え?何がって?
イチャつき過ぎて暴走気味のような……
でもそれは夏の暑さと夜のテンションのせいです
作者は悪くありません
明久side
あれから数日、姉さんは相変わらず我が家にいる。そして毎日手合わせをしているけど、一回も勝ててない。
そして僕たちはAクラスでみんなとお弁当を食べている。
「いやー、最近は姉さんがいるからいろいろと疲れるな……」
「まあ吉井家の女性陣は騒動しか生み出さないからな」
「振り回すことについての天才ですからね」
「いや、むしろ天災じゃないの?」
「それ聞くと学生時代、明美さんに振り回されたっていう母さんが不憫に思えてくるわね……」
そう思い思いのことを言いながらお弁当を食べる。
てか名前知らないけど霊夢のお母さん、とりあえずごめんなさい。うちの母さんが迷惑かけてたみたいで……
「……吉井」
「ん?どうしたの霧島さん」
そんなことを話してると霧島さんが話しかけてくる。だけど制服についてる赤い何かは何なのだろうか?
「……今度私の家で勉強会するけど吉井もどう?」
「え?どうしたの急に」
「……雄二たちが成績アップのために勉強してるみたいだから」
「なるほど、それの教師役が自分一人じゃ足りないから僕にも来て欲しいと」
確か雄二もかなり成績が上がってるらしいけどそれでも足りないかもしれないしね。
「僕はいいよー」
「あ、それって私たちも行っていいか?」
「……別にいい」
お泊まり会みたいで楽しそうだな……
「あ、そういや他に誰が来るの?」
「……雄二に木下に土屋、それに愛子も来る」
へえ……工藤さんもか……
珍しい……ことはないか、ムッツリーニとは仲良さそうだし(主に保健体育関連で)
「……わかった。じゃあ次の週末に私の家で」
そうして、僕たちは週末は霧島さんの家でお泊まり会兼勉強会となった。
「と、いうわけで姉さん。週末は僕たちいないからね」
帰ってきて夕食後のお茶の時間に、姉さんにそう話しを切り出す。
一応この人は保護者みたいなものだし話しておけばいかないだろう。
「それだと姉さんはご飯が食べれないのですが?」
「いい加減自分で作れるようになりなよ……」
実際、吉井家で料理が作れるのは僕と父さんだけだ。姉さんと母さんが作ると物理的には食べられるものだけど、味はお粗末にも不味いとしか言いようがない。
ちなみに同居人のなかでは咲夜は当然プロレベル、妹紅もそこそこ、アリスはなんとかできるらしい。霊夢がどんなもんかは知らないけどね。
「……週末は仕事が忙しくなって帰るのは深夜なので、アキくんにはそれまで起きて待っていて欲しかったのですが……」
「嫌だよ」
疲れるもんね。てかいつになったらこの人は弟離れできるのだろうか?
「ああ、姉さんは悲しいです。仕事から疲れて帰っても食べられるのは冷凍食品だけとは……」
え、ちょ、何この人!?急に語り出したんだけど……
「一人で冷たい冷凍庫から冷凍食品を取り出し、虚しくレンジに入れる姉さん……」
「え、なに!?結構重いんだけど!?」
「そしてレンジのチン、という音が一人テーブルで項垂れてる姉さんの孤独さを表してきて……」
「なんかわかんないけど帰ってきたらなんでも好きなもの作るから許して!」
なに?そんなに僕追い詰めたいの?
「それならいいです」
そして案外あっさり許してくれたし……
「でもアキくん。姉さんの目の届かないところにいるからといって変な気を起こしたらいきませんよ?」
「しないよ」
「妹紅ちゃんたちもアキくんに変なこしたらダメですよ?」
いや、妹紅たちはそんなことしないと思うよ?
「いや、さすがに他所の家で変なことはしませんよ」
と、笑いながら言う妹紅
「ちゃんと今までも襲ってませんからね」
そう少し真剣そうに言うアリス
「他人に見られるわけにもいきませんからね」
いつもと変わらずに言う咲夜
「しませんよ。そんなこと」
そういつも通り無表情で言う霊夢
「そうですか。それなら良かったです」
「いや、その前に霊夢以外みんな解答おかしくなかった?」
「「「気のせいだ(よ)(です)」」」
「あんたらも大変ね……」
そう言って霊夢は一人、蚊帳の外という感じでお茶をすすったのであった。