明久side
昨日の会議から一夜明け、今は昼間の勉強会だ。
ちなみに僕たちAクラスはFクラスと同じ部屋で自習している。同じ部屋で勉強することにより、AクラスはFクラスを見て『ああはなりたくない』、FクラスはAクラスを見て目を『ああなりたい』と思わせるようのが目的らしい。
ただし……
「さっきからうるさいな、Fクラスの連中」
「ははは……」
Fクラスにはそれが通用していない……
「私たちは私たちで勉強すればいいだけですよ」
「咲夜の言うとおりだよ。さ、勉強勉強」
ちなみにこのテーブルでは僕、妹紅、アリス、咲夜というおなじみのメンバーで勉強してる。
そして隣のテーブルでは霧島さんが雄二の膝の上に座ろうとして攻防になっており、工藤さんがムッツリーニをからかって遊んでいる。
「ねえ明久、この年に起きた事件ってこれであってる?」
「んーどれどれ……あってるよ。だけど一応時代背景とかも教えとく?」
「お願いするわ」
「オッケー。じゃあまずは……」
「ねえ妹紅、ここの文法ってこれであってる?」
「えーと……あー惜しいな。実はここは特殊な活用するとこでな……」
ちなみに僕は生物、咲夜は世界史、アリスは古典、妹紅は化学の勉強をして、それぞれわからないところを教えあってたりする。いつも家でみんなと勉強するときはこんな感じなので自然と出来ている。
「吉井!なんであんたは女子とくっついてんのよ!」
「吉井君……そんなことしてるの勉強に全然集中できないでしょうから引き剥がしてあげますね……」
しかし勉強してるとそう言って釘バットを取り出してこちらに向かってくる人物が約2名
ていうか姫路さん、その言葉そっくりそのまま返すからね……
『何いっ!?女子と勉強だと!?』
『殺せ!速やかに殺すんだ!』
『ヤッチャウヨー、骨がなくなるまでヤッチャウヨー』
そしてそんな二人に反応したのか雄二たち以外のFクラスのメンバーが動き出す
「あなたたちやめなさい!」
そう監督の先生が言っても全く止まる気配はない。
……またやるしかないな
「先生、召喚許可をください。召喚獣で叩きのめすので。あと咲夜、ちょっと力貸して」
そう言って先生に召喚許可をもらい、咲夜に赤金の指輪を渡す。
「……ほんとはこういうことに使ってほしくないんですけどね。今回は特別ですよ?」
「はい、分かりました。咲夜、準備はいい?」
「ええ、もちろんです」
『『『『てめえ何いちゃついてんだ!』』』』
「どこをどう見たらそうなるんだか……
「
「オシオキですよ、吉井君!
「この人数に勝てるわけないでしょ!死になさい!
『『『『ヒャッハー!
そして全員の召喚獣が現れる。
たしかあの先生の担当は物理だったっけ?
物理
『2ーA 吉井明久 389点』
『2ーA 十六夜咲夜 378点』
VS
『2ーF 姫路瑞希 386点』
『2ーF 島田美波 89点』
『Fクラスモブ×45 平均70点』
さて、腕輪は持ってないこの状況はほんの少し厳しいな……
だけど……
「咲夜、行くよ!」
「了解です!」
「「
そして僕たちの召喚獣が一つになる。
その姿は昨日とは違い、髪は銀髪、服はローブではなく執事服になっている。
『2ーA 吉井明久 767点』
『なんだあの点数は!?』
『700点越えだとおっ!?』
融合を見たことがないFクラスの生徒は、この点数を見て驚いてるようだ。
「くっ、あんたらは下がってなさい!瑞希、昨日と違って今回は死んでも復活できないはずよ!」
「分かりました!じゃあ私が行きます!」
そう、昨日は妹紅の召喚獣と融合したから『リザレクション』の効果で死んでも復活できた。
だけど今日は咲夜と融合したので復活はできない。その代わり……
「え?う、動きません!?」
「悪いね。これも勝負だからね」
装覇流剣術 八の型〈
姫路さんの召喚獣が止まると同時に放たれた、超高速の斬撃が一瞬にして姫路さんの召喚獣の首を切り落とす。
『2ーF 姫路瑞希 DEAD』
咲夜の腕輪の効果で姫路さんの召喚獣の動きを止めて、その隙に首を切り落としたのだ。
『2ーA 吉井明久 1123点』
姫路さんの召喚獣を無傷のまま倒せたのは大きく、点数が大幅に吸収できた。
「さて……来ないならこっちから行くよ?」
そう言うと同時に召喚獣を走らせ、3体ほど召喚獣を切り裂く。
『グッ……連携で倒すぞ!』
そう言うと何人かの召喚獣が連続して襲い掛かってくる。よく練られた動きだが、この召喚獣の前では無意味である。
『おい、なに止まってんだよ!』
『知るかよ!俺だってわかんねえんだよ!』
「そんな無駄話をするとは余裕だね」
装覇流剣術 九の型〈
回転とともに放たれたる斬撃と打撃により、連携で攻撃しに来た連中を含め数十人の召喚獣を戦死させる。
『『『『なっ!?』』』』
何てことはない。たった一体の動きを数秒止めるだけで連携は狂う。
その隙をつければあんな大技も放てるのである。
「さて……どうする?来るんなら容赦しないよ?」
僕は残ってるFクラス生徒にそう告げる。僕の召喚獣の点数はもう1500点台に至ってるため、無駄な戦いを避けるために降伏を促す。
『お、俺パス』
『俺も……』
『どうせ勝てないしな……』
そう言って次々と降伏してくる。
「ふざけんじゃないわよ!」
島田さんを除いて……
「死になさい、吉井いいいっっ!!」
そう言うとサーベルを振りかぶってこちらに向かってくる。
「……無駄だよ」
装覇流剣術 二の型〈
刀でその攻撃を後ろに受け流すと同時に柄で打撃を放ち、吹き飛ばす。
『2ーF 島田美波 DEAD』
「戦死者は補習ーーっ!」
そして勝負は終結し、戦死した者、戦うことを拒否して敵前逃亡した者が西村先生によって連れて行かれる。
「「『『『『ぎゃーっ!!』』」」」」
「……最後まで騒がしい人たちでしたね」
「……そうだね」
そして僕と咲夜はため息をつくと再び席に着いた。
そういや赤金の腕輪についての説明してなかったのでしときますねー
『赤金の腕輪』
赤金の指輪をつけている人物の召喚獣と自身の召喚獣を融合させることができる。また、融合により受け取られる点数はその人物との信頼関係に依存しており、信頼関係が高ければ高いほど100%近く受け取れ、逆にないとほぼ受け取れず、信頼関係最悪の場合融合すらできない。
また召喚獣の腕輪についてたが、400点を越えて自身の腕輪が、600点を越えてると相方の腕輪が使用できるようになる。