『え? 骨髄ドナー登録? あー……そういえば、やってたね。帰ってきた後に』
と言ったのは、明日奈の持つ携帯越しに問い掛けに答えた明久だ
板橋医師の言葉を聞いた明日奈は、すぐに携帯の使用が出来る場所まで向かい、明久に電話を掛けたので
そして、繋がると同時に、明久に骨髄ドナー登録したかを問い掛けた
そして返ってきた答えが、冒頭になる
それを聞いて、明日奈は
「だったら、多分そう! お願い、ユウキを助けて!!」
と声を震わせながら、そう言った
すると、明久は
『つまり、ユウキを治すには僕の骨髄が必要ってことだね?』
と明日奈に問い掛けた
すると、明日奈は
「そう!」
端的に、そう返した
すると、明久は
『場所は確か、横浜だったよね?』
と言ってきた
「うん、そう。場所は……」
『大丈夫。ユイちゃんから、教えてもらうさ……助けに行くよ』
明日奈が教えようとしたら、明久はそう言って電話を切った
それから約一時間後、明久は病院に来た
その明久を、和人が出迎えた
そしてユウキの病室に向かい、板橋医師はユウキに明久がユウキと適合することを伝えた
それを聞いたユウキは
『僕……治るんですか?』
不安感を滲ませながら、板橋医師に問い掛けた
その問い掛けに、板橋医師は
「残念だけど、確実とは言えない……けど、可能性に賭けてみないかい?」
とユウキに問い掛けた
その問い掛けに、ユウキは
『……分かりました。お願いします』
と答えた
そして、手術の準備が始まった
まず、明久の骨髄が、本当にユウキと適合するか検査した
その結果、見事に適合することが分かった
そして同日夜、骨髄移植手術し行われた
約二時間強の手術の末、骨髄移植は無事に終了
後は、結果を待つだけだった
実はこの時、明日奈はあることをしていた
それは、母京子の説得だった
京子は、明日奈を転校させることを諦めてはいなかった
その転校を辞めさせるために、明日奈は京子と向き合う決心を固めた
それは一重に、ユウキとの出会い
そして何より、SAOを始めとしたVR世界での出会いが理由だった
明日奈はそれまで、京子に言われた通りに生きてきた
京子に言われた学校に行き、京子に言われた習い事をして、京子に言われた通りの成績を維持してきた
簡単に言えば、京子が敷いてきたレールに従って生きてきた
それが変わったのが、SAO事件に巻き込まれた後だった
SAO事件に巻き込まれた当初、明日奈は早く帰らなければと焦っていた
それが、攻略の鬼と呼ばれるようになった所以だった
それが変わったのは、一層から繋がる
そして明日奈は、京子を説得する場所を、ALOにした
ALO新生アインクラッド第22層のログハウスに
何故ならば、明日奈にはある確信があったからだ
母に関する、重要なことが