僕と同居人と召喚獣   作:迷単底

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クオリティー低め(つまりデフォルト)のお話ですがどうぞー


第28話:会議

明久side

 

「では今から女子風呂の更衣室に仕掛けられていた盗撮カメラについての会議を始めます」

 

あの後、僕たちは合宿所のある部屋で会議をしている。メンバーは僕、妹紅、アリス、咲夜、西村先生、高橋先生という豪華メンバーだ。ちなみに学園長と竹原先生は今回の騒ぎを聞きつけて明日にはこちらに来るらしい。

 

「では今回の事件についての詳しい説明ですが、先ほど配られた資料を見てください」

 

そう言ってさっき配られた資料に目を通す。この資料にはカメラが仕掛けられた場所、見つけた人物、そしてその時女子風呂にいたメンバーなどが事細かに書かれている。あれから一時間ちょっとしか経ってないのにこんな資料を作る高橋先生の手腕はすごいと思う。

 

「では意見がある方は挙手してください」

 

「はい」

 

「では吉井君」

 

「えっと……このカメラの隠し方って明らかにおかしいですよね?」

 

「おかしい……とは?」

 

「いや、隠し方が下手すぎると思うんですよ」

 

今回のカメラの隠し場所はさすがに見つかりやすすぎる場所ではないかと思うのだ。

 

「だって脱衣所の籠の中ですよ?タオルをかぶせてあったとはいえ脱衣所の籠って誰もが使いますよね?普通に使用していれば簡単に見つかると思うんですけど……」

 

「なるほど……。では今回見つかったのはダミーの可能性があると?」

 

「ほぼ、というよりも確実にそうでしょうね……。素人でももっと別の場所を思いつくでしょうし」

 

「わかりました。それでは女性教員により脱衣所を捜査させてもらいましょう」

 

これで上手く盗撮カメラが見つかるといいんだけどな……

 

「でも明久、既に回収されてるって可能性もあるんじゃないの?」

 

「まあそうだろうね……。さすがに一日ごとにお風呂の掃除とかはするだろうから見つかる可能性が高いし回収されてる可能性の方が高いよ。まあやらないよりはマシなだけだろうし」

 

どうせその日その日のうちに隠しては回収してを繰り返す気なんだろうな……

 

「むう……。では盗撮犯の情報は得られ無い可能性の方が高いというわけか?」

 

それに西村先生だけでなくみんなが唸っている

うーん……どうなんだろうかな……

 

「あ、そういえば先生方。脅迫犯の情報は入ってきたんですか?」

 

「吉井君のですか?特にこれといったのは……」

 

咲夜の突然の質問に高橋先生がそう答える。

うーん……こっちも進展なしか……

いや、待てよ……

 

「……もしかして盗撮カメラをしかけたのって女子生徒じゃないですか?」

 

「どういうことだ?」

 

「いやだって男子が仕掛けたなら必要以上に周りを警戒するはずですからね。逆に周りの女子から怪しまれますよ」

「なるほどな……。しかしそれならなぜ女子が仕掛けたんだ?同じ風呂に入る以上嫌でも裸を見ることになるぞ」

 

「まあそこは別の誰かに脅されてる……とかですかね?」

 

「なるほど……、脅して無理やりというわけか……」

 

その言葉に無言で頷くも、まだ何かあるような気がする。もしくは何処か間違えたような気が……

 

「…………ん?そういえば……」

 

そう呟くと僕は思い出す。あの脅迫写真のことを

 

「まさか今回の盗撮犯と僕の脅迫犯って……同じ?」

 

「また突拍子もない意見が出たな……」

 

「あー…明久、ちなみにその根拠ってあるのか?」

 

「まあ推測なんだけど一応ね……」

 

本当にただの推測であるが一応あるにはある。正しいとは限らないし言いたくないんだけどな……

 

「えっとね……あの一枚の写真を除いて全部の写真が定点カメラからの写真っぽいんだよ」

 

あの写真の写ってる角度や方向とかを思い出して分かったんだけどあれは間違いなく定点カメラからの写真だ。

公園で膝枕されてる写真は方向からすると真正面からだったのに滑り台挟まずに写されてる。

プールでの写真も確か出店みたいなものの前から撮っているはずだ(記憶が正しければ)。

しかしその二つの写真にはそれが写されていない。画像もブレていないので恐らくはズーム機能も使っていない。それはつまり定点カメラを何処かに設置して写した写真と判断できる。

 

「そしてそれを誰も気づかせずに回収したということは隠し上手ということ」

 

公園ならまだしもプールでそんなものを隠せば見つかる可能性が高い。しかし現に見つからずに回収してこう使ってるということから隠し上手と判断できる。

 

「今回の盗撮犯も定点カメラで撮影しているはず。そしてまだ見つかってないということから」

 

「同じ犯人の可能性が高い、というわけですか……」

 

咲夜の言葉に頷くと周りを見る。納得している人としてない人がいるけどまだ少しある。

 

「そしてこんなことができる人物なんてそうはいない。この学年で二人以上いるとは思えないんですよ」

 

「…………なるほどな。それが正しいかどうかは置いといて、肝心の犯人はどうなんだ?それが分からんことには……」

 

確かに西村先生の言うことはもっともだ。だけど僕にはまだ切り札(賭けだけど)がある。これが上手くいけば……

 

ブーッ ブーッ

 

そしてそこで振動音が響く。誰かの携帯……ってか僕のだな。

 

「あ、すいません僕のですね。えっと、メールで送り主は……」

 

……来た。ついついそう呟いてニヤリと笑ってしまう。でもしょうがない。だってこれは脅迫犯を見つける最大のヒントとなるものだからだ

 

「明久、それってまさか……」

 

「うん、そのまさかさ。さて、脅迫犯はこれで見つけたようなものかな?」

 

そう言ってより一層緊張に包まれた会議室をぐるりと見回す。

 

「さて、もう少し会議を続けましょうか」

 

脅迫犯さん、君が誰を脅したのか後悔させてあげよう……

 

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