♂♀の関係は人の場合2通りある。
1つは動物行動学的な単純なもので、「自分のDNAを残すのにこの相手は有利であるかどうか」で決まるものである。
この場合、♂から見て相手が「綺麗でスタイルが良い」必要はなく、子供に生きていく能力がありそうか、の他に「♀が♂を拒否しない」ことが重要なのだ(綺麗でスタイルが良い、の発言で考え込んだのはそのため)。
こちらの行動規範では、♀からのアプローチを妨げる要因は♂ナワバリ内の他の♀にかかるコストだけ。つまり、環境が整っていれば確かに拒否する♂は存在しない。
2つ目は社会的(倫理的)」制限に基づくもので、単純に言えば「合意があってもアウト」な場合が存在する点が1つ目と異なっている。
この前少し述べたように、私はこちらの規範は行動学的に自分のDNAを確実に残すための行動の定義化が元なのではないかと思っているのだが、これは「社会的状況」という不明確なものが制限要因になってくるのでややこしい。
(ここからの段落は、すべてフィクションである)例えば、来年Yさん(仮名)がKさん(仮名)をふんだくったとき、「Kさんが自主的にYさんを選んだ」場合でもK妻はYに対して慰謝料を請求する権利が発生するのである(もちろん、K妻はKに対しても請求可能)
-以上、段落終わり-
これが社会的制限ってもんだ。この場合(来年の)K-Yの関係「だけ」を取り出してみるとそこには何の違法性もないのだが、K妻が関わってくることによって違法性が発生するのだ(この違法性は民法に基づくものなので警察に捕まったりはしません)。さらに付け加えるなら、現在においてはYさん(仮名)、Sさん(仮名)ともに刑法に基づく違法性が存在するので注意して欲しい。
世の中(と言っても確認できた範囲は広くないが)のこちらの規範に対する考え方はいろいろで、その結果行動もいろいろである(ハードルの高さがいろいろと言ったのがこれ)。
このハードルが低い♂は奪いやすいが、(奪った♀から見て)他の♀に再度奪われやすいという特性を持つ。従って賢い略奪♀(奪おうとしている♀)は略奪できそうな♂の中でもなるべくハードルが高そうな♂を選ぶ傾向にあるのだが、ハードルに高さがある(壁ではない)時点で再略奪の危険がつきまとう。
うん、今、唐突に理解した。こういうことを淡々と述べたりしているから「面白がっている」と言われるんだな、実際そうかも知れん
なお、このハードルの高さが0の♂は「奪う」ことができない。そういった♂は1つ目の動物行動的な規範だけで動いており、ナワバリ内に多数の♀を抱える♂としての行動をとるからだ。この♂のコスト(主に体力の形?)を独占しようとしても、それに気づいた♂は(より多くの♀相手に多様な形質を持つ子どもを残そうとする)本能に従って独占しようとする♀からは逃げていく。
こう考えると、問題になっているのは2つ目の規範であることがわかるかと思う。もしこれを「壁」だと感じているなら、Kさん(仮名)はこれを越えてこないから、壁が壊れるのを待つか(一般的にその可能性は低い)、Yさん(仮名)あたりが壊してくれるのを待つかである(自分から壊しに行くのはお勧めできない、上記民法上の問題を背負い込むことになる)。
これがハードルだと思うのなら、Kさん(仮名)にどのように越えて貰うかが鍵になるのだが、越えて貰う原動力となった「何か」がそのエネルギーを失ったとき、Kさん(仮名)は再びハードルを越えてどこかに行ってしまうかも知れない。その抑止力はどのように用意するつもりなのだろうか。
壁を壊す、壊させようとする、或いはハードルをどうにかしようとするのは社会的に見れば正しい行動ではない。しかし、心理学や生態学の見地に立てば極めて興味深い行動である。
そのサンプルとして近くで観察させてくれる上に、干渉すら可能なSさん(仮名)は、愛すべき存在です。それが周囲との軋轢や意図しない悪意に晒されないように、しっかり護っていかなければならないと思いませんか?
そのためには、世の中に存在する悪意や攻撃手段を示し、その排除手段も教えるのは吝かではありませんよ。