アンケートでは咲夜さんが圧倒してましたよね……
明久side
召喚大会の決勝が終わった後、そのまま教室に戻ったんだけど……
『吉井、指名入ったぞー』
「へーい……」
これで指名は24回目……
昨日とかは10回もなかったんだけど、召喚大会が終わったらなぜかこうなった
「明久、モテモテだな」
「こっちとしては疲れるだけなんだけど……」
暇を持て余してる妹紅がそう言ってくる
「まあ召喚大会のあれはなかなかかっこよかったからな」
「そうかな……?」
「うん、すごくかっこよかったぞ…………ほんとにな」
「え?今なにか……」
最後の言葉はボソッと言ったため聞こえなかった
「ううん、なんでもないよ。それよりも早く行きな」
「おっと、そうだね」
そう言って指名が入ったテーブルに行く
危ない、忘れるとこだった……
でも売れ上げに貢献できるんだし頑張らなくちゃね……
『吉井君、悪いけど追加で3人の指名入ったわ』
やっぱり無理かもしれない……
『それでは清涼祭の成功を祝ってかんぱーーい!』
『『『『かんぱーーい!』』』』
僕たちAクラスの面々は清涼祭の打ち上げということで近くのレストランを貸し切りにしている。
これも学園が少しだけ手回ししてくれたらしい。
「死ぬかと……思った……」
あれから閉店まで写真撮影に紅茶の給餌、その他もろもろのサービスを行いつづけた。
「すごいじゃないですか。個人指名率1位間違い無しですよ」
「うん……、ていうか咲夜はなんで僕より働いてたのに元気なの?」
「本職ですから」
「あ、やっぱり?」
これが本職との違いというのか……!?
「……ちょっと夜風にあたってくる」
そう僕は立ち上がってそう言う。
「大丈夫ですか?」
「うん、ちょっと慣れないことして疲れただけだからリラックスしたいだけだよ」
「わかりました。あまり長く居ると風邪を引くかもしれないので気をつけてくださいね」
「はいはい」
僕はそう言って一旦外に出て、近くにあった公園までいく。
するとそこに見知った影がいた。
「あれ、アリスもここにいたの?」
「ええ、今日はちょっと疲れたから少しここで休んでいようと思って」
「へえ、僕もだよ。あ、隣いい?」
「もちろんよ」
僕はベンチに腰掛けて空を見上げる。
星が綺麗に輝いている。
「明久……今日は本当にお疲れ様」
「うん……召喚大会にお店と疲れることばっかりだったからね……」
多分今年以上に濃い学園祭はもうできないだろうな……
そこが何か寂しい気がする。
「じゃあ少しここで休んだら?」
そう言うとアリスの手が僕の頭を引き寄せて、僕の頭はアリスの膝の上に乗る。
いわゆる膝枕というやつだ。
「えっと……アリス?」
「疲れてるんでしょ?遠慮せずに休みなさいよ。少し時間が経ったら起こしてあげるから」
そう言ってまぶたの上に手を乗せてくる。
その手は少し冷たかったが、そのヒンヤリとした手の温度が気持ちいい。
「ありがとね、アリス……」
「気にしないで、これは私がやりたくてやってるんだもの」
僕はアリスのそんな声を聞きながら眠りについてしまった……
アリスside
「すぅ……すぅ……」
私の膝の上で眠っている明久の頭を優しく撫でていると、人影が近づいてくるのを感じる。
「あ、アリス……に明久もここにいたのか」
「探したんですよ」
妹紅と咲夜である。
姿が見えなかったので探しにきてくれなのであろう。
「ん?明久寝てるのか?」
「ええ、今日は慣れないことばかりで疲れたみたい」
「へえ……相変わらず無邪気な寝顔だな」
「そうね……。明久って結構ギャップが激しいものね」
明久は戦闘になれば普段の何倍か増しでカッコよく見えるし、戦略面になれば少し黒い部分が見え隠れし、他にも頼れるリーダーみたいな面や、見知らぬ誰かを必死に助けようとする優しい面も持っている。
その分こんな寝顔は無邪気でかわいく見えるのだ。
「それよりも早く明久を起こしましょう。何やら召喚大会の祝勝会が始まるみたいですし」
「分かったわ。あ、でもその前に……」
パシャリ
携帯で明久の寝顔の写真を撮る。
うん、うまく撮れてる
「あ、ずるい」
「早い者勝ちよ。それよりも明久、そろそろ起きないと風邪ひくわよ?」
「ん……おはよう。あれ?妹紅に咲夜もいたの?」
「召喚大会の祝勝会が始まるみたいだから呼びにきたんですよ」
「主役がいないと始まらないしな」
「え?そんなのあるの?じゃあさっさと行こうかな」
そう言って明久は立ち上がるとお店の方へと歩き出し、私たちもそれに続く。
多分、これからも明久が私たちの先を行き、それを私たちが着いて行く。
そんな日常が繰り広げられるだろう。
だって……
わたしたちがこの人を好きという気持ちはずっと、変わらないだろうから
あ、ちなみに新しいアンケートやってますよ
内容は新しい同居人についてです