他の小説の息抜きだけれどね。
*ちょっと一回間違えて別の話を投稿してしまいましたので、削除して改めて投稿しました。
「……うん、いいデュエルだったよ。今回はまけちゃったけれど、次は負けないんだから!」
「たまにならデュエルしてやらんこともない。……まあ、もっとも次も俺が勝つがな?」
「むっ!たかだか1回ボクに勝ったくらいで調子に乗らないでもらいたいね!次は負かす!」
レイはそう言って公園を走って出て行った。俺はそれを見送って、俺も家に帰ろうとしたとき、ソイツは俺に話しかけてきた。
俺はあろう事か、今の今までソイツの存在を忘れていた。そう、最強の存在を……!
「つ~ば~め~ちゃ~ん?」
「ヒ、ヒィ!?」
後ろから放たれる気配に背筋が凍りついたように冷たくなる。この感覚は俺がこの世界に来てから何度か味わっている。
オヤジが宝くじを買ったときに、オヤジのポケットからキャバクラの名刺が出てきた時に、オヤジが口を酒臭くして夜遅く帰ってきた時に、俺の母親が発していたものだ。
そう、この気配は――――殺気。
俺の母さんが放つ気配だ。それも、今までにオヤジ越しに味わったものとは比ではないほどの殺気だ。オヤジは今までこれほどの殺気を受けていたのか!?
「レイちゃん……というかな・ん・で・女の子を泣かしているのかしらぁ~?そこのところ原稿用紙10枚以上で説明してもらいたいわねぇ?」
「え、ええ……最後はいい雰囲気だった……」
「ええ、確かにそうでしょうね。で・も・ね。少しはあの子の気持ちを察しなさい」
「は?何をいって……」
「……仕方がないわね……デュエルよ。私が勝ったら、レイちゃんに謝りにいきなさい」
「は、はぁ?それはどういう……」
「問答無用!デュエルよ!」
「んなぁ?」
母親のデュエルデスクから、突然手錠のついたワイヤが飛んできた。そのワイヤの先には手錠のようなものがあり、俺の腕を拘束する。
……これって
「デェエルアンカー!?なんでそんなもん持ってんだよ!?」
「あら、よく知っているわねぇ。昔、ちょっと……ね」
「なんだよ!?気になる!でも聞きたくない!」
「とにかく……デュエルよ。でないと、電流がビリビリ~ってなっちゃうわよ?」
「く……くそったれが!」
「「デェエル!!」」
燕 ライフ4000
雀 ライフ4000
「俺のターン!ドロー!そして、《デーモンの騎兵》を召喚!」
《デーモンの騎兵》
モンスターカード
☆ 4 闇属性
【悪魔族・効果】
フィールド上のこのカードがカードの効果によって破壊され、墓地に送られた場合、自分の墓地から「デーモンの騎兵」以外の「デーモン」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
ATK/1900 DEF/0
「そしてカードを一枚伏せる!これでターンエンドだ!」
燕 手札4枚 ライフ:4000
「私のターンね、どろ~」
……くっ!なんか気が抜ける……
「これは中々に良い手札ねぇ、私は《イリュージョンの儀式》を発動するわ」
《イリュージョンの儀式》
魔法カード
【効果】
「サクリファイス」の降臨に必要。フィールドか手札から、レベルが1以上になるようカードを生贄に捧げなければならない。
…………ハァ!?イリュージョンの儀式!?ということは……あのものすごい面倒なカードが来るのかよ……クソッタレが……
「手札よりモンスターカード一枚を捨てて、降臨!《サクリファイス》!!」
そして降臨するのは、一つ目の異形のモンスター。サクリファイスだ。
これは前世でもものっすごい苦労させられたカードなんだよなあ……少しまずいか。
《サクリファイス》
モンスターカード
☆ 1 闇属性
【魔法使い族・儀式/効果】
「イリュージョンの儀式」により降臨。
1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、
装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。
このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターの
それぞれの数値になる。この効果でモンスターを装備している場合、
自分が受けた戦闘ダメージと同じダメージを相手ライフに与える。
また、このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりにこのカードの効果で
装備したモンスターを破壊する。
ATK/0 DEF/0
「そして、サクリファイスの効果を発動するわよ~。《デーモンの騎兵》を吸収!」
そして、デーモンの騎兵がサクリファイスに吸収されていく。
……これが厄介なんだよなぁ。
「そしてサクリファイスの攻撃力と守備力は、吸収したカードと同じ数値になるのよ~」
《サクリファイス》
ATK/1900 DEF/0
「そして、そのまま攻撃よ!やっちゃいなさ~い!!」
「グゥァっ!」
燕 ライフ:4000→2100
「そのままターンエンドよ~。ふっふ~ん。どうかしら?」
雀 ライフ:4000 手札3枚
……クソ……今の俺の手札には、まともなカードがない……
《暗黒魔族ギルファー・デーモン》
《デーモンの召喚》
《ヘル・エンブレンス・デーモン》
《戦慄の凶皇ージェネシス・デーモン》
すべて生贄召喚が必要なカードばかりだ……まあ、ジェネシス・デーモンの攻撃力と守備力を半分にして召喚することもできるが……それでも今のサクリファイスの攻撃は1900……妥協召喚したら、1500の攻撃力になる。勝てないだろう。
……仕方がない。ドローに賭けるか。
「俺のターン!ドロー!!」
来たカードは……
《手札抹殺》
魔法カード
【効果】
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから捨てた枚数分のカードをドローする。
よし、手札交換だ!!
「俺は魔法カード《手札抹殺》を発動!」
「あらあら、手札交換かしら?」
「そして、この瞬間墓地に捨てられることによって、《暗黒魔族ギルファー・デーモン》の効果を発動!サクリファイスに暗黒魔族ギルファー・デーモンを装備!よって、サクリファイスの攻撃力は500ポイントダウン!」
「フフ、やるわねえ、いいわ。サクリファイスを破壊できるカードが来ればいいわねえ」
《暗黒魔族ギルファー・デーモン》
モンスターカード
☆ 6 闇属性
【悪魔族・効果】
このカードが墓地に贈られた時、装備カード(攻撃力/マイナス500)となり、フィールド上のモンスター一帯に装備させることができる。
ATK/2200 DEF/2500
サクリファイス
ATK/1900→1500 DEF/0
お互いに手札を交換する。
……逆転できるカードが来ているか?
一枚目……
《絶対服従魔神》
強力なカードだが、それは攻防の面のみだ。効果によるデメリットが大きすぎる。
使えないな。次だ!
二枚目……
《墓地墓地の恨み》
これは、相手の攻撃力を0にする事ができるカードだが……今のかあさんの墓地のカード枚数は6枚。効果を発動するには、あと2枚墓地に送らせなければいけないな……
次ぃ!!
三枚目……
《伏魔殿ー悪魔の迷宮ー》
お、これは悪魔族の攻撃力が500上がる魔法カードだな。だが、現時点では召喚できる悪魔族のカードがない。最後に賭けるしかないな。
……ドロー!!来い!!
来たカードは……
《トリック・デーモン》
よし!来た!
「俺は《トリック・デーモン》を召喚!そしてフィールド魔法、《伏魔殿ー悪魔の迷宮ー》を発動!」
召喚されるのは、髑髏を被ぶった女性の悪魔族。さらに周囲が魔王城のような禍々しい建造物に包まれる。
《伏魔殿デーモンパレス-悪魔の迷宮》 †
フィールド魔法
【効果】
このカードがフィールド上に存在する限り、
自分フィールド上の悪魔族モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
また、自分フィールド上の
「デーモン」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスター以外の自分フィールド上の
悪魔族モンスター1体を選んでゲームから除外し、
自分の手札・デッキ・墓地から選択したモンスターと同じレベルの
「デーモン」と名のついたモンスター1体を選んで特殊召喚する。
「伏魔殿-悪魔の迷宮-」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
《トリック・デーモン》 †
☆ 3 闇属性
【悪魔族・効果】
このカードがカードの効果によって墓地へ送られた場合、
または戦闘によって破壊され墓地へ送られた場合、
デッキから「トリック・デーモン」以外の
「デーモン」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
「トリック・デーモン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
ATK/1000 DEF/0
「そして、トリック・デーモンの攻撃力はフィールド魔法の効果により、1500に上昇!そのままサクリファイスを破壊!やれ!!」
俺の指示により、トリック・デーモンはサクリファイスを持ち前の杖からビームを出して、破壊する。よし、これで……なに!?
俺が驚いたのは、確かに破壊した筈のサクリファイスが無傷でフィールドにのこっていたからだ。
対するトリック・デーモンは、サクリファイスの攻撃力が1500のため、相打ちになって倒れていた。
どうなって……あ、クソッ!…………忘れていた。サクリファイスの第二の効果を。
「ふふふ、サクリファイスの効果を発動したわ。サクリファイスが戦闘で破壊される場合、代わりに装備したモンスターを破壊させることができるのよ~」
……くっ!破壊はできなかったか……だが!!デーモンの騎兵の効果!墓地から「デーモン」と名のついたモンスターを特殊召喚できる!俺は《ヘル・エンブレンス・デーモン》を特殊召喚!」
これで次のターン持てば逆転できる!!
燕 ライフ:2100 手札:2枚
場:モンスター1枚・伏せカード1枚
次回の更新は未定です。申し訳ありません。
最長で1年はかかるかと。