僕と同居人と召喚獣   作:迷単底

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第33話:明久無双

明久side

 

『『『『『『『『『『試獣召喚(サモン)ッ!!』』』』』』』』』』

 

部屋中に召喚フィールドが展開され、全員が一斉に召喚獣を召喚する。

 

英語

『2ーA 吉井明久 448点』

 

『2ーA アリス・マーガトロイド 908点』

 

VS

 

『2ーF 姫路瑞希 417点』

 

『2ーF 島田美波 84点』

 

『2ーD 清水美春 118点』

 

『Bクラスモブ×50 平均180点』

 

『Cクラスモブ×50 平均150点』

 

『Dクラスモブ×49 平均120点』

 

『Eクラスモブ×50 平均100点』

 

『Fクラスモブ×45 平均80点』

 

『『『『はあっ!?』』』』

 

『ど、どういうことだ!?』

 

『な、なんだよあの点数!?』

 

『教師でもあんな点数取れるやついねえぞ!』

 

相手がみんな驚いてる。おそらくアリスの圧倒的な点数に驚いてるのだろう。

 

「悪いわね。わたしイギリス育ちで英語は得意なの」

 

そう、アリスはもともと頭がいいし、それに英語の本場で生まれ育ってきたのでこれくらいは取れるのである。といっても900点を越えることは稀だけどね。

 

「さて、早速行こうか!」

 

「分かってるわよ!」

 

「「試獣融合(フュージョン)!」」

 

そのキーワードを告げると同時に僕たちの召喚獣は一つの姿となる。

服装はローブのままだが少し形が変わっており色は青になっており、そして金髪碧眼といった姿に変わった。

 

『2ーA 吉井明久 1356点』

 

『な、なんだ!?何が起こったんだ!?』

 

『そんなことはどうでもいいわよ!さっさとかかりなさい!』

 

『数で押せばどうにかなるわよ!』

 

戸惑ってる人が多いものの、赤金の腕輪の能力を知っている女子たちがそう指示を飛ばす。

 

『『『『死ねえええっっ!!』』』』

 

そう言って周りの人たちの召喚獣がかかってくる。

 

「甘いんだよ!」

 

そう言うと僕はアリスの腕輪の能力を発動して大量のミニチュアサイズの召喚獣を召喚し、その召喚獣で周りから襲いかかる召喚獣を止める。

 

『くっ!どけっ!』

 

『邪魔なのよ!』

 

『落ち着け、点数は50点しかねえぞこの小さいやつ!』

 

「残念だけど無駄さ!」

 

装覇流剣術 五の型〈散華(さんか)

 

戸惑ってる隙に周囲に無数の突きを放ち、ミニチュアサイズの召喚獣ごと周りにいた召喚獣を消し去る。

倒したのは……5人か

 

「気をつけなさい!吉井の召喚獣は相手を倒せば倒すほど強くなるわよ!」

 

「だけど倒したときの点数しか吸収しません!今倒されたのは5人の分しか……」

 

「さっきから何言ってるの?」

 

僕が姫路さんの言葉を遮ると、僕の召喚獣の点数が変動する。

 

『2ーA 吉井明久 2687点』

 

『『『『なっ!?』』』』

 

さっき僕が倒した召喚獣の点数の合計は1000点もない。だけど僕が吸収した点数は明らかにそれを上回ってる。

 

『ど、どいうことだ!?』

 

『聞いてた話と違うじゃねえか!』

 

『分かんないわよ!?』

 

「何の仕掛けもないよ?先に言っておくけどズルなんてしてないからね?」

 

僕の腕輪は倒した召喚獣(・・・)の分だけ点数が回復する。

アリスの腕輪はミニチュアサイズの召喚獣(・・・)を呼び出す。

つまりさっきは倒したミニチュアサイズの召喚獣の分まで回復するのだ。

そしてアリスの腕輪発動のコストは20点、ミニチュアサイズの召喚獣一体の点数は50点なので消費ではなく回復するだけだ。

 

「さあ、どんどん行くよ!かかってきな!」

 

装覇流剣術 九の型〈凍乱(とうらん)

 

回転しながら周囲に斬撃と打撃を繰り出す。

もちろんミニチュア召喚獣で動きを止めながらだ。

 

『お、おいどうすんだよ!?』

 

『どんどん回復してんじゃねえか!?』

 

『勝ち目ねえじゃねえか!!』

 

「当たり前さ。最初に言ったでしょ?」

 

僕はさまざまな反応をする相手を見ながら告げる。

 

「君たちが勝つ確率はゼロだって」

 

そしてさらに変更された点数が表示される。

 

『2ーA 吉井明久 10384点』

 

へえ、ついに五桁にいったか……

だけどまだ一割も倒せていない。

 

『た、単教科で5桁だとおっ!?』

 

『回復してるとはいえ化け物すぎんだろ……』

 

「驚いてる暇はないよ!さあ、さらにギアを上げて行くよ!!」

 

そう言って僕はさらに殲滅を開始する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニチュア召喚獣を呼び出しては斬り、殴り、蹴り、突きながら相手ごと殲滅していく。

そして点数の回復は止まることを知らない。

 

「くっ、こうなったら私が出ます!みんなで上から吉井君の召喚獣を潰してください!」

 

残りが50人をきったところで姫路さんが前線に出ようとし、残った人で僕の召喚獣を押しつぶして動きを止める気のようだ。

 

『『『『つぶれろおおおっっ!!』』』』

 

そう言って40人近くの召喚獣が上に覆い被さってくる。だけど……

 

『2ーA 吉井明久 152363点』

 

この点数には通用しない。

まるで何も乗っていないかのように、僕の召喚獣は何もせずに佇んでいる。

 

「今よ、瑞希!!」

 

「はいっ!腕輪発動です!」

 

そう言って姫路さんの召喚獣から熱線が放たれる。

こんなもの上の召喚獣を全部吹き飛ばせば楽に避けられる。

だが僕はそれを何の反応もせずにただ受け止める。抑えていた召喚獣も何人かは逃げ遅れたようで戦死していた。

 

「やりました!これで……」

 

そして直撃に相手の陣営が沸き立つ。

でも……

 

「やるね、姫路さん。まさか僕の召喚獣の点数を1000点も削るだなんて」

 

『2ーA 吉井明久 150842点』

 

『『『『なっ!?』』』』

 

その攻撃を受けても全く通用していない。

普通に考えて1000点といえばかなり削った方だけど、この召喚獣のいまの点数の1%以下だ。

 

「く、もう一回です!」

 

そう言うと今度は姫路さん、島田さん、清水さんを除く全員の召喚獣が飛びかかってくる。

 

「いい加減、邪魔」

 

装覇流剣術 五の型〈散華(さんか)

 

普段は牽制に使ってるこの技も、この点数ならば一発一発が何十体もの召喚獣を消し飛ばす、一撃殲滅の技となる。

当然ながら飛びかかってきた相手を全て戦死させることに成功する。

 

「そ、そんな……」

 

「吉井!あんた反則したんでしょ!」

 

「そうですわ!」

 

「先生、ああ言ってますがどうですか?」

 

僕は立会いをしてくれてる高橋先生にそう聞く。

 

「いいえ、反則はありません」

 

それもそうだ。今の僕には作戦も策略も連携も数も装備も点数も操作技術も腕輪も何もかもが通用しない。ただ単純に圧倒的で暴力的なまでの(点数)を保持し、全てを捩じ伏せているだけだ。

 

「だってさ。まあこのままじゃつまらないから姫路さん、腕輪使ってきなよ。それを正面から消し飛ばしてあげる」

 

「くっ……その言葉、後悔しないでくださいね!!!」

 

そう言うと姫路さんの召喚獣から再び熱線が放たれる。

 

「じゃあ僕は……」

 

装覇流剣術 八の型〈雷斬(らいきり)

 

僕は神速の斬撃を放ち、それは衝撃波となって熱線と正面衝突する。

ただ……

 

「そ、そんな!?」

 

「うそでしょ!?」

 

なんの拮抗もすることなく、僕の衝撃波は熱線を消し飛ばし、そのまま姫路さんたちの召喚獣に激突する。

その結果は……

 

『2ーA 吉井明久 152538点』

 

VS

 

『2ーF 姫路瑞希 DEAD』

 

『2ーF 島田美波 DEAD』

 

『2ーD 清水美春 DEAD』

 

「そこまで!この試召戦争、赤チームの勝ち!」

 

僕の圧勝だった

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