ソードアート・オンライン 黄昏の剣士   作:京勇樹

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伝説再び

「行くよっ!!」

 

ユウキはそう言って、スカサハに突撃した

そして発動したのは、片手剣用SSでは下位に分類されるSS

ソニックリープだった

しかし、ユウキの鍛えられたAGIにより、凄まじい速度でSSはスカサハに迫った

するとスカサハは、獰猛な笑みを浮かべて

 

「妖精にも、かなりの使い手が居たようだな!」

 

と言って、槍を突き出した

放ったのは、トライスターズ

まるで、三連星を彷彿させる突きが放たれた

しかも、初撃はユウキのSSを迎撃

残り二撃は、ユウキに直撃した

しかし、その二撃でユウキのHPは大きく削られた

三連撃全てではないのに、ユウキのHPバーは黄色く染まった

なおそのトライスターズだが、槍用SSとしては下位に分類される

しかし、スカサハの非常に高いステータスにより必殺の域に至っていた

 

(こりゃ、長くは持たないかも!?)

 

とユウキは、焦りを覚えた

その時だった

 

「ユウキ! 下がって!!」

 

とヨシアキの声が聞こえた

それを聞いたユウキは、反射的に後ろに跳んだ

その右側を、ヨシアキが走った

 

「パンツァー・シュピーゲル!!」

 

ヨシアキがそう言いながら放ったのは、まず三本の投げ剣

それをスカサハは、槍を高速で回して全て弾いた

その直後に、追撃に横凪ぎの剣撃が放たれた

 

「なにあれ!?」

 

それを見たことないユウキは、素で驚いた

知らないのも、無理はない

それは、通常のSSではないのだから

ヨシアキが放った横凪ぎの一撃は、生憎と防がれた

しかし、その一撃でスカサハは大きく吹き飛ばされた

ユウキはポーションを飲むと、ヨシアキの隣に立ち

 

「ヨシアキ、今のなに?」

 

と問い掛けた

するとヨシアキは、視線をスカサハに向けたまま

 

「剣聖流SS、パンツァー・シュピーゲル……」

 

と答えた

そうそれは、ヨシアキがかつての鋼鉄浮遊城で使っていたものだった

なぜ、それをヨシアキが使えるのか

それは、キリト達が経験した神々の黄昏事件の少し後

つまり、年始の時期だった

期間限定で、SAOのユニークスキルが入手可能になったのだ

 

神聖剣

剣聖

二刀流

神速

抜刀術

暗黒剣

射撃

無限槍

暗殺剣

狩人

 

この十種類のユニークスキルを手に入れようと、数多くのプレイヤーが限定イベントに挑んだ

だが、余りにも条件が厳しかった

神聖剣の場合、盾装備が必須条件

更に、イベントボスと交戦し、HPが半分を割らないように戦うこと

といったように、非常に難易度が高いイベントをクリアして、ようやく習得出来るようにしたのだ

余りの難易度に、何度となく運営に苦情のメッセージが送られたらしい

だが、運営は

 

『かつての鋼鉄浮遊城を攻略する鍵だったユニークスキルが、簡単に入手出来ると思ったら大間違い』

 

と言ってのけたのだ

これには、思わず納得して頷いたプレイヤー達が続出

クリアして入手しようと、数多のプレイヤー達が挑んだ

だが、成功したのは極僅か

運営の発表では、僅か数人のみ

そしてぶっちゃければ、それは見事にヨシアキを含めた身内に固まったのだが

そして、今ヨシアキはそれを解放した

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