私にだって趣味仲間はおり、昨夜電話を貰いました
とりとめもないことを話していて、Yさんに近寄っただけで避けられた話をしたところ
「当たり前じゃん」
「なんで?」
「あからさまに怪しいもん」
「でも逃げない子(Sさんのこと)もいるのに」
「それは、逃げない方がおかしい、逃げる方(Yさん)が正常」
「待てやコラ」
というような会話になりました。
もちろん趣味仲間なので仕事なり遭遇状況は知っており、その上での発言です。聞けば、我々は自分の服装など身だしなみをあまり気にしないが、それが一般人から見ると「浮いている」ように見えて違和感があり、見慣れていないと不審人物にしか見えないらしい。
さすがに営業でメーカーを飛び回っていることもある奴の言うことは違う。
「で、逃げない(寄ってくるけど)のは変だと?」
「そりゃあ、目的も見えないし」
「いや、単に話とかしているだけだが」
「それが変じゃん、共通の話題とかあるの?」
「?!」
そう言えば、共通の話題とかあんまり無いかも知れない。そもそも我々の趣味業界は♂率が高く、趣味の話ができる♀の知り合いというのは片手で数えられる。だから女性と話をするときの話題作りが巧い知り合いは基本的にいないのだ。
で、Sさんとの遣り取りを思い起こしてみた。
なるほど、中身のある会話はほぼしてないな。
これではSさんも普通に話をつなげようとすれば苦慮するだろう。私は人格者のKさんなどと違って、相手に話を合わせるとか言うのは思いっきり苦手である。
このような♂率が高い集団で、しかも女慣れしていないメンバーが多い場合、「サークルクラッシャー」、通称サークラの脅威にさらされることがある。
サークラとは、♂が多い集団内で思わせぶりな行動をとる少数の♀によって♂同士の関係がギクシャクし、結果的に集団(の結束)が崩壊してしまう現象を指す。いくつかの事例を見ると崩壊させた原因はその少数の♀にあるのだが、サークラの呼称はその当該♀ではなく、現象に対して使われる場合が多い。
サークラには確信系(崩壊させることを視野に入れるか自覚して動いている場合)と、天然系(自覚なく崩壊を引き起こすような行動を取る)がいるらしく、恐ろしいのは天然系クラッシャーだそうである。
どちらにしろ、クラッシュを引き起こす♀は何がしたいのだろうか。
行動学的にはおそらく繁殖相手を探しに♂の多い集団に入り込み、適当な♂を選ぼうとしているだけなのだろう。
だが、その集団に社会的(対♀行動の)経験がないため、集団の社会的結束が本能行動によって機能しない状態にされてしまっていると思われる。そう考えられると崩壊の原因は集団の未熟さにあるわけで、だからこそ「サークルクラッシャー」の名を♀に被せることをしないのかもしれない。
なお、サークルクラッシャーの可能性に気づいたら、♀を排除するのではなく(排除しようとすると、排除行動を取ったメンバーが非難される傾向にある)集団構成員の連絡を密に取り、♀が不特定多数相手に思わせぶりな行動を取るのを阻止するのが効果的であるようだ。現に、♂が多数を占めていても社会的に成熟したグループではサークルクラッシュは起こりにくい。
例えば、昨夜の電話でSさんとの接触の話をしてみたところ
「犯罪に走るなよ」とだけ言われた。
多くの事例を見ていると、冷静な対応ができるのがわかるかと思う。
♂が多い集団という定義からも外れるし集団の構成員に対して♂あさりが行われている訳でもないが、そう考えるとKさんはすごい。集団をまとめて個々と話を合わせ、個別に対応することができるのだ。
Sさんは「自分だけを見てくれない」とか言い出しそうだが、そういう個人しか相手にしない性格では集団をまとめる仕事はできないだろうから、仕方がないのでは無かろうか。
なお、Yさんへの接近は明日も再挑戦する予定である。