インフィニット・ストラトスΔ(デルタ)   作:Empire

16 / 53
作者「やれやれ…遅くなったな…じゃあ本番…」

カズマ「Zzz…」

作者「何寝てんだテメェェェェッ!!」


カズマ「んあ?終わった?」

作者「終わってねぇよ!まだ始まりだよ!ゲームのスタート画面だよ!正確に言えばまだプロローグだ!」

カズマ「じゃ終わったら起こしてくれ…」

作者「はいはい…って寝るなァアアアアアア!!」


第十五話 新たな力

カズマ「…………っ……?」

 

カズマは不意に目が覚めた

 

 

カズマ(俺は…どう…なった…ここは…?)

 

白い天井、白いカーテン…これから連想出来る居場所は

 

カズマ(医務室…か……ん?)

 

 

覚醒しつつある意識の中で右手が誰かに包まれている感覚があった

 

ウィノ「すぅ……すぅ…」

 

カズマの寝ているベッドの側で彼の右手を抱きながら寝ているウィノだった

 

 

 

カズマは上半身だけ起こして左手でウィノの頭を撫でた

 

 

ウィノ「…ぅ…ん……あれ…あたし……」

 

目が覚めたウィノ、そして

 

カズマ「ウィノ…」

 

ウィノ「カズマ……良かった…目が覚めたんだね……ぐすっ…」

 

余程心配したのだろうか彼女の頬には涙の後があった

 

カズマ「ごめん…心配…かけさせたな……」

 

ウィノ「ううん…大丈夫だよ……良かった…」

 

ウィノはカズマにキスをした

 

とても長い、舌を絡ませる大人のキスであった

 

 

ウィノ「ぷはっ……ふぅ……」

 

カズマ「ふぅ…」

 

やがてキスが終わり…二人は抱き合った

 

 

 

暫くそうしていると医務室の扉がノックされた

 

 

 

ブライス「ウィノ、入るぞ」

 

 

入って来たのはデルタ・フォース隊長、ブライスであった

 

 

ブライス「起きたか、カズマ」

 

カズマ「はっ!ご心配をお掛けしました」

 

と敬礼をするカズマ

 

ブライス「堅くなるな、柔らかくしとけ…治る傷が治らんぞ」

 

カズマ「はい…」

 

 

 

 

ブライスは窓側に立って話し始めた

 

 

ブライス「まず…あの篠ノ之箒…か…放送室で下らん事を仕出かした…アイツは織斑先生からキツい罰を受けた、一週間の謹慎と反省文100枚だそうだ」

 

 

ウィノ「あの…なんか軽くないですか?だってカズマがあそこに陣取ってなければ放送室の人達も犠牲に…」

 

ブライス「これも政府の仕業だ…篠ノ之箒の姉はあの篠ノ之束、奴には政府の護衛対象になっている…」

 

カズマ「ISの産みの親、篠ノ之束を脅す為にその妹を利用する可能性がある…と言う事ですか?」

 

ブライス「そうだ」

 

 

篠ノ之束が世界最強の兵器、ISを作った事により世界は篠ノ之束の頭脳、技術を欲しがっている…だがそれはテロ組織も同じである

 

テロ組織に利用されない為に篠ノ之束の家族は政府保護観察に入り、家族は保護プログラムに振り回される結果となった…当然家族もバラバラである

 

 

ブライス「まぁ…アイツの話はそれまで…次にカズマのΔ-ラインだが…」

 

ブライスは手元の端末をカズマに見せた

 

 

 

カズマ「これは…」

 

ブライス「実はあの後、マードックにお前のISの修理を頼んでいたんだが…アイツめ…Δ-ラインの強化アーマーを完成させていやがった」

 

カズマ「強化アーマー!?」

 

ブライス「それがこれだ」

 

ブライスの端末にはΔ-ラインの強化アーマーを装備した状態の性能が映してあった

 

 

 

 

 

 

 

一通り見たカズマは余りの高性能に驚いていた

 

 

ブライス「お前だけではない…全員のΔ-ラインもマードックの奴が/Bを制作していたらしくてな…」

 

ウィノ「あたし達のΔ-ラインも変わったのよ」

 

カズマはΔ-ラインの待機状態であるデルタ・フォースのバッジを掴んで目を閉じた

 

カズマ「…これで…多くの人を護れる……Δ…また力を貸してくれ」

 

 

 

 

 

 

 

それから暫くして、カズマは全身の軽い打撲、火傷で済んでいたのでそのまま退院した

 

 

 

寮の廊下を歩いていると

 

 

一夏「カズマ!もう大丈夫なのか!?」

 

エミリア「カズマさん!気分はいかがですか?」

 

一夏とエミリアのカップルがやって来た

 

 

カズマ「この通り、もう大丈夫だ」

 

 

 

 

清香「あ!カズマ君だ!」

 

とそこに普段着の清香、静寐、本音がやって来た

 

静寐「カズマ君、体は大丈夫なの?」

 

カズマ「問題ない」

 

本音「お~そりゃ一週間ずっと寝ていたもんね~」

 

 

 

あの襲撃事件からカズマは一週間目が覚めなかったのだ

 

 

 

カズマ「まあ…一週間もあればISだって治るわ…」

 

一夏「あ、カズマ俺達のIS…」

 

カズマ「知ってる…全員強化アーマーが出来たんだろ?」

 

この強化アーマー、スラッシュバスターの詳しい説明は原作開始時のデルタ・フォース紹介

にて書きます

 

 

 

エミリア「お陰で私達の戦力がアップです、お姉様に感謝しませんと」

 

一夏「本当に凄いな!リィンフォース社って」

 

エミリア「いえいえ…そんな大した事では…」

 

一夏「そんな謙遜するなって」

 

一夏はエミリアの頭を撫でた

 

エミリア「あっ…一夏様ぁ…気持ち良いですぅ…」

 

頭を撫でられてうっとりな表情のエミリア

 

 

 

静寐「もしもーし、イチャイチャなら部屋でやってねー」

 

一夏「はっ!」

 

エミリア「はわわっ!」

 

完全に二人だけの世界に入っていた一夏とエミリア

 

 

本音「あ、かんちゃーん」

 

と本音がかんちゃーんと読んだのは更識簪であった

 

どうやら本音は更識家に使える布仏家の娘で彼女は簪のメイドらしい

 

簪「あ、カズマ…もう大丈夫?」

 

カズマ「お陰様でな…」

 

やっぱり簪も心配だっだのかカズマの元気な姿を見てほっとした

 

 

 

エミリア「簪さん、打鉄弐式とうとう完成したんですよね!」

 

簪「あ、はい!エミリアや一夏のお陰でやっと自分に合う打鉄弐式が出来たの」

 

カズマ「そうか…良かったな…」

 

 

清香「一つ提案!カズマ、まだ夕飯食べてないでしょ?」

 

 

清香が手を上げて言った

 

カズマ「まだ…だけど…(ぐぎゅぅぅるるるる…)……///」

 

盛大にカズマの腹の虫が鳴った

 

ウィノ「一週間何も食べてないからねぇ~(くきゅぅるるる…)……///」

 

 

今度はウィノの腹の虫が鳴った

 

静寐「どうせウィノの事だから一週間ずっと付きっきりで、ご飯なんてまともに食べてないでしょ?」

 

カズマ「そうなのか……すまない…」

 

ウィノ「ちょ…ちょっと!謝らなくていいよ!」

 

 

本音「ねぇ~早く行こうよ~お腹空いた~」

 

 

 

カズマ「わかったって…じゃあ、行くか…」

 

 

 

そうしてカズマ達は食堂にて復帰パーティーをするのであった

 

 

 

 

食堂

 

 

食堂にて春香とセシリア、そして鈴と合流したカズマ達は10人で一緒に夕飯を食べた

 

 

カズマ「………」

 

いつも通り、いただきますの格好をしたまま動かないカズマ

 

静寐「そ…そんな律儀にやらなくても…」

 

カズマ「日本の侍は律儀にこう言う風にいただきますをしていたぞ…TVでな」

 

一夏「それは昔の人達の事だから…」

 

そしてみんなから遅れて食べ始めた

 

そしてカズマの食べている物は和食セットである

 

ウィノ「ねぇ…何で和食しか食べないの?」

 

カズマ「この美味しさにはまった…それに懐かしい感じがする…」

 

 

カズマは幼い時の日本で、母親が作った和食を思い出していた

 

 

清香「つまりお母さんの味に似ているんだね」

 

カズマ「ああ…」

 

 

本音「でも、故郷に戻ればお母さんいるでしょ?いつか帰って…」

 

ウィノ「!!」

一夏「!!」

エミリア「!!」

 

 

 

本音のこの発言に一夏、エミリア、ウィノの三人は本音の口を塞いだ

 

 

鈴「な、何!?どうしたの!?」

 

セシリア「みなさま…そんな顔をされて…どうしたんですの?」

 

 

一夏「実は…カズマの…」

 

 

カズマ「一夏…いい…自分で言う…」

 

カズマが一夏の発言を止めた

 

 

ウィノ「でも!」

 

カズマ「良いさ…友達に秘密してたらダメだろ…」

 

 

 

 

そしてカズマは自分の過去を話した

 

テロによって親、故郷を失った事…それらを全部話した

 

 

その話を聞いてデルタ・フォース意外のメンバーは涙を流していた

 

 

 

カズマ「これが……俺の過去だ…」

 

 

 

鈴「ひどい…」

 

セシリア「そんな辛い事が…」

 

 

春香「じゃあ…妹達は?」

 

 

カズマ「アメリカ軍の施設で預かって貰ってる…たまにTV電話で話すけどな」

 

カズマは首にかけているIペンダントを握った

 

 

そしてペンダントのスイッチを押したら開いて中にはカズマと妹のユカとユイの三人の写真があった

 

 

簪「これ…妹達?」

 

 

カズマ「ああ、ポニーテールの娘がユカ、ツインテールの娘がユイだ…」

 

 

 

簪「可愛いね…」

 

カズマ「ああ…俺の大切な妹だ…絶対に護るって決めたんだ…」

 

 

一夏「お前の強さって…そう言う所から来ているのかもな」

 

カズマ「そうでもないさ…」

 

一夏の問いに肩をすくめながら受け流すカズマ

 

 

 

清香「カズ君って…妹思いの良いお兄ちゃんだね」

 

静寐「妹さん達、きっと幸せだよ」

 

 

カズマ「ありがとう…清香、静寐…」

 

誉めてくれた事に感謝するカズマ

 

 

 

 

 

 

 

 

それから仲良く談笑しながら夕飯を食べて、現在ハロがディーラーでのブラックジャックをしていた

 

当然本物の金ではなく、玩具のチップだ

 

 

 

と…そこに…

 

 

 

箒「一夏…」

 

 

一夏「!?」

 

なんと謹慎を食らっている箒が現れたのだ

 

カズマが倒れてから一週間も経っていたので謹慎が解けていたのだ

 

箒「一夏…その…」

 

一夏「俺よりもカズマに謝れよ…放送室のみんなを護る為に盾になったんだぞ」

 

 

箒「こいつなど関係ない!」

 

 

一夏「な!?お前!」

 

箒「私は一夏と結ばれればそれで良い、所で私の応援はどうだ?力になったか?」

 

一夏「…」

 

一夏は最早ぶちギレ寸前であった、自分の勝手のせいで他の人を巻き込みそうになった挙げ句、身を呈して護ったカズマに謝るのをどうでも良いと言ったのだ

 

 

カズマ「…馬鹿めが…」

 

 

唸り声の様に呟いたカズマ

 

箒「なんだと?」

 

カズマ「お前…自分が何をしたのか本当にわかってないようだな…一週間の間何を反省したんだ?」

 

箒「黙れ!私はただ一夏に応援をしたかっただけだ!」

 

カズマ「余計な世話だ…むしろ邪魔だ…そのお陰で俺達の立てた作戦が崩れ、更に放送室の人達を危険に晒したんだぞ」

 

箒「そ…それは……」

 

カズマの厳しい言葉に次第に返せなくなる箒

 

カズマ「それと…一歩間違えばお前は殺人犯だ…、放送室の人達をあのISの攻撃に当たれば確実に死ぬ、それをわかっててお前はあんな事をしたのか」

 

 

箒「な…ならなぜあのISは私を攻撃した!」

 

カズマ「お前が篠ノ之束の妹だからだ」

 

箒「!?」

 

 

箒は愕然した

 

箒「わ…私はあの人とは関係ない!」

 

それを必死で否定する箒

 

カズマ「世界は篠ノ之束の頭脳、技術を欲しがっている…それはテロ組織も同じだ…そしてテロが篠ノ之束の技術を欲しいなら奴の大切なもの…つまり家族を狙う…そして偶然的にお前が放送室であんな事を仕出かしたお陰でお前の存在を確認して攻撃したと言う訳だ」

 

 

箒「そ…そんな…」

 

言い渡された現実が想像以上に重かったのか箒は狼狽えた

 

カズマ「もうこれ以上一夏に関わるな…一夏にはエミリアがいる…お前が出る幕はない」

 

箒「待て!一夏は私と結ばれる運命なんだ!」

 

ウィノ「それ…一夏はそう思っているの?」

 

ウィノが立ち上がった

 

ウィノ「一夏が篠ノ之さんにさ、そう言う思いを持っているの?」

 

箒「当然だ!そうだろ一夏!」

 

一夏「そんな思いは一ミクロも無いね」

 

箒「そ…そんなはずは…あんなに一緒にいたではないか!!」

 

 

鈴音「一緒にいたからって…それで恋愛感情が生まれるわけないでしょ?」

 

セシリア「男女の恋愛はそんな簡単ではありませんでしてよ」

 

今度はセシリアと鈴が追い打ちをかけた

 

箒「春香!お前は私と一夏がお似合いだろう?」

 

春香「…いい加減にしてよ…お兄ちゃんはエミリアと一緒がお似合いだよ」

 

 

 

箒「ぐっ…ちっ…」

 

 

箒はその場から走り去った

 

 

 

鈴音「何なのよアイツ!!頭おかしいんじゃない!?」

 

セシリア「思考が歪んでますわ…一夏さんしか見えてません…」

 

春香「なんか箒が怖くなったよ…」

 

今の箒は一夏しか全く見えていない…そしてどんどん歪んでいる

 

カズマ(今の篠ノ之は何を仕出かすのかわからん…ここは…)

 

 

カズマはセシリア、鈴、簪、清香、静寐、本音に向き合って言った

 

 

カズマ「みんな…出来れば一夏かエミリアと一緒にいて欲しい…今の篠ノ之は異常だ…それ故に何かを起こすかもしれない…皆で一夏とエミリアを護ってくれないか?頼む…」

 

ウィノ「あたしからもお願い!一夏とエミリアを…」

 

二人は頭を下げた

 

 

セシリア「頭をお上げください、このセシリア・オルコットが一夏さんとエミリアさんをお護りしますわ」

 

鈴音「あたしも大事な友達を護るわ、任せなさいよ!」

 

簪「私も…護る…」

 

清香「あたしも!」

 

静寐「私も!」

 

本音「私も~」

 

 

一夏「みんな…ありがとう…」

 

 

 

 

 

 

この日…カズマ達はISの新たな力を得ただけではなく…絆という強い新たな力も得たのだ




カズマ達のISの強化アーマーの詳細は原作開始時のデルタ・フォース紹介で発表します
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。