元・魔術師殺しの魔眼保持者転生記   作:コレキス

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第五話

 

 

 

 

カラード家に来て4年が経ち、もうここで学ぶことはあまりなさそうなので、カラード家を出ることにした。

 

 

 

 

 

もちろん、引き止められたが、それでも出て行くという旨を伝えて支度し出て行こうとしたら、自分が率いる魔法騎士や魔導兵総出でぼくを殺そうとしてきた。

 

 

 

 

 

 まあ、ぼくが敵の戦力になったらまずいと判断したのだろう。強力な戦力をとどめて置けないならそうなる前に自身で潰すと出た。

 

まさかざっと目算して隠成師と魔法騎士、それに匹敵する暗殺者200人、魔法騎士ほどではないが精鋭入りするほど強力な魔導兵が500人を自身の権力と民から絞り取った金であれだけ雇ってくるとは、戦争ができるぞ・・・

 

ていうか大袈裟にも程があるだろう。

 

実力は、魔法騎士数人分しかみせていないのに、

 

これは誤算だった・・・

 

精々50人くらいかと思ったが、14倍も違った・・・

 

ノーマルでも今(16)は魔法騎士級は200人は保持者とばれずに倒せる自信はあるのだが、残りの500人がきついな・・・

 

大規模魔法も隊の中に紛れ込めば使えないだろうし、

 

この国は狂っているので、もしかしたら使うかもしれないが

 

自分には眼を使わなくても対魔力や対呪力は規格外なので問題ない。

 

殺す気となると普通に潰すことが可能だろう

 

仕方ない、魔眼保持者とはばれずにこいつらを倒すには、魔術回路を起動し身体強化するしかないな・・・

 

と作戦を考えていると

 

カラード公爵が出てきて、

 

「エミヤ・セルフ。いくらお前が化け物のように強いとはいえ、これだけの精鋭揃いの戦力には勝てまい。」

 

「今からでも遅くはない。出て行かずにわたしの部下で居続けろ」

 

とえらそうに言う

 

それで僕は

 

「お断りします。もうこれ以上あなたのところに居る意味はありませんし、居たくもありません」

 

それを聞いたカラード公爵は顔を真っ赤にした。

 

「そうか!ならば、死ね!」

 

「お前達この馬鹿者を惨たらしく殺せ!」

 

「塵も残すな!」

 

と兵士たちに命令して、ぼくを殺しに掛かってきた。

 

ぼくは傍から見てそいつらに埋もれたように見えただろう。

 

「ふん、馬鹿がおとなしく言うことを聞いていれば死なずに済んだものを、調子に乗りおって」

 

と言い、エミヤ・セルフはこの恩知らずの馬鹿は死んだと思ったが、信じられないことが、いや、信じられないものを見た。

 

自分が全力で用意した精鋭たちや強力な暗殺者たちが飛んでいくのだ・・・

 

戦場の化け物の魔法騎士やそれ以上の化け物の隠成師、それに近い魔導兵、暗殺者たちが飛んでいるのだ・・・。

 

魔法を放っても難なくなく避けられたり、距離を置いてチャンスと思い大規模魔法を許可を出してもあっさり回避や解除されたり、防がれたり全く効かなかったりとありえないものを見た。

 

エミヤは魔眼を使わずに複写眼保持者と開発した、あらゆる物理・魔導的な攻撃を吸収・無効化・遮断(防御)したりする魔導障壁(マジック・シェルター)という結界を張って凌いだり、魔力完全無効化・吸収体質で回復や補充したり、解体の魔術で魔法を瞬時に解除していた。

 

カラード公爵は、

 

あ、あれ、お・・・おかしい・・・どんどん削られていく・・・、私が揃えた最高の精鋭たちが・・・戦力たちが・・・全くの無意味なもののように蹴散らかされていく・・・・・

 

ありえない・・・・・あれは、ありえない・・・こんなことは、現象は・・・現実ではありえない・・・

 

と心中、そんな感じで、狼狽していた

 

「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

「ば、化け物だあああああああああああああああああああああ」

 

「か、怪物だああああああああああああ」

 

「う、腕があああ、俺の腕がああああああ」

 

「ふ、ふざけるな!は、話が違う!簡単な仕事じゃなかったのかよ!」

 

「魔法が効かない!あんな化け物に勝てるか!」

 

「おれは、降りるぞおおおおお、あ、あいつは化け物だあああああああああ!」

 

「いやだああああああ、まだ、死にたくないいいいいいいいいい!」

 

とそいつら(敵の精鋭)叫ぶ

 

ぼくは魔術で強化した状態でそいつら半殺しにした。

 

再起不能になったものもいそうだった。

 

混乱し同士討ちをして死人が出たが、強化しているとはいえ、気を抜くと首が飛びかねないので、気にはしていられない。

 

 

魔法騎士級の化け物たちを中心に300人程短時間で倒したら、後は、かってに崩れていった。

 

それはそうだ魔法は効かない、戦闘力も魔法騎士が100人近くが束になってもあっという間に息切れを起こさずに屠った(倒した)のだから、

 

そんな化け物どころか怪物にまともに相手はしていられないと蜘蛛の子散らすように逃げていった・・・。

 

ガント(フィン)など放ち、逃げたの何人か倒した。

 

呪いも掛かているし(体調不調と即席の忘却呪を込めて)、怪我もしているしで当分は入院生活だろうな

 

「それにしても、化け物はやはり傷つくな・・・」

 

 通常の殲滅眼保持者も魔法を吸収し強化や治癒することを知らなければこれと似たような状況(ただし倒すのではなく殺戮)になるが、前世が魔術使いよりの魔術師(魔術師殺し)ということもあり、それに魔眼保持者の身体が魔術師どころか魔法使いとして優秀・理想的すぎるどころか、天敵の魔法使い(魔術師)殺しとしても理想的なので、それに殲滅眼(イーノ・ドゥーエ)が加味すれば、こういう状況は、当たり前だろう。

 

そもそも、前の世界(TYPE-MOON)の魔術をこの世界(伝勇伝)に持ち込み、魔眼保持者がそれを覚えればこんなチートすぎる存在になるのは当たり前だ。

 

 ていうか、この世界の魔法自体、既にチートだ。自身の魔力(オド)の消耗を心配しないって、外気功を手繰る仙人みたいだよな。しかも、脳を起こす訓練をして気の流れを見て精霊を並べるとあらゆる自然現象や呪いが発動する。

 

 僕の世界の魔術は特殊な現象や自然現象を操るには才能(属性、起源、魔術回路)が必要なのに、展開速度とイメージ力、理解力、戦闘力だけが才能って、ぼくにとってこちらの魔法がチートだよな・・・

才能あまり関係ないから・・・

 

 もしも、士郎がこの世界に来たら、魔術師の才能はゼロに近いは返上できそうだけど・・・

 

 あの子は構造を把握連想する才能・・・解析魔術は天才級だったからな・・・

 

 努力家だし、この世界では天才か秀才かもしれないけど・・・

 

 ま、ありえない話かな・・・

 

まあ、それは置いといて、

 

 

 

 見てみるとカラード公爵が腰を抜かしている。死屍累々(同士討ち以外死んでない)のなか震えている。このまま逃げると大騒ぎになるな・・・。

 

本来50人くらいなら適当にあしらって逃げ切る予定なのに、魔法騎士クラスの連中を3桁以上簡単に倒したこと言いふらされたら、気でも振れたのだろうと一笑されるだろうが、動かした兵隊の数が数なので、暗示をかけて逃げるというのもあるが、ミルクちゃんいい子だから解くかもしれないし・・・

 

「ああ~、面倒だな~」

 

「いっそ、消すか」

 

というとカラード公爵はビクついた。

 

でもなあ、こいつ殺すとミルクちゃんがどうなるかわからないし、もっと酷い変態馬鹿貴族のところへ行くことになるかもしれない・・・。

 

魔術教えているから、多分大丈夫だろうけど・・・

 

やさしいからなあ、あの子・・・

 

聖杯戦争で自身の夢が終わり士郎と出会い夢が託されたと知り不思議と未練なく逝き、この世界に転生をしたとき、自分は大分どころかすごく丸くなったなあ

 

昔だったら、殺すこととかためらわなかったし、証拠隠滅であの子を含めて皆殺しにしていただろう

 

 

「余裕があるからかな?」

 

「神に呪われた眼とからだなのに、不思議だなあ・・・」

 

エミヤ・セルフはそういうが将来ライナやシオン、フェリス、ガスターク、魔眼保持者達と会い。

 

そんな余裕はなくなるのだが・・・

 

とりあえずは

 

「よし決めた!」

 

と言い、公爵に近づき暗示や精神干渉(支配)をかけて記憶を改竄し自分を適当な罪でいろいろと尾ひれをつけて牢屋に送れと命令し実行させた。

 

ミルクちゃんにはお別れをしておいた・・・。

 

しばらく遠くに行くねと・・・

 

あっさり信じた・・・(汗)

 

 

 

 

そしてエミヤ・セルフはほとぼりが冷めるのを待って牢屋で過ごすことにした。

 

 

その一年後、複写眼保持者のライナ・リュートが自分の隣の牢屋に来るのだが・・・・

 

それはまだ、先の話・・・・・・

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