僕と同居人と召喚獣   作:迷単底

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さて、今回からはみなさまお待ちかね?の如月ハイランド編です
一応キャラ崩壊(ギャップ萌え)があると思いますので


如月ハイランド編
第21話:いざ、如月ハイランドへ!


明久side

 

清涼祭から数日経った土曜日の夜、僕は本を読んでたらあることを思い出した。

 

「ねえ咲夜、突然で悪いんだけど明日の日曜日って暇?」

 

「私ですか?特に予定は入ってませんよ」

 

いきなりの質問に咲夜は疑問を持ちながら返してくれる。

 

「じゃあさ、如月グランドパークに行かない?チケットはあるし」

 

「………………今、なんて言いましたか?」

 

すると咲夜がありえないことを聞いたみたいな顔をして聞き返してくる。

妹紅とアリスも同様な顔をしている。

 

「え、だから如月グランドパークに行かない?」

 

「えっと…………それはみんなで?」

 

「いや、なんかこのチケット男女ペア専用みたいだからみんなで行くのは無理みたいなんだよ。だから、一枚は霧島さんにあげたんだ」

 

二枚持ってても男1、女3という構成比上一枚は使えないのである。

 

「なあ、明久。なんで咲夜を誘ったんだ?」

 

そう言って妹紅が袖を引っ張ってきながら聞いてくる。

その顔は不機嫌そうで、アリスも似たような表情をしている。

 

「え?ほら咲夜ってさ、最近はたらき詰めだし清涼祭の模擬店でもがんばってたじゃん。だからたまにはゆっくりして欲しいと思って、一緒に遊びに行こうって誘ったんだよ」

 

「ふーん……」

 

妹紅もアリスもその答えに少しだけホッとしたような表情をする。

 

「で、咲夜は行きたい?」

 

「是非ご一緒させていただきます」

 

そう言って珍しく咲夜が笑顔で即答してくれる。

よっぽど遊園地にいけるのが楽しみなのだろう。

 

「では10時に駅前の広場に集合でよろしいですか?」

 

「…………普通に家から一緒に行けば良くない?」

 

同じ家に住んでるんだしわざわざ待ち合わせするなんて無駄だと思うんだけど……

 

「いいじゃないですか。たまには」

 

「いや、別に咲夜がいいならいいんだけど……」

 

非効率だと思うんだけど結局は待ち合わせをすることとなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜そして日曜の朝〜

 

 

side雄二

 

「……雄二、おはよう」

 

休日の朝。俺が目を覚ますと目の前に翔子がいた……

 

「……今日はいい天気」

 

「ん?ああ、そうみたいだな」

 

カーテンを開けると強い光に目を細める、そして再びと幼なじみの姿を見る。

今日は休日だからか、さすがにいつもの制服姿ではなかった。

寝ぼけているのかもしれない。眠気を振り払うように頭を大きく振って、翔子に向き直る。

 

「あらためて、おはよう。翔子」

 

「……うん。おはよう雄二」

 

「よいしょ、っと」

 

そう言って俺は身体を起こすがひとつ疑問に持ったことがある。

どうして翔子が俺の部屋にいるんだ?

今日はコイツと何かの約束をしていただろうか?

寝起きのためか本調子ではないが頭で記憶をさかのぼる。ダメだ。全く覚えがない。なら約束ではないだろう。だとすると……

ほかの理由を考えて、1つの結論にたどり着く。そうか、そういうことか……

 

「悪い翔子。俺の携帯とってくれ」

 

「……電話でもするの?」

 

「ああ、そうだ」

 

翔子が渡してくれた携帯を操作し、番号を押す。

コイツがここにいること。それは……

 

「ああもしもし?警察ですか?」

 

 

 

「不法侵入です」

 

 

 

ガチャッ!

 

「おふくろっ!どういうことだっ!」

 

「あら雄二。おはよう」

 

キッチンに駆け込むと、おふくろは洗い物をしながら朝の挨拶をしてきた。

 

「おはようじゃねぇっ!どうして翔子が俺の部屋にいるんだ!思わず通報しちまって、おかげで俺は警察のオッサンに二次元と三次元の区別が出来ない妄想野郎と思われちまっただろうが!」

 

幼なじみが無断で俺を起こしに部屋に入ってきた、と告げたときの相手の反応は俺の心に深い傷を残してくれた。寝ぼけていたとはいえ、一生の不覚だ!!

 

「……え?」

 

俺の言葉をうけて、おふくろが何度か大きな瞳を瞬かせる……

 

「翔子ちゃんが……?」

 

おふくろが頬に手を当てて困ったような顔をしている。

この態度だと、もしや翔子単独の行動だったのか?

おふくろの手引きじゃなかったのか?

もしそうだとしたら、いきなり朝から怒鳴るのは悪かったかもしれないな……

 

「ああ、いや、怒鳴って悪かった。俺はてっきりおふくろがアイツを勝手に俺の部屋に上げたものだと」

 

「もう、翔子ちゃんってば奥手ねぇ。折角お膳立てしてあげたのに何もしないでいるなんて勿体な……あら雄二、どうしてお母さんの顔を鷲掴みにするのかしら?」

 

「やっぱり、アンタのせいか……!」

 

この母親には一度きっかり常識を教えてやるべきだろう。

 

「……雄二。お義母さんを虐めちゃダメ」

 

「止めるな翔子。俺は息子としてこの母親の再教育をしないといけないんだ」

 

遅れて現れた翔子が俺の腕を掴んで邪魔してくる。

なんとなく、翔子の言う『お母さん』の発言が普通と違うような気がするが、今は気にしてはいけない。

というかツッコんでは負けな気がする。

 

「……言うことを聞かないと、この本をお義母さんと一緒に読む」

 

「あん?……って、ま、待てっ!それは女子の読むものじゃない!早くこっちに寄越すんだ!」

 

翔子が取り出したのはA4サイズの冊子。

くっ、よりにもよってあの本か!ムッツリーニですら唸らせた至高の1冊が見つかるなんて最悪の事態だ!

っていうかどうやって見つけ出したんだ!?一緒に暮らしているおふくろでさえわからないような場所に隠したはずだぞ!?

 

「あら翔子ちゃん。それは雄二が歴史の資料集の表紙をかぶせて、机の2番目の引き出しの二重底の下に隠してある秘密の本じゃない?」

 

「わ、わかった。おふくろは開放しよう」

 

言われた通りアイアンクローを取りやめる。なんて汚い脅迫なんだ。てかおふくろにもバレていたのか……

 

「やれやれ……。んで、どうして翔子が来てるんだ?」

 

「……約束」

 

「約束?今日俺となにか約束をしていたか?」

 

「……うん」

 

いつもの調子で頷いてポケットから小さな紙切れを取り出す翔子。どうやら何かのチケットのようだ。え~っと……

 

「あら。如月グランドパークのオープンチケット?しかもプレミアムって書いてあるから特別なチケットなんじゃないの?凄いわ翔子ちゃん、よくこんなもの手に入ったわね~」

 

「……優しい人がくれた」

 

明久だな、絶対……

あの野郎……!

 

「……雄二、行こう?」

 

「嫌だ」

 

「……そう、じゃあしょうがない」

 

お?珍しくな。こいつがこんな簡単に諦めるなんて……

 

「……強行手段にでる」

 

そう言って翔子はスタンガンや手錠、怪しげな薬を取り出してくる。

 

「翔子、すまんが準備してくるからちょっと待っててくれ」

 

「……わかった」

 

よし、このすきになんとか逃亡を……

 

「……ちなみに逃げようとしたら気絶させてから強制的に連行する」

 

……読まれてる、だと?

これはもう腹くくるしかないか

それによくよく考えればたかが遊園地だしな……

 

 

 

明久side

 

「すいません、遅れましたか?」

 

「いや、15分前だし大丈夫だよ」

 

僕と咲夜は待ち合わせの場所で合流する。

女性はいろいろと準備に時間がかかるらしいからこれくらい普通なのだろう。

 

「その服似合ってるね」

 

「あ、ありがとうございます」

 

咲夜の今日の服は普段よりもかなり気合いが入っており、普段はしてないお化粧も少ししているようだ。

 

「じゃあ行こうか。あ、忘れ物とかない?」

 

「いえ、特にありませんよ。明久こそ大丈夫なんですか?」

 

僕たちはそう軽い会話をしながら駅の中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「吉井が駅に入ったわ」

 

『わかりました。こちらは現地で待機しています』

 

そう電話をしているひとつの陰には気づくよしもなく……




最後の二人は誰なんでしょうね?(棒)

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