僕と同居人と召喚獣   作:迷単底

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第43話:人外同士の激突

明久side

 

「そういえばアキくんとの勝負は久しぶりですね」

 

「そうだね。最後にやったのは春だからね」

 

そう言いながら袴のような胴着に着替えた僕と姉さん、立会人兼見物人の妹紅、アリス、咲夜、霊夢は公園に向かう。

 

「ん…………あれって霧島さんと雄二?」

 

そして歩いてると前方に見知った二人を発見する。二人並んで歩いてるのを見ると相変わらず仲がいいな……

 

「や、雄二に霧島さん。相変わらず仲がいいね」

 

「明久……お前はこれを見てよく仲がいいと言えるな」

 

そう言ってる雄二は首輪にリードを付けられて霧島さんに連れられてるという状況だ。

 

「てか霧島さんはなにしてるの?」

 

「……散歩」

 

それは雄二()散歩なのか、雄二()散歩のどっちなのだろうか?

 

「あらアキくん。そちらの方はどなたなのですか?」

 

「ん?学校の友達だよ」

 

「そうなのですか。ああ、私は明久の姉の玲です」

 

そう言ってペコリと頭を下げる姉さん

 

「俺は明久の友人の坂本雄二です」

 

「……雄二の妻「誰がってギャアアアッ!!」翔子です」

 

相変わらずだな、この二人は……

ってか霧島さんすごいな、あんなに流れる動作の目潰しなんて……

 

「てかお前は何してるんだ?さっき見た感じだとお前と玲さんは胴着だったし、後ろには藤原たちもいたよな?」

 

「……それに木刀も持ってる」

 

ああ、それね。別に話してもいいかな?

 

「実を言うと僕と姉さんは今から剣術の特訓するんだ」

 

「そうなのか……。そういやお前って試召戦争のときも妙な剣術使ってたもんな」

 

「……確かに」

 

やっぱりこの二人はよく見てるなあ……

 

「まあね……てか気になるなら二人も見てく?隠すほどのもんじゃないし」

 

「いいのか?」

 

「別にいいよ」

 

「なら見ていくが……。その前にちょっと待ってくれないか?目が見えなくて歩けん」

 

ああ、まだ回復してなかったのね

 

「……じゃあ私が引っ張ってく」

 

「お、おい翔子!?やめろ!引っ張るなああっ!!」

 

どうやら霧島さんの散歩は、雄二の散歩だったようだ。

そう思いつつ公園に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、アキくん。準備はいいですか?」

 

「いつでも」

 

そう言いつつ向かい合いながら答える。姉さんからは殺気が溢れ出てきて、僕も負けないように殺気を振り絞る。

 

「妹紅、合図お願い」

 

「わかった。それでは勝負……始めっ!」

 

「三の型 疾風(はやて)っ!!」

 

妹紅の合図と同時に、先手必勝とばかりに装覇流剣術最速の突きを放つ。そして僕等の切っ先は姉さんに向かっていき、姉さんを貫く。

 

「甘いですよ、アキくん!」

 

しかしその姿は霞のように消え、後ろから姉さんが斬りかかってくる。

くっ、さっきのは残像か!

 

「おおっと!」

 

「むっ!?よく避けましたね……」

 

「そりゃあね……」

 

しかし僕は姉さんの攻撃を間一髪避けることに成功する。危なかった……

 

「じゃ、次はこっちから行きますよ!」

 

そう言って姉さんが斬りかかってくる。

 

「こっち!」

 

しかし僕は残像を囮に交わしてカウンターの一撃を放つ。

 

「残念ですね」

 

しかし姉さんも残像を出し、カウンターの一撃を放つ。

 

斬る。しかし残像。

斬られる。だけど残像。

斬る。しかし残像。

斬られる。だけど残像。

斬る。しかし残像。

斬られる。だけど残像。

斬る。残像。斬られる。残像。斬る。残像。斬られる。残像。斬る。残像。斬られる。残像。斬る。残像。斬られる。残像。斬る。残像。斬られる。残像。斬る。残像。斬られる。残像。

斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残斬残……

 

お互いにお互いの残像を斬り合いながら一進一退の攻防を繰り広げる。

 

「よいしょおっ!!」

 

「くっ!?」

 

しかしついに僕の一撃が姉さんの本体を捉えて木刀と木刀がぶつかり、姉さんがたたらを踏まされる。

 

「隙ありっ!」

 

「まだまだっ!」

 

そして姉さんに木刀を振り下ろすも、後ろに下がられて交わされてしまう。

 

「六の型 時雨(しぐれ)っ!!」

 

しかし僕は斬り落としを突きの連続攻撃と繋げる〈時雨〉を放ち、トドメを刺そうとする。

 

「なっ!?」

 

だけど木刀が貫いた姉さんは残像であった。いつのまに、いや、それよりも姉さん本体は……

 

「八の型 雷斬(らいきり)

 

後ろかっ!やばいけどこれならなんとか反応できる!

 

「はああああっ!七の型 火ば……っ!?」

 

振り向くと同時に木刀を上へと弾き飛ばそうとしたものの、姉さんの木刀に触れることができない。まさかこれも残像!?じゃ、じゃあ本体は……

 

コツン

 

「はい、姉さんの勝ちですね」

 

そうして木刀が軽く頭に当たる感覚がする。驚いて振り向くと姉さんが僕が先ほど斬った場所……最初に残像を出した場所に立って笑ってた。

 

「残像の二連か……」

 

「ええ。先ほどまでの攻防でアキくんはなんとかあの【雷斬】はかわしてカウンターをすることができると踏んだので」

 

やれやれ、まんまとやられたな……

姉さんはこういう解析とかを得意としてるからね……

 

「ですが以前のアキくんならあの【雷斬】でやられてましたよ?よく成長しました」

 

「からかわれてるようにしか聞こえないんだけど……」

 

「これでも褒めんてるんですよ。で、どうしますか?もう一本しますか?」

 

「うーん……休憩挟んでからにしようかな」

 

正直疲れたからね……

 

「ええ、ではそうしましょうか」

 

そう言って僕と姉さんは見物しているみんなのもとへと戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れ明久。惜しかったな」

 

「はいタオル」

 

「スポーツドリンクです」

 

「ん、ありがと」

 

そう言ってタオルとドリンクを受け取る。

いや〜……やっぱり姉さんは強いな……

 

「明久……あなた何者?」

 

「残像出すとかお前人間か!?」

 

「……人間とは思えない」

 

初めて見た霊夢、雄二、霧島さんはそんな感想を出してくる。

 

「なんだかんだ言ってきてるけど人間だよ、僕は」

 

「生物学上はな」

 

「体の構造はね」

 

「たしか骨格とかは人間と同じでしたよね?」

 

え?みんな酷くない?僕だってさすがに傷つくよ?

 

「いや、残像なんて特訓すれば誰でも出せるよ?」

 

「「「「「(……)無理!」」」」」」

 

いや、僕だって数年かけてだけど一応できたからね?

それに水面を歩ける母さんとかを人外というけど、僕と姉さんはまだ人間だよ(ギリギリとか言われてるけど)

 

「さて、アキくん。そろそろやりますか」

 

「あいあーい」

 

そう言って僕は再び姉さんと相対し、木刀を構える。

 

 

 

結局、姉さんと三戦したけど全敗だったのであった……

 

 

 




何となくわかるグダグダ感……
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