ちょっと飛ばしすぎですが…
早く原作をスタートしたかったので…
日本、成田空港
滑走路にアメリカ軍の輸送機が着陸した
その出入り口から一人の壮年の男性と、四人の少年少女が現れた
ブライス大尉率いるデルタ・フォースの隊員達である
事は数日前に遡る
アメリカ デルタ・フォース総司令官室
コンコン…
「入りまたえ」
入り口から反対側に机と豪華な椅子に座っている男性、厳格な顔立ちは只ならぬ威圧感を醸し出している
この男性こそ、デルタ・フォース総司令官、ダン・マクガバン大佐、ウィノの父親である
カズマ「失礼します!」
ドアからデルタ・フォースの隊員、カズマ、ウィノ、一夏、エミリアの四人が入室した
ブライス「よし、今回は遅れなかったな」
先に呼ばれて入室していたのかブライスがいた
そして四人はブライスの右に一列で並んだ
ウィノ「あの…パパ…じゃなった……マクガバン大佐、お話って…?」
机に両肘を着いて顎の前で両手を組んでいる総司令官は目を開けて言った
ダン「君達を呼び寄せたのは他でもない…政府直々の任務がデルタ・フォースのIS部隊に発行されたからな」
エミリア「政府から…ですか!?」
あのアメリカ軍政府が結成から僅か一年半しか経っていない新参部隊、デルタ・フォースに命令を下したのだ
ダン「うむ…まあ任務の前に…政府の決定を言い渡さなければな…」
一夏「政府の…決定を?」
ダン「皆も知ってると思うが…アメリカ政府は、我々が開発した男女共用IS、Δタイプを発表する事を決定した」
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それはつい先日の事であった
日米首脳会談で会談中、日本がアメリカに対して不条理な条約を提示して、その背景にISによる圧力をかけたとしてアメリカ政府は日本に対する報復として、デルタ・フォースのIS、男女共用で扱えるΔ-ラインシリーズを世界に公表したのだ
ダン「これによって我が国が及ぼす世界の影響は日本より高くなったのだ」
ウィノ「え?どうしてですか?」
ダン「ふむ…カズマ君、賢しい君なら解るだろ?」
ダンはカズマに返答させた
カズマ「世界において、ISは女しか扱えない…それはアメリカ以外の事である…そして我々はISを男女共用に…そしてISコアまで生産できるようになった…これは日本及び、世界各国でも未だ成し遂げていない…そこでアメリカがΔ-ラインを公表するに当たって、世界の注目を浴び、軍事力の高さを思い知らせた…と言う事でしょうか?」
ダン「…その通り…噂通りの賢さだ」
ダンはカズマの頭の良さを驚き半分で称賛した
ダン「だがそれだけで日本への報復は終わりではない……政府は一夏君を使ったのだ」
一夏「え?俺…いや…自分をですか?」
ダン「うむ…政府は一夏君の生存を公表し、更にデルタ・フォースの一員であり、ISを動かせるという事を全世界に放映したのだ」
ブライス「随分と一夏を注目させますな…」
あまりにも一夏を全世界に注目させ過ぎ出はないかと思ったブライスであった
カズマ「つまり…政府は日本国民の政府支持率まで下げるつもりだったのですか?」
ダン「ほう…どうしてそう推測できる?」
カズマ「一夏が身元引き受けの時、日本政府は身元引き受けを拒否しましたが…一夏の家族の肉声を聞いてないです…つまりこの事から日本政府は本当に一夏の家族に聞いたのかどうなのか…もし聞いていなければ…政府の独断で一夏を日本から追い出した…もしくは削除したと言う事になる」
一夏「じゃあ…俺は千冬姉や春香には見捨てられてはない…って事?」
カズマ「少なくともその可能性はある…もし日本政府が一夏を死亡したと日本国民に公表したとなると…今回のアメリカ政府が一夏が生きていると言う事を公表したとなると、日本政府が公表した一夏死亡は全くのデマとなる…そうすると日本国民は政府を信頼しなくなり、支持率ががた落ちするだろう…勿論…世界各国の日本に対する態度、見方も変わる…」
カズマの推測が終わると、ダンは拍手をした
ダン「…君は本当に凄いな…IQ200はあるのではないかね?…そう…今カズマ君が言った通りの事が今回の日本のしてきた事と、アメリカが一夏君を公表して今の日本の現在だ」
これはこの場にいる全員が驚いていた
たった一つの事柄と、過去に起きた事柄を繋ぎ会わせて、この完璧な推測、そして世界情勢に物凄く詳しい
と言う事が解る
エミリア「だとしたら…どうして日本政府は一夏様を排除しようと考えたのですか?」
ダン「それは、日本にある女性権利団体のメンバーが原因だろう」
カズマ「女性権利団体…女性への権利の優遇、並びにあらゆる事に女性が優遇されるように結成された組織ですか?」
ウィノ「何よそれ…自分勝手過ぎない?」
ブライス「まあ…日本が女性しか扱えないISを開発したのだからな…一番女尊男卑の風潮が激しいのだろうな」
一夏「今思えば…ずっと千冬姉の弟に相応しくないとか…消えろとか酷いいじめを受けていたな…俺…」
一夏は優秀な姉を持ったことにより、女尊男卑に染まった日本では蔑まれる処かその存在そのものを消そうとする輩が出始めるほどであった
今の日本は完全に歪んでいる…最早人権などを無視してバランスが保ててない状況なのである
ダン「さて、ここで話を変えよう…我々がΔ-ラインを公表したのは世界に我々のISの優位性を示す為だ」
ウィノ「ISの優位性?」
カズマ「欧州ではイグニション・プランが出されており、それに対抗できるようにこちらも第三世代のISを公表する必要があった…それが我々のΔ-ラインだった…」
イグニション・プランとはイギリスのティアーズタイプ、ドイツのレーゲンタイプ、イタリアのテンペスタⅡタイプ等の高性能ISを開発、製造させる欧州IS強化計画なのである
ダン「そうしたら一国だけ、我々に技術提供を要請した国があった…中国だ」
ブライス「中国ですか?」
ダン「うむ…どうやらこのΔ-ラインに魅入られてしまったようでね、公表して直ぐに技術を提供してほしいと言われたよ」
ウィノ「まあ…紛い物ばっかり作る中国らしいわね…Δ-ラインは男女共用機体だから口から手が出る程欲しかったんじゃないの?」
カズマ「それを言うなら喉から手が出る、だ…」
ウィノ「う…」
間違い気付いたのかウィノは赤くなってしまった
ダン「まあ…欧州連合はイグニション・プランがあるから技術提供は無理だと言う事はわかっている…おまけに日本は近接戦闘特化型の打鉄しか無い癖に、
技術提供はいらないと言ったのだ……そこで君達は日本へ飛んでもらいたい」
「「「日本!?」」」
ダンは淡々と話を進める
ダン「実はな、とあるテロ組織の攻撃目標が日本のIS学園の可能性が高い…」
カズマ「テロ…」
幼い頃テロによって故郷、親を亡くしたカズマは表情を歪めた
ダン「そこで政府は君達をIS学園に入学させて、IS学園を護衛するという任務を出したのだ」
ウィノ「私たち…日本へ行くんですか!?」
ウィノはいつか日本に行きたいと思っていたので自然と嬉しい表情になっていた
ダン「一夏君…君は…」
ダンは一夏に何かを言い掛けたが
一夏「自分は大丈夫です…里帰りと思って行きます…」
エミリア「一夏様…」
エミリアが心配そうな顔で一夏を見つめる
一夏「大丈夫…心配しないで」
ダン「そうか…わかった、では任務を言い渡す!デルタ・フォースはこれより日本に赴き、IS学園に入学、学園を護衛せよ」
「「「「はっ!!」」」」
そして現在
日本に降り立ったデルタ・フォースの面々はアメリカとは違う景色を楽しんだ
一人を除いて
ウィノ「やっと着いたー」
ウィノは長旅で固くなった体を解すように伸びをした
エミリア「ここが一夏様の故郷ですか…あ、カズマさんも…」
カズマ「いや、俺の故郷はアイルランド、母親の故郷が日本だったし…それに三年程日本にいたからある程度わかる」
一夏「……」
一夏はずっと黙っていた…いや、何かを悩んでいる様であった
カズマ「どうした?一夏」
一夏「あ、いや…別に…」
カズマ「一夏…家族に会いたいのか?」
一夏「………ああ」
一夏は家族に会うかどうかで迷っていた、カズマから家族は一夏を捨ててはいないと言われているが…それでも不安が襲ってくる…今の一夏は日本帰ってきた喜びは…感じる事が出来なかった
ブライス「なら…会いに行けば良い」
と後ろから隊長のブライスが近付いて来た
ブライス「一夏、今日限りお前を休暇扱いにする…家族に会いに行け…」
一夏「隊長…」
カズマ「行って来い一夏…」
ウィノ「家族に元気な顔を見せてあげなよ」
エミリア「一夏様、御家族に会いに行ってください」
一夏「みんな……ありがとう…」
一夏は少し泣き出した
ブライス「涙は拭いていけ、敷けた面で会いに行くなよ?」
一夏は涙を拭って顔を直し
一夏「はい!行ってきます!!」
一夏は自分の家へ…家族の下へと向かった
ブライス「よし、俺達も行くか…」
ブライス達もIS学園に足を運び始めた
日本、織斑家
バスを乗り継いで、記憶を頼りに実家へと向かう一夏
そしてとうとう、実家に辿り着いた
一年半前とは何も変わっていない自分の家だった
一夏は呼び鈴に手を掛けて、押した
春香「お姉ちゃん!ご飯出来たよー」
千冬「ああ…」
一夏が行方不明になって一年半、政府が一夏を亡き者にしようとした企みはアメリカ政府の手で打ち破やれ、一夏はアメリカにいるとようやく知ることが出来た
そして今日朝食を食べたらアメリカに出向き、迎えに行くと言う予定であった
春香「いよいよ…お兄ちゃんに…」
千冬「ああ…やっと」
ピンポーン!
と行きなり呼び鈴が鳴った
千冬「む?誰だ?」
春香「あたし、見てくるね」
春香はリビングから玄関へと向かい、そのドア越しで
春香「どちら様?」
「…久し振り…春香…」
春香「え?」
春香は玄関のドアを開けた
それは聞き慣れた声であったから
玄関のドアを開け、そこにいたのは…
黒い衣服を着た紛れもない春香の兄そしてずっと探していた一夏であった
春香「お…お兄ちゃん…」
一夏「ただいま…春香」
春香「お兄ちゃん……う、うわああああああん!」
ついに泣き出して、一夏の胸に飛び込んだ
千冬「どうした春香!?……!!」
奥から一夏の姉、千冬が現れた
千冬「一夏……なのか?」
一夏「ただいま…千冬姉…」
千冬「ああ…おかえり…一夏」
春香「うわああん!!お兄ちゃんがかえってきたー!!」
未だに泣き叫んで一夏の胸に顔を押し付けている春香、一夏は安心した
自分は家族に見捨てられてはいなかった…と
それから一夏は一年半ぶりに帰宅し、この一年半アメリカで起きたいろいろな出来事を千冬と春香に話していた
途中で泣き疲れたのか春香が一夏の膝枕で眠った
千冬「そうか…そんな事があったのか…」
一夏「そっちもいろいろな事があったのか?」
千冬「いや…私達はお前の手掛かりを探していたのだが…一向にも掴めなくてな…そうか…政府の連中がお前を…」
一夏の行方不明、死亡報道の原因が日本政府の陰謀とわかって千冬は怒りを露にした
一夏「あ、あのさ…殴り込みは…よしてくれよ?」
千冬「安心しろ…そこまでの理性はある」
一夏「あははは…」
そしてデルタ・フォースの任務で一夏がIS学園にする事、デルタ・フォースのメンバーを紹介した
千冬「ほう…お前、彼女が出来たのか?」
一夏「ああ、まあ…この娘なんだけど」
一夏は携帯の待ち受けに設定してあるエミリアとのツーショット写真を見せた
千冬「良い女見つけたじゃないか?今度紹介しろ…いや私の下へ連れてこい!」
一夏「あ、ああ…わかった……(なんかヤバイ雰囲気なんだが…)」
そして一夏は1日だけではあるが実家の生活を堪能した
それは一夏が負っていた傷を完全に癒し、彼の心に平穏が訪れた時であった
次回!原作突入前のデルタ・フォースメンバー設定紹介をします!
感想待ってます!
これであの二人のアンチ疑惑は晴れたかなぁ…