涼人はユクモ村に身を隠そうと行くものの、逝ってしまいました。という訳でして。
意味が分からないって?じゃあ本編だ!
渓流、奥地。
ゴアマガラをずるずると引きずってたどり着いた涼人は、洞窟にポンッとゴアマガラをほうった。
「無双の狩人いるけど、お前は一応古龍なんだから、大丈夫だろうな!」
そう言うなり、人の姿になったかと思えば風のようにその場を去って行った。
数日後、ユクモ村。
「人…多過ぎ…おうえっ…」
武具屋と鍛冶屋が隣接する通り、涼人は鍛冶屋の隅でうずくまっていた。
村のメインストリートであるその通りは人でごった返しており、元々引き込もりがちで、人里に出る事が久しぶりの涼人は、酔ってしまった。
「大丈夫かぃ?兄ちゃん。」
鍛冶職人であるモミジィが、涼人に桶を手渡し、背中をさする。
「どうしてこんなに人が…」
「ん、ああ知らないんかい、兄ちゃん。あのなぁ、前、ジンオウガっちぅモンスターが、人の行き来を遮ってたんよぉ、でもなぁ、それを村付きハンターさんが狩ってからなぁぅ、なんも起こらなくなってなぁ、アマツマガツチっちぅモンスターが原因らしかったけど、見当たらんからぁ、皆ここにごった返すように来たんよぉ。」
死にそうなくらいつらそうな顔を浮かべた涼人だったが、アマツマガツチが見当たらなかったという話を聞いてはっとなる。
「えぇ、そうなんですか?大変でしたね。」
それをはぐらかす為にそう声を掛け、「もう大丈夫です。」と言って桶を返し、人通りの少なそうな通りをブラブラし始めた。
「おーい兄ちゃん!」
背中から声を掛けられ、涼人は後ろを振り向いた。
そこには、マグマのような燃え盛る緋色を一つに纏め、ユクモの男性が着ている服の上を脱いで腰に巻き、インナーのようなぴっちりとしたシャツを着た青年が立っていた。
「何の用でしょうか?」
その声を無視してずかずか涼人に近づいて、首に手を回し自分の口元に涼人の耳を近づけた。
「ちょーっとした話だ、俺んちへ来い。」
「…ひゃい…」
それには何故か威圧感が混ざっており、涼人は冷や汗かきながら頷いた。
青年の家
「お前さ、モンスター、だろ?」
家に入るなり何なり、青年は涼人の正体を言い当てた。びくりと肩を跳ねさせた涼人を見やりながら、どかっと自分のベッドに座り、
「なぁに、俺もそんな口でな。俺の名前はレラカム。お前は?」
あっけらかんと自分を同類だと言ってみせたレラカムに、涼人は安心して、同時にある事がよぎった。レラカムという名を冠すはきゅんの事である。
「俺は涼人。レラカム、お前何で人と暮らしたているんだ?」
レラカムはうーんと唸った後、話し始める。
「俺はな、あるハンターが卵を運搬中に人の姿で生まれてきた。んで、その人に育てられて、今ここに。ほら、見ろ。」
そう言って腕を掲げそこだけ竜の腕にしてみせる。
それはゴツゴツとして飾り気のない、覇竜アカムトルムの腕だった。
「爺さんに憧れてハンターになったんだけども…モンスターに対し、情が湧いてなぁ…で、事情全部ギルドに話して、今ハンター専門のハンターなんだが。」
お前も腕を見せてみろ。といって涼人の腕を指差しながら、アイテムボックスらしき箱をガサガサと漁る。
涼人は腕を展開させる。特徴的な丸い拳を見てか、
「お前、そんなの引っ付いてるからジンオウガと思ったけど、ブラキディオスなんか?そんなんもいるんだな。」
と感心して、ブラキ武器一式と、ジンオウSシリーズを引っ張りだした。
「俺ら人になれるモンスターは属性強化系を凌駕しちまう程強い属性パワーを宿してる。雷属性強化が死んじまうが、これがいいだろ。ボマーつけてっから。武器は好きに選んでくれ。」
そうすらすら言うレラカムに対し涼人はキョトンとしている。
「ええ…と?」
「ん?ああ、言ってなかった。すまねぇけど、俺の仕事手伝ってくれねぇか?普通のハンターには頼めなくってさ、人を殺す事位、できんだろ?」
頭を下げ、頼みこんでくるレラカムに溜め息を付く。
「…はいはい。これ、後でくれるか?」
珍しく1500超えたぜ!。
レラカムさんの名前の由来は勿論はきゅん事覇弓レラカムトルムです!
次回はお気に入り20&UA3000突破記念、「もしも○○がモンハンにいたら」シリーズをお送りします。