インフィニット・ストラトスΔ(デルタ)   作:Empire

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カズマが遂に…

あれを発動する


第三十一話 運命の先へ

「La…」

 

 

福音から何か聴こえた瞬間、大型バインダーから無数のエネルギー弾が放たれた

 

 

カズマと一夏はミーティアの機動力を活かして避け接近、カズマのビームソードで福音を斬った

 

斬り飛ばされた福音の先に一夏が待ち伏せており、更に斬り上げた

 

 

そして追い撃ちにカズマの高出力エネルギー砲が福音に直撃した

 

 

だがあれほどの射撃を受けて、福音はまだシールドエネルギーが尽きていない…

 

 

 

カズマ「ちっ……なんだこの堅さは…」

 

一夏「ディフェンスアーマー並みか…こりゃ…」

 

 

この堅さに二人は驚くばかりであった

 

 

 

 

福音との戦闘で無人機が来襲、その空母をエミリアとラウラで撃破した

 

 

これによって無人機が増える事は無くなったが…エミリア達は無人機の相手をしてカズマ達は福音を相手していた

 

 

カズマ「一夏、TRY AGAIN」

 

一夏「了解!行くぜ!!」

 

 

カズマと一夏はもう一度福音に接近した

 

 

カズマ(いくら奴とて…高出力のビームを数発受けていればシールドエネルギーも残り少ないだろう…奴がセカンドシフトする前に叩く!)

 

 

カズマが最も恐れている事は福音のセカンドシフトである

 

セカンドシフトすれば福音の攻撃方法も異なる他、武装も強化、あるいは増える可能性があるからだ…只でさえ厄介な福音がもっと厄介になってしまう

 

 

福音も攻撃の頻度が少ない…そして回避重視の行動…やはり時間稼ぎだ

 

 

カズマ「そうはさせない!!」

 

 

カズマはマイクロミサイルを一斉に放った

 

 

福音がマイクロミサイルを迎撃するために一瞬だが止まった

 

 

一夏「うおおおおおおっ!!」

 

 

すかさず一夏のビームソードが福音を斬った

 

 

斬られてよろけた所に先程のミサイルが雨の様に襲った

 

 

そしてシールドエネルギーが尽きたのか福音はそのまま海に落ちた

 

 

 

カズマ「はぁ…はぁ……ミーティアの展開時間も限界か…」

 

 

一夏「そろそろ外すか…折角作ったのに、壊れちゃあしょうがないしな」

 

 

カズマ「ああ…ミーティアをパージして福音を確保しよう…」

 

 

二人はミーティアを解除して福音が落ちた地点に向かった

 

 

 

「La…」

 

 

カズマ「!?」

 

一夏「!?」

 

 

海中から大きな水柱と共に水飛沫が吹き出し、その中から福音が現れた

 

 

カズマ「ちっ…セカンドシフトか…」

 

一夏「最悪…だな…」

 

 

 

ウィノ「カズマ!」

 

エミリア「一夏様!」

 

 

とそこに無人機を一掃したウィノ、エミリア、ラウラ、箒が加勢してきた

 

 

箒「何だあれは!?さっきと姿形が違うぞ!」

 

ラウラ「セカンドシフトしたのか?」

 

 

箒とラウラは福音のセカンドシフトに驚いた

 

 

カズマ(セカンドシフトした福音では…Δドライバを持たないレーゲンや赤椿は邪魔だな…)

 

カズマは静かに作戦を練っていた

 

 

確かにΔドライバを使えば福音と互角に渡り合える可能性はある、だがそれすら持たないラウラと箒のISではカズマ達の足を引っ張るばかりである

 

カズマ(ここは一旦二人を下がらせてβチーム加勢してもらうか…)

 

 

ブライス「お前ら!聞こえるか!?」

 

突然ブライスの通信が入った

 

 

カズマ「ブライス隊長!?」

 

 

 

ブライス「恐らく福音がセカンドシフトしたようだが…実は龍真達βチームに大型兵器が出現した」

 

エミリア「大型兵器!?」

 

 

ブライス「そこでだ、篠ノ之とボーデヴィッヒはβチームに加勢しろ、武装コンテナでエネルギーを回復するのを忘れるな!」

 

 

ラウラ「了解!」

 

箒「待ってください!私はまだ…」

 

 

ブライス「黙れ!Δドライバを持たないそんな機体じゃ足手まといだ!!」

 

箒の抗議を一蹴するブライス、通信越しで伝わる迫力に気圧された彼女であった

 

 

ブライス「無様にやられたくなければ従え!!いいな!?」

 

箒「……はい」

 

ラウラと箒はその場から離脱して龍真達βチームの加勢に向かった

 

 

 

ブライス「さて…お前ら…セカンドシフトしちまったら仕方ない…Δドライバを発動して奴を仕留めろ!俺もすぐに行く!」

 

 

「「「「了解!!」」」」

 

 

四人はΔドライバを起動、機体からオーラが発した

 

 

 

カズマ「行くぞ!!」

 

 

四人は性能がアップした機体でセカンドシフトした福音に再び当たった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィノ「高速格闘モード!一気に詰める!!」

 

ウィノのエクシアピクシーの高速格闘モードで福音との距離を縮めようとする

 

斬り付けては離れるの繰り返しを高速で行うが、福音の反応はそれを上回っていた

 

 

三合目で福音はウィノの腕を掴んだのだ

 

福音の圧倒的な反応速度はウィノの高速格闘モードの速度を上回っていたのだ

 

それによりウィノは動きを止められた

 

ウィノ「ふふっ…止まったわね…?」

 

 

突然ウィノの後方からビームが放たれ、福音に直撃した

 

エミリアのブラストインパルスのスナイバーライフルであった

 

ウィノはこれを狙っていたのだ

 

エミリア「命中確認!!一夏様!」

 

 

すかさず一夏が白夜刀を抜刀して、零落白夜・白刃演舞を発動した

 

一夏の白夜刀は春香の雪片のデータを使用して、彼専用に重心の位置、刀身の長さ、幅広を改造している

 

これによって零落白夜の進化版、零落白夜・白刃演舞と言われるΔドライバ発動時のみだがエネルギー消費が無いのが特長

 

 

一夏「零落白夜・白夜殲滅剣!!」

 

一夏のデスティニーエピオンの翼が展開し、光の翼が出現して一瞬で福音に接近した

 

一夏はまず白夜刀で脳天から一閃、次に両肩のビームセイバーをブーメランモードで投擲、更に菊一文字と虎徹で三連撃して納刀そして…

 

 

一夏「カズマァアアアッ!!」

 

 

すると上空にパラエーナ、レールキャノン、バスターライフルとヘビーライフルを福音に向けているカズマの姿

 

 

カズマ「ハイマット…フルバァァァストォォッ!!」

 

 

フリーダムウィングの最大の攻撃ハイマット・フルバーストが福音に炸裂した

 

 

六つの光線は福音に全弾命中、福音のシールドエネルギーは完全に消滅、搭乗者が海に落ちていく

 

カズマ「おっと…あぶない…」

 

 

カズマは搭乗者の救助に向かおうとした…

 

 

 

 

 

 

 

 

突然赤いビームが福音の搭乗者を消滅させた

 

 

カズマ「な!?」

 

ウィノ「うそっ…」

 

一夏「そんな…」

 

エミリア「あ…ああ…っ…」

 

 

ビームの熱戦にやられた福音の搭乗者は跡形もなく消された

 

 

「ふん…この程度か…我等の理想の実現には…この程度ではダメか…暴走ではなく完全に奪い取らなければならないか…」

 

 

「でも…良いデータが取れました…これで新しいISを…」

 

赤いビームが放たれた方向を見ると、女性の搭乗者であろう白いフレームのISが二機浮いていた

 

(モデルはガンダム00のGN-X)

 

 

一夏「あんたら!!一体何してんだよ!!」

 

一夏は二機のISに向けて怒鳴った

 

 

「何だ?何の事かな?」

 

ウィノ「何の事かな…ですって!?あんた人を殺したのよ!罪の無い人を!!」

 

 

とぼける相手に更に怒鳴るウィノ

 

「そんなこと…私達の理想の為なら人一人の犠牲なんて小さい物です…」

 

 

エミリア「酷い…なんてことを……あなたはそれでも人間ですか!?」

 

 

一人の犠牲を小さい物と言う彼女らの言動に、エミリアが珍しく怒鳴った

 

「仕方ありません…それは彼女の『運命』だったんですから…そして…ここでデルタ・フォースが落ちるのも…『運命』ですから!」

 

 

敵ISは右手に装備しているビームライフルを構えた

 

 

 

カズマ「……」

 

カズマはその場で俯いていた…

 

 

 

カズマ(俺は……また……救えなかった……目の前の命を…それに……!)

 

彼は福音の搭乗者を救えなかった事で後悔していた

 

 

 

 

カズマ(それに奴等は…一人の犠牲なんて小さい物…だと……ここで死ぬ事が…運命だと…!)

 

 

カズマの体が震えだし、怒りで顔が歪みそして…彼の中で何かが弾けた

 

 

 

 

 

 

カズマ「お前ら…………ふざけるなぁああああああああああああっ!!」

 

(ここからイメージBGM、AGE-2運命の先へ)

 

 

 

叫びと共に、カズマのフリーダムウイングのオーラが爆発した様に放出された

 

 

「な!?何だあれは!?」

 

「デルタ・フォースのデータに載っていない…何なの!?」

 

 

 

 

カズマ「許さない…お前だけはぁあああああ!!」

 

 

カズマは敵ISに機体を走らせた

 

 

 

一瞬で敵ISに肉薄した

 

 

「な!?があああああっ!?」

 

 

カズマはビームセイバーで敵ISを斬り飛ばした

 

「このっ!」

 

 

もう一機の敵ISがカズマに向けてライフルを放つが…全て避けられる

 

 

「くっ…どうして…動きが読めない……!?」

 

 

 

カズマはライフルを放つ敵ISに接近した

 

 

ライフルを放っていた敵ISもブレードを展開してカズマのビームセイバーを防いだ

 

「こ…このパワーは…!…っ!?あなたその目!」

 

 

彼女が見たのはカズマの目であった

 

 

ハイライトが消えて、生気が感じられない不気味な目…

 

 

「まさか…彼は……『SEEDを持つ者』!?」

 

カズマ「はああああああっ!!」

 

 

カズマは敵ISのブレードを弾き飛ばして横凪ぎに一閃、そしてバスターライフルのゼロ距離射撃で搭乗者もろとも消滅させた

 

 

「おのれぇっ!!よくもぉおおおっ!!」

 

 

もう一機の敵ISがカズマの後方から突っ込んできた

 

 

カズマ「……」

 

 

カズマはもう一丁のバスターライフルを呼び、連結した

 

 

それはバスターライフルの数十倍の威力を持つ、ツインバスターライフルであった

 

 

 

カズマ「ターゲット…ロック…」

 

突っ込んでくる敵ISをガンサイトに捉え、そして

 

 

 

カズマ「貫けぇええええええええええええ!!」

 

 

 

超極太の蒼いビームが放たれた

 

 

「な!?馬鹿な!!があああああああああああっ!!」

 

 

敵ISはカズマの放ったビームに飲み込まれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍真said

 

0「や!?ヤバイヤバイ!!」

 

 

リディア「どうしたの!?」

 

 

 

巨大兵器と戦っている龍真達βチーム、突然リディアのAI、0が警報を鳴らした

 

 

 

 

0「超ーーーーー強力な熱源が接近!!皆あの兵器から離れて!!」

 

 

シュウ「何!?全員退避だ!!」

 

 

 

全員が巨大兵器との距離を取った後、蒼い超極太のビームが巨大兵器を飲み込んだ

 

 

セシリア「きゃああああああああっ!!」

 

シャルロット「うわあああああっ!?」

 

箒「うわっ!?」

 

ラウラ「くっ…ううっ…!!」

 

春香「あわわわわわ!?」

 

鈴「ふぎゃああああっ!!」

 

 

強力なビームの余波が龍真達を襲う

 

 

 

そして照射が消えて…あの巨大兵器は跡形もなく消えた

 

 

 

それと同時に地表が酷く抉られていたのだ

 

 

 

淕「あの…みなさん…あの攻撃って…まさか…」

 

拓巳「いやもしかしてじゃねーよ…絶対だ…」

 

リディア「全く…クールな顔してやる事が派手なのよねぇ…」

 

龍真「ふっ…これで貸し借り無しか?カズマ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマsaid

 

強力なビームを放ったツインバスターライフルはスパークが迸って使用不能となっていた…

 

カズマは暫く動けなかった…

 

彼は大量の汗をかいており、肩で息をしているのだ

 

 

 

ウィノ「カズマ!」

 

一夏「カズマ!」

 

エミリア「カズマさん!」

 

 

そこに一夏達が駆け寄って来た

 

カズマ「み…みんな…」

 

 

一夏「お前凄ェよ!」

 

エミリア「まるで別人みたいな動きでした!」

 

ウィノ「なんかスーパーエース級じゃない!格好いいよカズマ!」

 

先程のカズマの動きを誉める一夏達…

 

 

カズマ「あ…ああ…」

 

ウィノ「カズマ?大丈夫?」

 

 

カズマ「…」

 

カズマは満身創痍ですぐに倒れそうな状態だった

 

 

一夏「どうやらβチームの方も片付いたってか…お前が放ったビームに敵の巨大兵器が偶然当たったらしいぜ」

 

 

エミリア「良かったです…あ…リーサ予報士からです…作戦成功…全機帰投せよ…です」

 

 

 

ウィノ「ふう…やっと終わったぁ……早く帰ってシャワー浴びたいなぁ…勿論カズマと一緒に」

 

 

エミリア「はわっ!?な…何て破廉恥な事を…」

 

 

カズマ「…さっさと……帰投…する……ぞ………」

 

 

カズマがかすれ声で帰投を促した

 

 

一夏「カズマ?お前大丈夫か?」

 

 

自棄に疲れているカズマを見て一夏は声をかけた

 

 

カズマ「……ちょっと…無理をしただけだ…問題ない…」

 

 

 

四人はβチームとの合流、並びに帰投場所へと移動した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作戦室

 

巨大モニターの前でリーサとブライスが一息していた

 

 

リーサ「良かったわ…一時はどうなるかと思ったわ…」

 

ブライス「ああ…あの巨大兵器が来た時はな……それに…」

 

 

ブライスはビールを一口飲み

 

 

ブライス「カズマが突然動きが良くなった事が気掛かりだ……あの動きは今までとは違う…」

 

リーサ「そうね…まるでバーサーカーの様ね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

二人が話している隣の部屋に友谷が端末を見ていた

 

 

友谷「やっぱり…」

 

 

友谷が見ていたのはカズマの動きであった

 

 

彼はコンソールを操作して調べる中である一つの答えに辿り着いた

 

 

友谷「カズマ…君はSEEDを持つ者だったんだ…」

 

 

 




やっぱりSEEDが格好いいよね!!


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