あの鎧の中身はマッシュかな?
目をキャスバルに刺されていたし……
―自宅―
「夢か……」
石田は思い出が夢にそのまま出てきて萎える。
「おにいさん、起きたの~」
「うん?ああ……」
レミリアがふらふら飛んでくる。
それを石田は受け止める。
「そういえば、レミリアはいつも勝手に何処に行っているんだ?」
石田はふと思いついたことを口に出す。
「え、えーと……それは……」
「あ、言わなくていいよ。」
予想以上に慌てているレミリアを見て石田は遠慮する。
そして静寂する。
「おにいさん、お願いがあるんですが……」
「ん?何?」
お願い事なんて珍しいと思い石田は少し驚く。
「実は、話し相手になるゆっくりがほしいのです。」
予想以上のお願い事に石田はまた驚く。
話し相手になるゆっくり=飼いゆっくりということだろう。
「(いつかは来ると思っていたが……その時になると迷うな……)」
石田はもし話し相手になるゆっくりを飼って、そのゆっくりとレミリアがすっきり(性行為)をしてしまうことを恐れていた。
いくらレミリアが金バッジでとても賢くても所詮はゆっくりだ。
すっきり(性行為)する可能性は0%では無い。
「(駄目だ……飼い主が自分のゆっくりを信じなくてどうする!)」
石田はよく考えて、決断を下す。
「まあ、いいよ。」
その言葉を聴いてレミリアは喜んで飛び回る。
石田は自分の愚かさを感じていた。
「ただし、条件がある……」
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
俺は、第二ゆっくり公園にいた。
いつもなら第一ゆっくり公園に行くのだが、最近一斉駆除が行われたため行かなかった。
ペットショップで飼ってもいいのだが不良品が物凄く多いのと野良や野生の方が育てがいがあるので捕獲することにした。
何故、俺が今公園にいるのかというと、さっきレミリアに出した条件が原因だ。
俺が出した条件は相手は俺が決めるということだ。
「さてと……」
俺はなるべく人目がつかなくて、ゆっくりがいっぱい居そうな所を探し始める。
それなりに広い公園なので探すのが疲れる。
「この辺でいいや……」
ゆっくりたちは木の後ろや雑草に身を隠していた。
人間から見たらバレバレだが……
出てくる気は無さそうなので久しぶりにあれをやることにする。
俺は大きく息を吸い込んで吐いた。
「飼いゆっくりになりたいゆっくりはここに集まってね!すぐでいいよ!」
「「ゆゆ、かいゆっくりになれるの!?」
俺の言ったことに野良ゆっくりたちは興味津々だ。
野良ゆっくりたちにとって飼いゆっくりは夢みたいなことだからだ。
野良ゆっくりは飼いゆっくりになれば、毎日美味しいご飯を食べれて、おくるみを着て、ふかふかのベッドで寝て、人間を奴隷に出来ると思っているのだ。
飼いゆっくりを簡単に言うと、お前の衣食住だけ保証してやるからご主人様が求めた時は愛玩動物らしくゆっくりできるように振舞え、と言う事だ。
「30ゆ……かな。」
約30匹が集まった。
種類は、れいむ種、まりさ種、アリス種だ。
駄目だ。
レミリアは捕食種なので、同じ捕食種じゃないといけないのだ。
この時点で俺はこいつらを飼う気は無いので、ついでにストレスを発散することにした。
俺はこのゆっくりたちを馬鹿だなぁ~と思いながらも話を進める。
「かくれんぼをしよう!最後まで見つからなかったやつが飼いゆっくりになれるんだ。」
「まりちゃさまがかいゆっくりけっていなのぜ!!」
「れいむがぜったいにかつよ!」
「ゆへへ、まりささまのちからにひれふすのぜ。」
「かくれんぼなんてとかいはね。」
みんなはやる気満々らしいので早速かくれんぼを始める。
俺は目を閉じて声を上げて、十秒数える。
そして数え終える。
目を開けるとゆっくりたちが隠れていた。
隠れていると言っても、ゆっくり同士の会話が聞こえてくるので場所はわかるが……
俺は持ってきた鞄からアメやチョコを出して地面に散蒔く。
するとそれにゆっくりたちが即座に反応する。
「あまあまなのじぇ。」
「あまあまだよ。これはぜんぶれいむのものだよ。」
ゆっくりたちが隠れている場所から飛び出して、お菓子の所へ駆け寄る。
お菓子の数が少ない(10個)ということに気づくと喧嘩へ発展する。
「これはまりささまのものなんだぜ!」
「これはれいむのだよ!」
ゆっくりたちが言い争う。
最初は暴言だったがどんどんエスカレートしていき、最終的には何でもありの殺し合いになっていた。
「しぬのぜ!」
まりさが勢いよく飛び跳ねる。
「ゆごはぁ!」
どうやらさっきのまりさはれいむを踏んづけたようだ。
「まりささまのかちなんだぜぇ!!」
そう言ってまりさはチョコが置いてある所へと向かう。
その隙に死んだと思われたれいむは立ち上がりまりさへと忍び寄る。
「ゆっへっへっへ……いただきますなのぜ!!」
チョコの目の前まで辿り着き、大きく口を開いて食べようとするまりさ。
その瞬間、まりさの頬は無くなった。
「ゆがあああ!!いたいいいいいいいいいいいい!!」
まりさが地面を転がり回る。
まりさの頬を噛み千切ったのはれいむだった。
れいむはまりさの間抜けの姿を見ると笑って絶命した。
「くそれいむめ!!」
「とかいはなあじね!」
まりさはまたチョコの方へ向くと、アリスが食べていた。
他のお菓子の方も見るが、すでに他のゆっくりが勝ち残って食べていた。
「ゆゆががががががああああああ。」
まりさはそうとうなショックだったのか絶命してしまう。
他のゆっくりはまりさが死んだことを気にせずにお菓子を食べていた。
さすがゆっくり……お菓子如きで殺しあうとは愚かしいな。
「ゆ、ゆがああなにごれどくはいっちぇる!!」
「ゆがあががが」
一匹のゆっくりが騒ぎだすと他のゆっくりも騒ぎだす。
どうやら効いてきたようだ……
俺は元から一匹も生かすつもりは無いので、わざと唐辛子を混ぜたお菓子を与えたのだ。
「「もっとゆっくり……した……かった」」
譫言で願望を言って死んでいった。
俺はいつものようにゆっくりの死体を袋に詰めて、ゆっくり回収BOXに捨てておいた。
「駄目だな……捕食種が集まっている所に行くか!」
俺はある山へ向かった。
一週間以内には……