僕と同居人と召喚獣   作:迷単底

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今回はちょっと短めです


第13話:学園祭開始!

明久side

 

学園祭当日、僕たちはAクラスでお店の最終確認をしていた。

 

『ちょっと、ケーキの下ごしらえしたのどこやったの!?』

『私のメイド服知らない!?』

『材料これで足りるのか!?』

『おいバカ!!何やってんだ!!』

 

みんな慣れないことなのでてんてこ舞いのようだ。

 

「はぁ……、こんな調子で大丈夫なのかな……」

 

「あ、明久ここにいたのか」

 

「あ、みんな。どうし……た…の……」

 

後ろから妹紅に声をかけられ、振り向くとメイド服を着たみんながいた。

 

「明久……どう、かな?」

 

「似合ってる……かしら?」

 

そう言いながら恥ずかしげに妹紅とアリスは聞いてくる。

ちなみに咲夜もメイド服を着ているが慣れているので顔色ひとつ変えてない。

 

「うん、二人とも似合ってるよ。それに二人のメイド服姿なんて新鮮だしね。正直見惚れちゃったよ」

 

「そ、そうか」

 

「な、ならよかったわ」

 

そう言いながら二人は顔を赤くしながらそう答える。

ただ、咲夜は少しムッとした顔でこちらを見てくる。

 

「明久様……わたしはどうですか?」

 

「ちょっ!学校では様付けは止めてって言ってるでしょ!聞こえてたらマズイからね!」

 

「私たちにしか聞こえてませんよ、きっと。それよりも感想を下さい」

 

そう咲夜が感想を急かしてくる。

でも感想って言っても……

 

「いつも通り……だね。家ではずっとメイド服なんだし」

 

「……そんなんじゃ女の子に嫌われますよ?だから、その、もっとちゃんと……」

 

そう咲夜が恥ずかしげに言ってくる。

 

「悪かったよ……。そうだね……よく見るといつもとは違うメイド服だね、学園祭だからかな?あとは……いつもより綺麗だよ」

 

「……ありがとう、ございます」

 

そう咲夜が顔を真っ赤にしながら答える。自分でもさっきのはちょっと恥ずかしかったな……

 

『なんで明久はああいうことが簡単に……』

 

『あきらめろ、あいつはああゆうやつだ』

 

そして妹紅とアリスはコソコソと二人で話しているが小さくてよく聞こえない。

 

「そういえば明久も異様に似合ってますね、執事服」

 

「ほんとよね、なんか着慣れているという感じが……」

 

そう、僕は今執事服を着ているのである。

そして着慣れているというのはとある事情で昔やったことがあるからのである。

 

「ああ、アリスが来る前の話なんだがな、一時期明久は執事を強要されてたんだよ」

 

「ちょ、妹紅!?」

 

「いいじゃないか、隠すほどのもんじゃないだろ?」

 

そう笑いながら妹紅が言ってくる。

あれを言われるのは結構恥ずかしいんだけどな……

 

「そうよ、私たちに言えないことじゃないんでしょう?」

 

「それはそうだけど……」

 

「それに強要ってのも気になりますしね。妹紅、続きをお願いします」

 

なんでこの二人はここまで興味津々なんだよ……

 

「たしかあれは明美さんと玲さんが一時期メイドや執事にはまっていてな……」

 

「「ふんふん」」

 

「そしてちょうどその頃から明久が家事担当になっていて、いっそのことだから明久に執事姿で家事をさせよう、ってことになったわけだ」

 

「「なるほど……」」

 

ちなみに執事とメイドの二択だったのだが、さすがにそこまでは言わないでくれているみたいだ。

 

「そういえば明久って召喚大会にでるのよね?」

 

「え、一応ね」

 

「どうして出るの?」

 

「どうしてって……自分の力がどこまで通用するかを試したい……からかな?」

 

僕は去年に比べてかなり点数が上がったし、これでも操作技術や運動神経にはかなりの自信がある。

そうなると自分の力はいったいどこまで通用するのか?そう思い、いい機会だから出ようと思ったのである。

 

「そう……じゃあ賞品はどうするの?」

 

「賞品?」

 

「確か如月グランドパークのペアチケットがあったわよね?あれって誰と行くつもりなの?」

 

「あ、私も気になるなそれは」

 

「そうですね……いっそのことここで言ってもらいましょうか」

 

そう言いながら三人から気圧されるようなオーラを出しながらこちらに迫ってくる。

 

「えっと……言わなきゃダメ?」

 

「「「ダメ」」」

 

実は決めてないんだけど、それを言ったらなお一層のことやっかいになる。

そう僕の経験と勘が告げている。

 

「えっと…」

 

『おーい!!そこで話してないでこっちを手伝ってくれ!!』

 

「あ、僕が行くよ!じゃあねみんな!」

 

「「「あっ!?」」」

 

僕が意を決して話そうとしたところにクラスメイトから声がかかったので僕はダッシュで逃げるようにその場から立ち去るのだった。

 




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