ソードアート・オンライン 黄昏の剣士   作:京勇樹

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スカサハの試練1

「行くぞ!」

 

「来い!」

 

ヨシアキがSSを発動しながら突撃すると、スカサハはその一撃を槍で反らした

 

「まさか!?」

 

「SSを反らした!?」

 

その光景は予想外で、ヨシアキだけでなくユウキも驚愕した

すると、スカサハは

 

「くはは! 中々な使い手だな!」

 

と笑った

それだけで、戦いが好きだとわかった

 

「ある意味で、スカサハの技量を感じるなっ!!」

 

ヨシアキはそう言って、即座に反転した

だがその時は既に、目の前に槍の穂先が迫っていた

 

「つぁっ!?」

 

その一撃をヨシアキは、体を大きく右に倒して回避

反撃しようとした

だが、その槍は投げた物だと気づいた

何故ならば、避けた先に素手のスカサハが足を大きく後ろに振りながら居たからだ

次の瞬間、蹴りとは思えない轟音と共に、ヨシアキは大きく吹き飛んだ

 

「ヨシアキ!?」

 

「つっ……効いたぁ……」

 

SSでもない、ただの蹴り

だと言うのに、ヨシアキのHPは大きく削られていた

 

「流石は、スカサハってか……」

 

「体術スキルも高いんだね」

 

二人が喋ってる間に、スカサハは槍をクルクルと回し

 

「次は、こちらから行くぞ」

 

と言って、轟音と共に迫ってきた

 

「ヨシアキは、回復を!」

 

ユウキはそう言って、愛剣

マクアフィテルを構えた

スカサハは別に、二対一がいけない

とは、言ってない

だからだろう

スカサハは、何も言わずに槍を突き出した

 

「速っ!?」

 

ユウキはそう言いながらも、スカサハの槍を弾いた

だが次の瞬間、スカサハは槍を弾かれた勢いを利用して、独楽のように回り

 

「っはあ!!」

 

と魔法を繰り出してきた

それは、広範囲殲滅型の魔法だった

 

「ちょっ!?」

 

それは予想外で、ユウキは目を見開いた

だが、ユウキの後ろからヨシアキが飛び出し

 

「させないっ!」

 

と片手剣上位SS

ヴォーパルストライクを、魔法の中心に当てた

次の瞬間、スカサハが放った広範囲殲滅型の魔法は無効化された

それは、ヨシアキとキリトの二人が考案した魔法破壊(スペルブラスト)だった

 

「ははっ! 中々楽しませてくれるっ!!」

 

魔法を無効化されたのに、スカサハはむしろ喜んでいた

それを示すように、スカサハは槍をクルクルと回しながら二人に突っ込んできた

だが

 

「いい加減に!」

 

「慣れた!」

 

二人はそう言いながら、スカサハの槍を剣を交差するように受け止めた

そして

 

「キラー・レイブ!!」

 

「ファントム・スイープ!!」

 

と片手剣上位SSを放った

だがそのSSは、スカサハが構えた槍によって受け止められた

 

「本当に強い!」

 

「ステータス設定、間違ってない!?」

 

スカサハの強さに、ヨシアキは思わずそう言った

ヨシアキとユウキの二人は、ALOでも屈指のプレイヤーである

その二人が同時に攻撃したのに、一撃も入らない

未だに、ノーダメージだった

 

「ユウキ……ちょっと、耐えてくれる?」

 

「どうしたの?」

 

ヨシアキの言葉の意味が分からず、ユウキは問い掛けた

すると、ヨシアキは

 

「奥の手使うから」

 

と言ったのだった

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