テスト直前だけどテスト勉強に飽きたから投稿。
ディルムッド回。涼人は出てくるかもしれないし出てこないかもしれない。
「…っ…」
少年は息を殺す。
これはかくれんぼだ、かくれんぼ。
少年はそう思って必死に息を潜める。
しかしそのかくれんぼは、過酷過ぎた。
黒と赤が入り混じった竜。
鬼はその竜なのだから。
「人喰い竜…?」
ディルムッドは酒場でハンターから不思議な話を聞き入れた。
モンスターに目もくれず、人を襲い喰らう竜がいると言う話を。
「ああ。何でも、その噂はな…」
この話は、まだ噂話の域を出ないものだった。
ある日、商人が村へ行った。
その商人は、途中、ボロボロになった幌馬車と、一品ぽつんと残されたポポを見つけた。
誰も乗っていなかったが、彼は馬車の荷物からこれは商人のものだと気が付いた。
そして良く良く見ればべんがら色に統一されたそれには、沢山の血が付いていた。
モンスターの仕業かと思った商人。
しかし足跡は見当たらない。
商人は村へ一旦行き、仕事を終えてからギルドに寄った。
ギルドはそこへハンターを派遣した。
しかし何も見つからなかった。
今度は村が襲われた。
村は誰一人とも生き残りがいなかった。
後にはごうごうと燃える炎だけ。
それでも近くに居た痕跡はない。
ギルドは捜索を続けるも、それは賢く。
夜、自分の住処からこっそり襲って、日が登るまでに帰る。
おかげでギルドはてんてこ舞い。
捜索に協力したハンター達は、これを怪談として広めて行った。
竜かも知れない、別の「何か」かもしれない。だけども可能性がある方でそう呼ばれている。
それが「人喰い竜」の話だった。
「なんだそれは…」
ディルムッドは開いた口が塞がらない。
何せ実際起こっているのに他人事のように語られていたのである。
それは、この事件、被害は日に日に増えて行くというのに手掛かりは一向に見付からないからである。
何分証言が無い。
そのためこのままうやむやに終わるかと思われたこの怪談。
それは、酒場とギルドを兼任するこの場に場違いな少年が入って来た事で変わりだす。
「どうしたんだ?君のような子供が来てはいけない所だぞ?」
ディルムッドがその少年を見つけて、話し掛けた。
入り口に立ちその少年が逆光だったせいで黒く塗りつぶされていた為気が付いていない。
少年は傷だらけだった。
涙声で少年はこう言った。
「赤と黒の竜がっ…空飛んだまま、村の人達食べちゃったっ…」
ディルムッドと怪談を話したハンターは目を合わせた。
どうすれば痕跡残さず炎残し消えたのか。
当然空を飛び続ければ良い。
得意とするのは殆ど竜である。
だから竜だと思われた。
つまりハンター達の推測は当たっていた。
ギルドである此処はハンターばかり。
そして殆どがこの怪談を知っていた。
空気が凍り付く。
犯人は見付かった。竜だった。
さりとて何の竜か分からない。
ギルドからの命令で、編成隊が組まれる日は、そう遠くなかった。
多分わかる人にはわかります。
人喰い竜の正体。
新作が出てくる度にその要素は取り入れるつもりです。(何時まで続ける気だ)
しかし隣の県が役所が病気と化しとる。
ロマンシング佐賀ってなんだよ大丈夫か佐賀よ。目立たなさ過ぎて血迷ったのかー!