ゆっくり虐待日記   作:かまぼこあき

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遅くなって、本当に申し訳ない。

モンハン4gやガンダムオンラインをしていると時間がすぐに経ってしまって困る。

他にも、やりたいことがあるのに…

※2018/10/17 改稿済み


石田の過去(十一話以降未改稿)
第六話、友達と鉢合わせになった。


学校の帰り道―

 

 

 祖父の家から自宅に帰ってきて、約一ヶ月。

 石田はいつものように学校に行って、つまらない授業を受けて帰る途中だった。

 

「はぁ……」

 

 石田は疲れから溜息を吐く。実は宿題をいつもやっていないため、今日も怒られたのだ。本末転倒という奴だが、石田は納得出来ずにいた。

 

「あれ、石田。おまえ居残りじゃなかったか?」

 

「げ、志水か……」

 

 憂鬱な石田は志水と鉢合わせてしまい、気まずさから嫌な顔をしてしまう。

 昔はよく遊んだりしたが中学生になってからはめっきり会わなくなっていたのに、急にこんな所で会ったため何を話せばいいか分からない程、石田は混乱していた。

 こんな事なら、少し遠回りになるが真っ直ぐ行って右に曲がったら良かったと石田は後悔する。

 

「聞いてる?」

 

「ああ、そうだよ……」

 

 実は石田は「学校に残って宿題しろ」と先生に言われていたが無視して平然と帰っていたのだ。

 

「ならどうして下校しているんだ?」

 

 志水は今、石田が一番聞かれたくないことを的確に聞く。

 

「……ど、どうでもいいだろ」

 

 聞かれた石田は明らかに顔色を悪くして、志水を放置して帰ろうとする。

 しかし、そんな簡単に逃す筈もなく志水は止めるように石田の肩を掴んだ。

 

「やめろ、HA☆NA☆SE。」

 

 石田はどこぞの王様のように手を払い除ける。

 

「ふーん……」

 

「な、なんだよ……」

 

 志水は石田の様子を伺うように見つめる。先程の大袈裟な動作に焦った表情。そこからある事実を志水は導き出す。

 

「おまえサボったのか……」

 

 志水は目を細めてそう言った。

 

「ほ、ほらあれだ……な、習い事があって……」

 

 見事に当てられた石田は言い訳しようと咄嗟に思いついた嘘をしどろもどろで言う。

 

「習い事なんかしてないだろ。 第一、それが本当だとしても習い事よりも学校を優先

しろ!」

 

 正論を言われ、石田はぐうの音も出ない。

 

「そうだよ! サボったよ! どうせ今日サボった分も明日やらされるんだからいいだ

ろ!」

 

 石田は開き直り、志水にそう怒鳴りつける。逆ギレという奴だ。

 急に変わった石田の態度に志水は一瞬驚くが、すぐに平然を取り戻すと口を開く。

 

「……でも明日もサボるんだろ?」

 

「そうだよ!」

 

 石田と志水はさっきまでの気まずい雰囲気が嘘のように笑い合う。二人とも距離感を思い出してきたのだ。

 

「ははは……そういえば石田ってまだゆっくりをいじめているのか?」

 

 志水はふと石田がゆっくりを虐待していた事を思い出し、これを機に恐る恐る石田に尋ねた。

 

「もし、やっていたらどうするんだ?」

 

 笑顔だった石田の表情は無表情になり、志水はあまりの石田の変わりように冷や汗をかく。

 

「そりゃあ、止める……とは言わないが程々にしろよ? あんなの教育に悪いからな」

 

 ゆっくり虐待は世間にあまり良く思われていない。なので本当は止めた方がいい。しかし、志水には石田を止める事が出来なかった。ゆっくりの鬱陶しいさに、石田の過去の事を思うととてもやめろとは言えなかったのだ。

 

「まあちゃんと見つからないようにしてるから安心しろよ……」

 

「そうか……」

 

 石田はいつもゆっくりと遊ぶとなるとまず人目を気にしているため、一度も注意を受けた事がないし、そういう事をしていると知っているのは志水と身内だけ。だから石田には見つからないという絶対的な自信があった。

 

「それじゃあ、もう帰る……」

 

 石田は志水の横を通り、帰る方向へ歩を進める。

 

「おう! また遊ぼうな!」

 

 志水は軽く手を振りながら、前方を歩く石田にそう言った。

 

「えーっとコンビニはこっちだっけ?」

 

 志水と別れた石田はうろ覚えでコンビニを探す。レミリアにカロリーメイトを買ってきてと頼まれているのだ。

 

「ああ、あった!」

 

 住宅街から出て、道路の向こう側にコンビニがあり、石田は無事にカロリーメイトを買うと早足で家へと帰った。

 

 

 

  ―自宅―

 

 

「ただいま~」

 

 石田は玄関で靴を脱ぐとリビングへと向かう。

 

「おにいさん、おかえりなさい。」

 

 その道中、いつものようにレミリアが飛んできて石田の肩に止まる。

 石田はカロリーメイトを開封し、二本ある内の一本を取り出すとレミリアに渡した。

 

「わー!おにいさんありがとう!」

 

 レミリアはカロリーメイトを口で咥えると喜びから石田の周りを飛び回る。

 石田はその光景に微笑みながら残ったもう一本のカロリーメイトを一口で食べた。

 

「もう一袋あるけどまた今度な……」

 

 残ったカロリーメイトを石田は机の上に置いた。ちゃんと棚に直してもいいのだが、どうせ明日の朝に食べるだろうと石田は思ったのだ。

 

「はぁぁー……」

 

 机の上で咥えたカロリーメイトを頬張るレミリアを横目に石田は大きなため息を吐く。

 

「おにいさんどうしたの?」

 

 石田の様子が可笑しい事に気が付いたレミリアはカロリーメイトを飲み込むとそう聞いた。

 

「……実は今日、最近会ってなかった友達に会ったんだよ」

 

「良かったんじゃないの?」

 

「そうなんだけど……」

 

 石田は机に頬杖をついて、窓の外へと視線を移動させる。

 志水は石田の事を心配していた。それは親友としてなのだが、石田にはそれが分からない。

 小学生の頃、石田と志水は意見の対立で喧嘩をした。それがきっかけで会わなくなったのだが、今日久しぶりに会い、志水は昔のように石田に接した。石田としては志水とは絶交しているつもりだったのだが、あんなに普通に話しかけられると自分が馬鹿らしく感じた。

 

「今度、遊んでみるか……」

 

 昔の仲を取り戻せるならいい事だ。また遊びに誘ってみようと石田は思った。

 因みに遊びの内容は勿論ゆっくりだ。それは石田の中で一番ゆっくりでき楽しい遊びだから、是非とも志水にも経験してほしいという思いからきている。

 

「そういえば、いつからだっけな……」

 

 石田はふと昔の事を思い出す。





次は、石田の過去の話です。

一週間後か二週間後までには投稿すると思う…

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