さて、どうなるのでしょうか?
明久side
あの後は滞りなく準備が終わり、開店してからもお客さんが途切れる様子はなかった。
そして僕は今、召喚大会の予選会場にいる。
『それではただいまより、召喚大会の予選Bブロックを開催します』
どうやら召喚大会のエントリーが多かったようで予選はA〜Hの8つのブロックに分けられて行われる。
試合形式はバトルロイヤルのようで、最後に残った1人が本戦に進めるようだ。
『なお、予選は一般公開はされませんので皆さんリラックスして下さい』
ちなみにこのブロックの人数は僕を含めて18人、結構な人数である。
「吉井……覚悟しなさいよ!!」
「お姉さまの敵は美春の敵です!!」
そう言って僕に殺気を向けてくる人物が約2名……
いろんな意味でやっかいだな……
『さて、では今から教科の決定をします。ちなみに教科はランダムで決まるのでご注意下さい』
そう司会の先生が進める。
僕の腕輪は一対一じゃ役に立たないし、むしろこういう対集団戦でその力が発揮される。
(腕輪が使えれば積極的に戦闘に参加、使えなければ回避しながらチマチマと倒すのが定石だね……)
そう僕はこれからの作戦について考えてた。
どうか腕輪が使える科目になるといいんだけど……
『さて……使用される科目は……』
……来いっ!
『世界史です!それではフィールド展開します』
来たっ!世界史なら腕輪を使えるっ!
『では皆さん、召喚獣を召喚して下さい!』
『『『『
「
そしてみんなが召喚獣を召喚し、その点数が表示される。
世界史
『2ーA 吉井明久 428点』
VS
『2ーF 島田美波 71点』
VS
『2ーD 清水美春 124点』
VS
『その他モブ 平均180点』
どうやら僕より点数の高い人はいないようだ。
これならいけるかもしれない
『それでは勝負開始ッ!』
先生の掛け声と同時に勝負が始まり、僕は前へと飛び出す。
『クッ……まさか400点越えがいるとはな……』
『こうなったらあいつを一番最初に叩くぞ!』
『おう!』
そう言って3人ほどの召喚獣が僕の召喚獣に向かって突っ込んでくる。
見たところこの中では結構点数が高い方である。
「よっ、ほっ、とっ!」
しかし僕はそれを全て紙一重で避けて相手を引きつけて技を使用するタイミングを計る。
(……ここだ!)
装覇流剣術 四の型〈
刀を逆手に持ち、片足を軸にして刀を横薙ぎに思い切り振る。
その斬撃で2体の召喚獣を倒し、残り1体も瀕死の重傷を負っている。
『グッ……ここは引くしか……』
「逃がさないよ」
そう言って僕はさっきよりも明らかに速いスピードで駆け抜けて逃げようとした召喚獣を切り裂く。
『なっ!?さっきよりも速い!?』
「僕の召喚獣の腕輪は対集団戦、持久戦に向いててね……」
そして僕の召喚獣の点数の変化が表示される。
『2ーA 吉井明久 715点』
『『『なっ……!?』』』
『おい、どうゆうことだ!?』
『さっきより点数上昇してるじゃないの!』
『何がどうなってるんだ!?』
続いて周りの人の驚きの声が上がる。
「僕の召喚獣の腕輪は倒した相手の点数を吸収できるんだよ。だからこんな点数になってるわけ」
『はあ!?』
『そんなん勝ち目ないじゃねえか!』
『どんだけ倒しても回復すんだろ!?』
「ところがどっこい、最初に400点越えててもそこから削られて399点以下になるともう回復はできなくなる」
つまり……、と僕は言葉をつなぐ。
「君たち全員が一斉にかかるとかしないとどんどん不利になる。早めに倒すのをオススメするよ」
これでいいだろう。これなら全員が僕にかかってくるから早めに勝負が終わるだろう。
『くっ……やるしかないのか』
『よし、ここはあいつ倒すまで一時休戦だ!』
『『『おうっ!』』』
そう言って他の参加者の召喚獣が一斉にかかってくる。
「まあそう来るよね……。でも……」
予想通りすぎる!
さっきのはこの状況にするためにわざわざこういったんだ。
当然この状況の対抗策くらい考え付いてる!
「はああああああっっ!!」
装覇流剣術 五の型〈
その掛け声とともに周囲に高速の突きを放つ。
それだけで他の召喚獣は後ろに下がる。
『速えっ!』
『今何発突いたかみえなかったぞ!』
そしてほとんどの参加者は突っ込んで来るのをためらっている。
おそらくさっきの突きに気圧されたのだろう。
「死になさい、吉井っ!」
「くたばりなさい、ブタ野郎っ!」
しかし島田さんとドリルツインテールの女の子が突撃してくる。
「あまいねっ!」
僕は二人の召喚獣の間を駆け抜けさせ、それと同時に二撃ずつそれぞれの召喚獣にくわえさせる。
『2ーF 島田美波 DEAD』
&
『2ーD 清水美春 DEAD』
VS
『2ーA 吉井明久 824点』
そして二人の召喚獣が戦死したようでその点数が加算される。
『おい、やべえよ……、また点数上がったよ……』
『本当に早めに倒さないとますますまずいぞ……』
『お、お前行けよ』
『そういうあんたこそ行きなさいよ』
生き残ってる参加者全員が尻込みしており、誰一人かかって来ようとしない。
「来ないならこっちから行くよ!」
そう言うと同時に召喚獣を動かす。
殴り、斬り、蹴り、突き、斬り、投げ、斬り、斬り、蹴り、斬り、次々と周りの召喚獣を消しとばしていく。
『な……あ……』
そして残りはついに僕ともう一人になる。
『2ーA 吉井明久 1523点』
この点数ではもう勝負が決まったようなものだ
それならばここで決めるとしよう
『クッソォおおおおッッ!!』
そう最後の一人がヤケクソに突っ込んでくるが、僕はそれを一瞬で何回か切り裂く。
そして……
『決着です!Bブロックを制したのは吉井明久君です!』
そうして僕は召喚大会の本戦に進むことが決定した。
書いてて思ったこと
明久の腕輪がチートすぎる……
うん、やりすぎた感はある。
だけどもうやり直せない……
さて、まだまだやっておりますアンケート
その中間結果は……
妹紅:1票
アリス:1票
咲夜:8票
圧倒的な咲夜さんの人気……