僕と同居人と召喚獣   作:迷単底

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相変わらずの駄文でございますがどうぞ


第2話:Aクラスにて

 

〜Aクラス前〜

 

僕たちはAクラスの前まで来ていて少し呆然としていた。

 

「ここって……学校だよね?」

 

「そのはず……よね?」

 

「豪華すぎるだろ……」

 

「ホテルと言った方がまだ信じられるわね……」

 

そう、そのあまりの豪華さに正直驚いてたのだ。

流石にここまで豪華だとすごいという感情を通り越して逆に引く。

 

「と、取り敢えず入って席に着こうか」

 

ガラリとドアを開けて教室に入り、自分の席を確認する。

 

「窓際か……なかなかいい席だね」

 

「む……明久の前か……」

 

「私は明久の後ろね」

 

「私は隣のようですね」

 

どうやら僕たちの席は何故か固まっているようで、僕を中心に前に妹紅、後ろにアリス、右隣りに咲夜のようだ。なんか身内率が高くて作為的なものを感じるんだけど……

 

 

そして席についてしばらくみんなとしゃべっていると、先生がやってきたので前を向く。

 

「皆さん進級おめでとうございます。私はこの2年Aクラスの担任兼学年主任こ高橋洋子です。よろしくお願いします」

 

そう教壇に立っ自己紹介をしたのは、学年主任を務める才女、高橋先生である。

この先生にも1年の時に勉強をよく見てもらって、お世話になった先生だ。

 

 

「まずは設備の確認をします。ノートパソコン、個人用エアコン、冷蔵庫、リクライニングシート、その他の設備に不満がある人はいらっしゃいますか?」

 

ある人がいるならばそれはよっぽどの金持ちの家で育ったに違いない。

 

「教材資料はもとより、冷蔵庫の中身なども学園よ支給されています。足りないものがあると思った方は遠慮せずに教師に申し出てください」

 

ずいぶんと太っ腹な学校だな……。

一体Aクラス1人あたりにいくらかけてるんだろうか?

 

「それではまずは代表と学年次席に挨拶してもらいます。霧島さんと吉井君は前に出てきてください」

 

うえっ!?僕も出るの!?

正直目立つのは苦手なんだけど……

 

そう思いながら立ち上がり、前に出ると教室内がざわつき始める。

きっとみんな成績の悪い僕がAクラスにいること自体がおかしいと思ってるんだろうな……

 

「静かにしてください。それでは霧島さんから挨拶をお願いします」

 

高橋先生はクラスのみんなを落ち着けて霧島さんに挨拶をするように促す。

 

「……霧島翔子です。1年間よろしくお願いします」

 

「ありがとうございます。それでは吉井君もお願いします」

 

霧島さんが特に当たり障りの無い挨拶をしてから僕の番になる。

 

「えーっと……、今年度の学年次席となった吉井明久です。慣れない役ですが、精一杯やっていくつもりなのでよろしくお願いします」

 

そう言って僕は自己紹介を終える。

うん、僕にしてはまともにやれたね!

 

「なあ、吉井って確か観察処分者だったよな?」

 

「なんでAクラスにいるんだ?カンニングか?」

 

しかし僕のことをAクラスとして信じられない人たちだろうか?そういう人たちがそんな話をしている。

 

「皆さん、念のために言っておきますが吉井君はカンニングなどしていません。自身の努力で学年次席になりました」

 

しかしらそこを高橋先生がフォローしてくれて、みんなが口々に謝ってくれたりもする。

 

「ええと……取り敢えずよろしくお願いします」

 

そして挨拶を終えて僕と霧島さんはそれぞれの席に戻っていく。

 

「それでは皆さん、自己紹介をお願いします」

 

そしてみんなの自己紹介が始まった。

しかし僕は緊張から解き放たれて、少しぼうっとしていてあまり聞けてなかったな……

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、皆さんの自己紹介が終わりましたのでこれから授業を……失礼します」

 

しかしそこで教室に備え付けられた電話が鳴り、高橋先生はそれに出るために話が中断される。

 

「……はい高橋です、……はい、……はい分かりました。みなさん、FクラスがDクラスに試召戦争を挑みましたので授業は中止し、自習にします。私は準備があるのでこれで失礼します」

 

 

 

そう言い残して高橋先生は教室の外に出て行った。

そして僕はボーッとしていながらも、この試召戦争のことを考えていると……

 

「やっほー、吉井クン」

 

「……どうも」

 

「ちょっといいかしら?」

 

「僕もいいかな?」

 

そう言って近付いてきた人物がいた。

それは自己紹介でちょっと過激な発言をしていた工藤さん、学年主席の霧島さん、秀吉の姉の木下優子さん、眼鏡をかけたいかにも頭の良さそうな久保君だ。

 

「ん?どうしたの?」

 

「いやー、学年次席をとった吉井クンとお話ししてみたくてねー」

 

「……同じく」

 

「アタシもそんな感じかしら?」

 

「僕もそうだね」

 

「いやいやいや、霧島さんの方が点数高いでしょ」

 

霧島さんは学年主席なんだから当たり前だけどね。

 

「でも点数の上がり幅の1位は間違いなく明久だろ?」

 

「そうね。確か1年の時Eクラスレベルだったかしら?」

 

「思えばよくあの頃からここまで上がったわね……」

 

そこに妹紅、アリス、咲夜の三人も話に加わってくる。

 

「まあ、確かにそうだよね……。3000点以上上がったんだよねー」

 

「ふ〜ん……、まあ抜かれて悔しいってのもあるけどそれが今の吉井君の実力ってことでしょ?すごいじゃないの」

 

そう木下さんがいいことを言ってくれ、他のみんなも同意するようにうなづいてくれている。

新しいクラスに馴染めるかどうか心配だったけどこれなら大丈夫そうだ

 

《ピーンポンパーンポーン》

 

そんなことを話していると急に放送がかかってくる。

 

《船越先生、船越先生》

 

先生の呼び出しか……

じゃあ僕たちは関係ないね

 

《吉井明久君が体育館裏で待っています》

 

……………………は?

 

《なにやら生徒と教師の垣根を越えた、男と女の大事な話があるそうです》

 

ちょっと待って!船越先生ってあの船越先生だよね!?

婚期を逃して単位を盾に生徒に交際を申し込んでる船越先生だよね!?

 

《繰り返します、船こ……『どりゃあっ!』ぶべらっ!?》

 

しかしそこで教室にいるはずの妹紅の声がスピーカーから聞こえてくる。

周りを見渡すと妹紅だけでなく咲夜もアリスもいないし……

 

《え?ちょ?待っ……》

 

そして数秒間の間、謎の静寂が訪れて教室、いや学校中を支配する。

 

《あーあー、今の放送は間違いです。この生徒が照れ隠しでやりました。船越先生は放送室に縛っている生徒を好きにしてください。以上です》

 

そう、アリスの声がスピーカーから聞こえてくる。

 

《ピーンポンパーンポーン》

 

…………うん、正直助かってありがたいんだけど……

 

「何やってるんだか……」

 

そう言って僕は頭を抱えた

 

 

 

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