カードゲーム好きが転生!リリカルなのは?カードゲーム関係ねぇ!! 作:こばなり
シュウ「俺の苦労も知らないで…」
まぁまぁ、かわいい子と知り合いになれるんだからいいじゃない!
シュウ「その分大変になるんだがなぁ…」
なのはの件からかなり時間がたち、年齢的には小学1年生くらいだ。今は買い出し中である。
ちなみにその間はブラックマジシャンやブラスターブレードに修行してもらっていた。
修行場所は、以前ブラックマジシャンが言っていた家の地下に作られた十キロ位の空間。しかも、空間を変化させ様々な地形に出来るというのだ。魔法の力ってスゴいな…
しかし、戦闘訓練はキツかったよ…特に俺の戦い方はカードをセットしなくてはならないから、そこを狙われて『ブラックマジック』を撃たれたり、斬られたりしてやられてしまう。みんな戦闘訓練時は情け容赦ないからないんだよなぁ。
しかしそのお陰で使えるカードも増えた。とりあえず『宝玉獣』は『レインボードラゴン』以外は使えるようになったし、さらに魔法、トラップカードも種類が増えた。
だが、まだエクシーズやシンクロができないんだよなぁ… あれができればかなり戦術の幅が拡がるんだが…
さらに、修行中に教えられたがどうやら俺はカードを使うときに左右の目の色が変わるらしい。右目はオレンジ、左目は緑らしいが…なんだか、本当に『十代』みたいになってきたな…
あと、今は学校には通ってはいない。通信教育をとっている。最初は学校に通うようリア姉に言われたが、今さら小学生の授業を受けてもなぁ…
そんなことを考えながら歩いていると・・・
「ちょっと!離しなさいよ!」
「嫌!助けて!」
…なんか、同い年位の女の子2人が車に無理やり乗せられてるんだが…あれって誘拐だよな?と思っていたら誘拐犯?の1人と目が合ってしまった。
「お、おい!ガキに見られたぞ!」
「ちっ!仕方ねぇ、あのガキも取っ捕まえろ!」
「へ?へ?」
…と呆けてる内になぜか俺も車に乗せられて走り去ってしまったんだが…おや?ヤバくね?
~廃工場~
「ちっガキ拐ってくるはずがおまけがつくとはな…」
「別にいいじゃねぇか。増えようが問題ないだろ。あのガキも運が無かったってことだ。」
・・・現在の状況だが、俺と女の子2人は手足を縛られて床に座らされている。荷物は少し離れた場所に置かれている、あの中のデュエルディスクが手に入れば簡単には脱出できるのだが…さて、どうするか?
「大丈夫よすずか。きっと助けが来るはずだから。」
「う、うんアリサちゃん。…君も巻き込んじゃってごめんね…」
「え?あぁいや大丈夫だよ。気にしてないから。」
しかし、この2人どこかで見たことがあるような…『アリサ』に『すずか』・・・・・もしかして、なのはの友達のあの2人かな?原作でもちょいちょい出てたからなんとなく分かった。確かどっちもお嬢様だったっけ?
だとすると誘拐の目的は身代金かな?
「…あんた随分落ち着いてるわね?」
「そう見える?」
「見えるわよ。普通こんな風に話なんて出来ないわよ?」
う~ん、ぶっちゃけ普段の修行の時のあの2人に比べたらあの誘拐犯怖くないからなぁ… 見た感じ戦い慣れてるって感じでもないし。
「おい!べちゃくちゃしゃべってんじゃねぇぞ!」
「あ、あんた達お金が目的なんでしょ!私が残るから2人は帰して!」
「ア、アリサちゃん!」
「大丈夫よ、お金が目的なら変なことはしないはずたから…」
そういう考えもなくはないが…素顔をさらしてる誘拐犯が素直に帰すとは思えないんだが…
「はぁ?俺達の目的は身代金じゃねぇぞ?そっちのガキに用があるんだよ。」
そう言って紫の髪の女の子…すずかを指さした…身代金が目的じゃない?
「なんですずかだけが目的なのよ!」
「あ?…もしかしてお前、こいつがなんなのか知らねぇのか?」
「だからなにがよ!」
「あっはっはっ!こいつはいい!知らないでこんな化け物の友達でいたって訳か!」
「っ!」
すずかの顔がこわばる…化け物?どういうことだ?
「あんた!すずかを化け物なんて!…」
「だってそうだろうが。そいつはなぁ…」
「やめて!言わないで!」
「吸血鬼なんだからよ!!」
「あ、あぁぁ…」
すずかの顔が一気に絶望に染まった…この顔を見る限りあいつが言ったことが嘘って訳じゃ無さそうだな…
「だから…だからなんだっていうのよ!」
「あ?」
「え…」
「吸血鬼だろうとすずかは私の親友よ!その親友を化け物なんて呼ばないで!」
「アリサ…ちゃん…」
「大丈夫よすずか。あんたが何者でもあたしはずっと親友よ。」
「!…うん…ありがとう…アリサちゃん…」
「けっ!化け物との友情ごっこってか?まぁいい。依頼者からは化け物には傷をつけるなとしか言われてないからな…」
「じゃあこっちのガキは好きにしていいってことだな?」
「なんだ?お前ロリコンか?」
「バッカ、こっちもなかなかの顔立ちだろ?…いまから調教すればいい上玉になるぜ?」
「い、いや!こっちに来ないで!」
「アリサちゃん!お願いします!アリサちゃんに酷いことしないで!」
「はぁ?お前らに拒否権なんざねぇんだよ!」
そう言いながら誘拐犯はアリサに手を伸ばす…
「いい加減にしろよ、クズ野郎。」
「あん?」
誘拐犯が俺の方へむく。
「さっきから聞いてれば胸くそわるいことばっかり言いやがって。」
「なんだ?お前もこの化け物の味方か?」
「化け物ね…なら聞くけどさ…吸血鬼のなにが悪いの?」
「え…」
「・・・はぁ?バカかお前?人間の血を吸って生きるこいつは悪いに決まってんだろうが。」
「それがおかしいんだよ。世の中蚊やコウモリみたいに人間の血を吸う生き物なんてたくさんいるぞ?そいつらはどうなんだよ?」
「蚊と吸血鬼を比べんなよ。それに、そいつは人を襲うかも知れないんだぞ!」
「襲うかも…だろ?襲うと確定はしていなし、今まで襲ったことがあるという事実もない。そんなんで人を化け物呼ばわりしてんじゃねーよ、バーカ。」
「てめぇ!なめてんじゃねぇぞ!」
「そうやってすぐに頭に血が昇る…程度がしれるなクズ。」
「このっ…調子にのってんじゃねぇぞガキが!!」
「ガハッ!!」
俺は男に蹴り飛ばされた。もちろん狙ってだ。
蹴られる時に地面を蹴って荷物の方に軌道修正をしてな。
「おいおい、やり過ぎるなよな?」
「別に構わねぇだろ。どうせ見られた以上生かして帰す訳にはいかねぇしな。」
男はナイフを手に取り近づいてくる…
「ちょっと!やめなさいよ!」
「早く逃げて!」
俺は荷物の中のデュエルディスクにカードをセットする。アリサとすずかが叫んでいるが…
「心配いらないよ…だって・・・
勝利の方程式はすでにそろった!」
「あぁ?何いってんだおま「こい!アメジスト・キャット!!」」
俺が叫ぶと目の前にピンク色の豹のようなモンスター…宝玉獣の1体アメジスト・キャットが現れた。
「な、なんだ!?この豹どこから…うぉ!?」
アメジストは現れるやいなや男に飛びかかり、ナイフを弾き飛ばした。
『大丈夫シュウ!?』
「あぁ助かったよ、アメジスト。」
『気にしないで、当然のことよ。』
「ありがとう。じゃあ、あっちの奴ら頼んでいい?」
『ええ。シュウをいじめるヤツは許せない!!』
そう言ってアメジストは男達に飛びかかっていった。おぉ…すごく怖い顔だこと。誘拐犯ビビってるぞ?
「その間に…頼むぞ、ルビー。」
俺はルビー・カーバンクルを召喚し手足の縄を切ってもらった。
「ありがとう。あっちの2人も頼むな。」
「ルビー!」
ルビーはアリサとすずかへ向かって行き歯で縄を切った。
「は?縄が切れた…え?何この子?」
「猫さん…なの?」
「ルビ?」
2人の言葉に首をかしげるルビー。
「か、かわいい…」
「ってそうじゃなくて、なによこれは!?」
2人が混乱している…まぁいきなり豹やら何やらが出てきたら驚くわな。
「こっこいつ!」
「すばしっこくて攻撃があたらねぇ!」
『これで終わりよ!』
「「う、うぉぉぉぉぉ!!!」」
その間にアメジストの素早さに翻弄された誘拐犯は積み上げられた木材の下敷きなった。あ、死んでないよ?気絶してるみたいだし。
さて・・・
「2人とも大丈夫?」
「う、うん。大丈夫だけど…」
「あんた、いったい何者なの?」
まぁそうなるよなぁ…ここはあれだな。
「俺は・・・
通りすがりのデュエリストだ!」
さて、後編へ続きます!