明日奈が、ユウキの居る病院に行った翌日
ユウキ達は、また姿を見せた
そして、姿を消した理由を話した
今のスリーピング・ナイツのメンバーの内、二人が余命宣告を受けていることを
そして、最後の思い出作りにALOに現れたことを
すると、それを聞いた一同は
「だからどうした」
「一度出会って協力したのなら、仲間だよ」
「希望を持って、生きよう」
と口々に言った
特に、ヨシアキが
「まあ、一期一会って言うしね。最後まで、よろしく」
と言いながら、ユウキの頭を撫でたのだ
それからユウキ達スリーピング・ナイツは、ヨシアキ達と冒険を繰り広げた
ある時は、砂漠の中に埋まっていた巨大なピラミッドに突入して、巨大スフィンクスと戦い
またある時は、海で巨大なタコと戦ったり
またまたある時は、また1パーティーでフロアボスを攻略したり、アルンで開催されたPVP大会に出場し、優勝したりした
そんなある日だった
ユウキが
「ボク、学校に行きたい!」
と言ったのである
すると、キリトが
「よし、俺に任せろ」
と即答した
余りにも安請け合いに見えるだろうが、その即答には、キリトが学校でやっている研究に理由があった
そして、二日後
「ん……やっぱ、ここの数値を5低くしたらどうだ?」
「それじゃあ、体の動きに追い付かない」
「……だから、このカメラは止めろと言っただろう」
「どうせなら、ジャイロももう少し良いのにしたかったな」
とキリトを含めた数人が、キリトが使っているパソコンを見ながら、言い合っていた
すると、椅子に座っていた明日奈が
「キリト君! 早くしないと、お昼休み、終わっちゃうよ!」
と声を上げた
それを聞いた和人は、頷いて
「今回ので得たデータを使って、次までにフィードバックしよう」
と言って、立ち上がった
そして、明日奈
正確には、明日奈の肩に乗っているドーム状の機械
双方向通信プローブを見ながら
「ユウキ、今からフォーカスを合わせる。丁度いい場所になったら、ストップって言ってくれ」
と言った
すると、双方向通信プローブから
『うん、わかった!』
と声が聞こえた
それを聞いた和人は、右手を上げて合図した
それを受けた仲間の一人
康太がパソコンを操作した
それから数秒後
『ストップ!』
とユウキが言って、康太は操作を止めた
それを見た和人は
「ユウキ、どうだ?」
と問い掛けた
すると、ユウキは
『うん、よく見えるよ!』
と言った
この双方向通信プローブは、キリトの班で研究・開発している物である
これは、仮想世界の人と現実世界の人で会話するために開発したのだ
まあ、本来はユウキではなく、ユイのために開発していたのだが
それに関して、ユイは
『パパの開発が役に立つのは、自慢になります!』
と嬉しそうに語った
そして、ユウキの言葉を聞いた和人は
「それじゃあ、これからユウキは、明日奈のクラスで授業を受けることになる。先生方には、実験の一環ってことで話してあるからな」
と説明した
それを聞いたユウキは
『うん! ありがとうね、キリト!』
と嬉しそうに返事をした
それを聞いて、明日奈は
「それじゃあ、先生に話してくるね」
と言って、立ち上がった
それを聞いた和人は
「分かってるとは思うが、急に振り向いたりしないでくれな」
と明日奈に忠告した
それを聞いた明日奈は
「分かってるよ」
と言って、バッテリーが入ったショルダーバッグを肩に掛けて、部屋から出たのだった
そして、職員室に向かい
「失礼します」
『し、失礼します!』
と二人で声も出してから、職員室に入った
すると、一番近くの机の男性教師
西村が振り向いて
「おお、結城か。ん、その肩にあるのが、桐ヶ谷が言っていた実験か」
と言った
すると、それを聞いた明日奈が
「はい、そうです。ユウキ」
とユウキに視線を向けた
するとユウキは、緊張した様子で
『こ、紺野木綿季です! よろしくお願いします!』
と自己紹介した
それを聞いた西村は
「元気なのは、いいことだ」
と、満足そうに頷いた
そして、時計をチラリと見て
「さて、教室に行こうか」
と言って、立ち上がった
こうして、ユウキの授業体験が始まったのだった