「三人も、落ち着いてくれ」

 

と言った

言われた三人は、一回深々と溜め息を吐くと椅子に座り

 

「はあ……キリトくん……」

 

「こいつ、本人がここに居たら切り刻んでやるのに……」

 

「そうね……」

 

と言った

なおシノンは、ケットシーを選択

ケットシーの目の良さを活かし、システムアシストの無い距離で百発百中の名手となっている

すると、クラインが

 

「本当は、あの討伐戦では俺達大人が頑張らないといけなかったのになあ……」

 

と漏らした

すると、それに同意するようにエギルが

 

「そうだな……俺達が、あいつらに押し付けちまったツケが今来たんだな……」

 

と言った

今日は店の経営を、奥さんに任せてインしてきたのだ

この二人は、ラフィン・コフィン討伐戦後、気落ちしていたキリトとヨシアキを気に掛けていた

 

「ヨシアキ……」

 

「あいつが今も苦しんでることを、私は知ってるわ……それを知ろうともしないくせに……」

 

フィリアとシノンはそう言って、画面に視線を向けた

画面の向こうでは、竹原が何やら二人の名前が書かれている部分を叩いては、何か喋っている

そんな竹原に、司会者だけでなく他の参加者が何か言っている

その表情から、竹原を非難しているようだ

しかし、竹原は気にした様子はない

なお、この場にユーヤの姿は無い

ユーヤは今現在、アメリカの大学病院に居る

そこに、ユーヤの病気を治療出きる医者が居るらしい

予定では、約一ヶ月後に帰ってくる予定である

その時、ケイトがボリュームを少し上げた

すると

 

『とにかくね、こんな無法者達をのさばらせることが間違っているんだ! SAO解放の英雄と影の英雄だか知らんが、とっとと捕まえてしまえば、万事解決なんだ!』

 

と竹原が言った

その直後だった

 

『あの世界を知らぬ者が、あの世界を生きてきた彼等を批判するのは、我慢ならないな』

 

と男の声が聞こえた

 

「……今の声は……」

 

「まさか……団長?」

 

とフィリアとアスナが言った直後、視界が真っ暗になった

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