魔法科高校の劣等生に二回転生しちゃいました   作:葉楼

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遅くなってすいません
とりあえず書けました!
てか3000字超えたし…本当は毎話毎話このくらい書きたいですね〜。
しかし戦闘描写難しいな〜文字数やたら食われたし…
まあもともと下手くそなんですがね

では、少し長くなりましたが本編お楽しみください!


転生一回目2

ーーー四葉本家ーーー

 

四葉の屋敷に銃声と想子の嵐が吹き荒れていた。

 

 

「敵は北の森にいるらしいぞ!」

「警備の者は北の森に急げ!」

「侵入者を根絶やしにしろ!」

 

 

使用人全員が出動し侵入者を排除するこの体制は本来、四葉の警戒体制の警戒レベルの内最高レベルの一つ下であり、かなりの大人数、しかも対十師族を想定したものなのだが、今回の侵入者はたった一人だった。

 

そして、例の侵入者である『清 蓮玉』はというと、四葉家の南にある裏門へ向かっていた。

もちろん四葉の人間には一度も見つかっていない。

 

では何故四葉の人間が北へ向かっているのかというと彼の持つ『洗脳魔法』の所為である。

蓮玉は北の方を警備していた使用人達を操り、森の中に多人数の敵が潜んでいると思わせているのだ。

しかも敵がいないことを隠すために、想子が切れるまで魔法を撃たせ続けるという制限付きで

 

そのため、なにも知らない他の使用人達は今頃その洗脳された使用人達につられて魔法と銃を撃っている頃だろう。

 

そんなことを考えている内に蓮玉は南の裏門に到着した。

使用人のほとんどを北の方へ集めたはずだがそこはやはり四葉。どの場所にも数人警備を残していたようで、この門にも二人の警備がいた。

 

しかし、警備レベルが高く、一つの場所に人が集まっているからか警備の者は二人とも油断しているようだった。

 

その隙をつき、蓮玉はその背後に降り立ち、彼らの頭に触れる。

するとどうしたことか使用人の二人は何事もなかったかのように警備を続けた。

 

 

これが蓮玉の精神干渉魔法の一つである『洗脳』である。

この魔法によって彼はどんな者も操ることができる。

しかも操る時の命令の限度は無く、自害すらさせることも出来る。

この魔法を発動する時は操る対象に触れなければならないという制限もあるのだが、相手の身体であればどこでもいいためそこまで問題にはならない。

 

 

警備の二人には『何事もなく、警備を続ける』という命令を脳に書き込み、屋敷の見取り図を一瞥し蓮玉は四葉本家へと入っていった。

 

使用人や警備の者は外に出払っているようで屋敷内にはほとんど人の気配を感じなかった。そのため警戒はするも

人一人にすら会うことなく目的の場所へ進んでいく。

 

この角を曲がれば真夜のいるであろう部屋まであと少しというところで敵の気配を感じ進むのをやめる。

角の向こうを確認すると、四十代半ばの執事が立っていた。すると、相手も気づいたようで蓮玉へ魔法を放つ。

間一髪のところで避け、角から出る。

 

 

「ほう、あれを避けるとはなかなかの実力ですね。侵入者が全員この実力だと他の者は少し厳しいでしょう。

しかし侵入者、しかもこれだけの手練れの方が女性だとは思いもしませんでしたね。

さて、お嬢さんお仲間はどこにいるのか早めに教えて頂けないでしょうか?早くあなたを倒して皆の援護に行かなければならないのでね」

 

 

「四葉の人に褒められるのは光栄だけど他のやつの場所なんて言えないな。

つっても俺もそう簡単には負けないよ?」

 

 

ずっと笑みを浮かべたまま話す執事の言葉の端々から挑発の色が全く隠れずに表れてる。

蓮玉は少々ムカつき軽く言い返すが、執事は全く意に介さずさらに挑発を重ねてくる。

 

 

「ご心配なく。最初から教えてもらえるとは思っていませんよ。

さっさと負かして居場所を吐かせますから。

しかし女性に手を出すのは心が痛みますね。」

 

 

全くもってムカつくなこのおっさん、と、ブチ切れそうになるがその寸前である違和感に気付く。

あと俺の地雷も一つ

 

「あのさー、今この四葉本家に攻撃してるの俺なんだけど?」

 

 

「それは嘘ですかな?

まあ、真実であったとしてもあなたはここで殺しますがね。

覚悟はいいですか?お嬢さん」

 

 

蓮玉は動揺を誘うためにそう言ってみるが、執事は最初少し動揺した様子を少しばかり見せたものの全く信じない。

 

 

「やっぱ信じないよねーこんな事。

あとさ、勘違いしてるとこ悪いんだけどさ、俺男」

 

 

信じてもらうことを諦めた、と言っても最初から信じてもらえるとは思っていないので蓮玉は素早く男の勘違いを訂正する。

 

もともと顔つきは中性的でありよく女性と間違えられていたのだが、ここ三年四葉に追われ切る暇がなかった髪は、もともと少し長めだったことも相まって肩ほどの長さまで伸びている。

 

 

「なんと!こんなに綺麗なお方が男だとは!」

 

 

男は薄々勘付いていたようで驚く様子が少し白々しい。

 

 

男とはもう話すべきことがなくなり、さっさと男を倒して真夜の所へ行こうと思った蓮玉はCADを構え戦闘態勢に入る。

すぐさま『ドライ・ブリザード』を放つが手首のCADに素早く手を伸ばした男の魔法に全て弾かれてしまう。

全ての弾丸を弾いた男はCADを携帯端末型のものに切り替え、攻撃を開始する。

 

迫ってくる氷の刃を蓮玉は全て躱す。しかし反撃しようにも男の手数は多く、反撃の隙が無い。

そのためずっと避け続け、男の想子切れを狙おうとした蓮玉だが男の攻撃がさらに増え、避けることすらも難しくなってきており何発かは当たっていたためところどころ血が出てきている。

出し惜しみ出来ない状況に蓮玉は内心毒づき、後ろへ飛んで男と距離をとりもう一つCADを取り出す。

 

 

「ほう、特化型が二つですか」

 

 

男の言葉のように蓮玉が今持っているCADは二つとも特化型である。蓮玉は演算速度が遅いため特化型を使用している。しかも干渉力が弱く領域干渉を使われると6,7割の確率でたった一つの得意魔法を除いて魔法を使えなくなる。使えるその魔法もコントロールが難しく基本は相手を殺してしまうので人殺しはしないと心に決めている蓮玉はよっぽどのことがない限りその魔法を使わない。

そのため、いつも手の内がばれる前に速攻を仕掛けて戦闘を終わらせてしまう。

そして今回も速攻で終わらせようとした。

 

 

「ええ、魔法の発動が遅いもんでね……ねっ!」

 

 

自己加速術式を使い、男に接近する。男に接触する前に加重系の魔法を使い男に圧力をかける、そして膝をついた男に拳を振りかざし全力で振り切る。

しかし男は直前でどうにか避け後退する。そして目標を失った拳は空を切り蓮玉はバランスを崩す。

その隙をついて男は即座に今放つことのできる最大数の弾丸を生成し蓮玉へと放つ。

 

20もの氷の刃が蓮玉を襲う。

 

それを蓮玉は、腰から取り出した二丁のCADで迎え撃つ。

蓮玉が引き金を引くたびに氷の刃が一本、また一本と消えていく。しかしその場から無くなったのではないようで蓮玉の周りには水滴が飛び散っている。

 

これが彼が唯一得意とする魔法『最小分離(アトム・セパレーション)』である。

振動系加速・吸収系分離系統の複合魔法で、対象となる物体を構成する原子を不規則に、無秩序にを振動させ、原子間の結合力が弱くなったところを分離させ原子レベルまで分解するという魔法である。

分解された単体ではいられない原子はすぐに他の原子と結合する。

そのため、男が放った氷の刃は酸素原子と水素原子に分解され、酸素・水・水素となって拡散していった。

 

しかし数が多く17発までしか迎撃できず3発が蓮玉を襲う。どうにか移動系の魔法を使って自分を吹き飛ばし直撃を防ごうとする。

だが、発動が少しだけ遅く、一発を脇腹にモロにくらってしまう。

痛みで蹲ってしまいたくなるがここで隙を見せると攻撃されてしまうため蓮玉は痛みを堪え素早く立ち上がり男と対峙する。

 

 

脇腹から大量に出血している蓮玉を見て男は勝負に出る。

霧を発生させ蓮玉に向けて放ち視界を奪うと即座にありったけの想子を使い氷の刃を作る。その数なんと32本、己の想子をほとんど使い果たした男はその氷の刃を蓮玉へ放つ。

 

 

 

 

男が放ってきた霧を吹き飛ばした蓮玉が見たものは廊下一面を埋め尽くすほどの氷の刃だった。

ざっと見ただけでも先ほどの攻撃の時よりも数が増えている。

この数を一つ一つ照準を付け全て墜とす事は不可能と判断した蓮玉は使う魔法を切り替えた。

一つ一つを『最小分離』で照準を付けて墜とすのではなく、廊下に幕を張り、そこを通過するもの全てに『最小分離』の効果を与えるというものだった。

しかし、この魔法はある座標に固定した魔法を維持しなければないため継続的に想子を流す必要がある。

通常盤ですら想子の消費が激しくそう乱発はできない魔法であり、それを継続的に行うことは難しく、万全の状態でも5分、戦闘により想子を消費した今では十数秒も使えば想子がほとんど枯渇してしまうほどであった。

 

 

その魔法を十秒ほど使い男の放った氷を全て分散させたのを確認し、蓮玉は追撃が来ないか幕の向こう側に意識を向ける。

 

 

「っっ!!?」

 

 

魔法での追撃はやって来なかったが代わりに男がもの凄い速さで蓮玉へ攻撃を仕掛けようとしていた。膜を張っているということをわかっていないようでスピードを緩める気配がない。

咄嗟に蓮玉は膜を解除しCADを男に向け魔法を放つ。

左腕と右脚が『最小分離』によって消滅した男はバランスを崩して床に倒れ込む。

 

男を倒す絶好のチャンスであったが蓮玉もほとんど想子を使い果たしてしまい床に崩れ落ちる。

そして視界が真っ暗になった。

 

 

 

 




男のキャラが不安定な気が…

次も一週間以内を目処にしようと思います!
しかし今、テスト期間の真っ只中なんだよな…
まあ頑張らせてもらいます!

お読みいただきありがとうございました
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