プレゼントとして「ブランド品」が扱われることがある。
一般にブランド品とは、品質が確かなことで名前が知られているメーカーの商品と言うことになる。その品質管理は徹底しており、製品が完成しても一定の品質であると認められなければ市場に流通しない。
その品質管理の信用度がブランドの強みと言うことになるのだ。
ノーブランド品でもブランド品と同等の品質のものがある、と言う人もいるが、それは当たり前である。しかし、ノーブランド品でブランド品なみの品質を持つものが存在したとしても、平均品質、品質の安定性と言うことで考えればブランド品を上回ることはできない点が重要なのだ。
ブランドによってはアウトレット品が流通することもあるが、品質管理の信用度と言うことを考えれば、アウトレットで小金を稼ぐより、廃棄して信用度を下げないようにすべきだと思う。
メーカー品以外でも、ブランドが品質に影響することはあり、食べ物にもブランドはある。
白色レグホン(ニワトリ)は優れた品種で、年間366個の卵を産むことができる。環境条件を一定にするため日照のコントロールされたゲージで飼われており、さながら工場である。
ニワトリは未交尾でも産卵できるため、卵の出荷だけを考えると♂は不要であり、産卵用の♀を補充すべく雛を孵すためだけに♂は生かされている。その数は♀20羽あたり1羽の♂が存在するだけ。
こんなのハーレムとは言いません。なお、この交配用に選ばれたラッキーな個体以外の♂のヒヨコの運命は産業廃棄物である。
ニワトリには生まれ変わりたくないな。
乳牛として有名なホルスタイン、こちらも似たり寄ったりである。
乳牛は出産しないと牛乳が出ないため、交尾用の♂は必須だ。しかし、ホルスタインの♂というのは体重が1t以上ある凶暴な野獣なので、牛舎に入れて置くには危険すぎ、隔離された牧場で暮らしている。このような♂の犠牲のもと、効率の良い食料生産が成り立っている。
××牛のようなブランド牛の××の部分は子牛の産地ではない。兵庫県や宮崎県産の個体が多い。だが、肥育地(育てる場所)の飼育ノウハウによってそれぞれの地域のブランド牛になるのだから、ここまではまだブランドの意味がある。
問題は、天然産物の産地としてのブランドである。豊後水道で捕れたアジやサバは身が締まって美味なのでブランド産地として高価だが、同じ海で捕れたサバでも愛媛県側で水揚げされてしまうと安くなるのは有名な話である。津軽海峡のマグロも同様で、青森県側で水揚げされると北海道側で水揚げされたものより3~8割も卸値が高くなると言う。だから漁船の方も、可能ならば高く売れる方の市場に持っていきたいだろうが、漁港のしがらみがあるので簡単にはいかない。
このような場合は明らかに品質は同じなのだから、ブランドにこだわる必要はない。
プレゼントを決めるときは、ブランド品の品質を選択するのか、ノーブランドで同等の品質を追求するのか考えるべきだろう。品物によってはブランドというのは単に認知度が高いことを示すだけで、品質の保証とは関係ないものも多いのだから。
また、ジャンルによっては「絶対的ブランド」が存在しなかったり、環境によってブランド力(と言うものがあるとするならば)が変わってしまうこともある。携帯電話などは歴史が浅い分絶対的ブランドはない。過去は通信会社としての歴史からN社の力が強かったが、現在はそうでもない。
また、海外ではフィンランドのN社が長らくシェアトップの位置にあり、東南アジアなんかではこのN社の携帯をよく見たものだった。しかし、対スマホ戦略の失敗からシェア1位の座を譲ってしまい、M社の傘下に入ってしまったのでこちらも現在はぱっとしない。歴史の浅いジャンルで、しかも戦略が完成していないブランドはこういうものである。
JKのブランドは活かせる時期が非常に短いので、使いどころを間違ってはいけないと思うのです。
Sさんに「music&ecology」と書いてある財布について、クレームを貰ってしまいました