(※)ω・)♀の生殖戦略ですね
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しー-J
♀に選んで貰わなければならない♂と異なり、♀には繁殖戦略は基本的に存在しない。
♂が寄ってくる。
♀が選ぶ。
これだけだ。
♂は選ばれるために♀にアピールする。
アピールは多くの場合、他の♂と戦いや競争をして勝つことである。
しかし、何が何でも戦っていたら、♀に選んで貰う前に消耗してしまう。それは種としての繁殖戦略上不利なので、戦うことなく♀が選ぶ基準となるアピールポイントが存在することになる。このポイントに、目立つ一定の傾向が存在すると、劇的に♂の形態や生態に変化が生じていく。
例えばツバメの♀は、尾羽根の長い♂を選ぶ傾向にある。これは尾羽根の長い♂の方がある種の病気に対する抵抗力を持っているためらしいが、この傾向が続くとすると、飛ぶのに不適切なほど長い尾羽根を持った♂が、♀に選ばれやすい点だけで子孫を残しやすく、♂の尾羽根がどんどん長くなっていく。いわば♀の選択効果による形態の暴走である。
しかし、一般には形態の暴走は起こらない。無駄な装飾や付属物の形成・維持にはそれなりのコストがかかり、健康で栄養十分な個体(野生ではそんな奴は少ない)でないと形成できない上、多くは敵から逃れるのに不利になって、形態が暴走しそうな個体は消滅していくからである。
それでもある程度役に立ちそうな場合は暴走に近い状況が生じる。異様に角が大きなヘラジカだとか、羽根がカラフルで長いゴクラクチョウなどはその例だろうと考えられている。
ヒトでは1世代が長いので、♀(や、あるとしたら♂)の選択による形態の変化は起こりにくい。しかし、それが肉体そのものの変化ではなく交換が容易な「皮」だったとしたら?
変化が目に見えて起こるのではないか。
これがファッションの流行である。
一見無意味な、例えば階段を登る際にケツを押さえなければならないような短いスカートを履いたJKの群れ。
みんなが同じ格好をするという原因は集団からの疎外を本能的に恐れる心理だとしても、格好の方向性を決めるのは♂から選ばれやすいと考えるものなのではないだろうか。
前に少し述べたように、若い♂などヤルことしか考えていませんから、スカートの短いギャルっぽい格好の娘と、そうでない娘がいたら、そりゃあギャルっぽい方がモテます。事実はどうあれ、ギャルっぽい方が「ヤラせて」くれそうですもんね。しかしやがて、そんなものは♂の選択の基準になり得ない、あるいはそんな基準で選択する♂に選ばれるのは逆にリスクであることが理解できるようになると、そういった格好をしなくなるではないですか。
まあそれでも、何とかして♂を捕まえたとして、今度はこちらもライバルに勝たなくてはいけません。この場合のライバルとは、他の♀です。
ここで必要なのは、♂の経済力の把握、特に「おこづかい」がどれくらいかと言う点にあります。
前の手紙で書いたように、コストのかかる♀は避けられる傾向にありますから、配偶者を他の♀に盗られたくない「妻」は「夫」に経済的余裕を持たせまいとします。
つまり、余計なカネを持たせなければ、他の♀に費やすコストがないので、他の♀を獲得できない(=他の♀に盗られる心配がない)と考えるわけです。
これは、潤沢な資金のある♂はモテるということでもあります。ですから、♂はなんとかして自由なカネを持とうとします。
別に浮気をする気がなくとも、経済的余裕はあった方がいろいろ行動しやすいに決まっています。
昔、サラリーマンの月給は今のように給与振り込みではなく現金支給で、給与明細は封筒の表に「手書きで」書いてありました。
何かのエッセイで読んだのですが、事務に頼んでこの封筒を毎月1枚余分に貰っている人がいたらしいです。目的はもちろん、適当な数値を自分で書いてごまかし、へそくりにするためです。
そこで、♀の戦略です。
さりげなくお小遣いの、或いは自由になる金額を聞いてみるべきなのです。
自分が要求して満足できるコストが、その額とあまりにかけ離れて多いようでは、つきあいの継続は難しく、逆に要求なり掛かりそうなコストをその金額内に収めることが負担に感じさせないコツです(動物の♂は、食料と♀獲得のためにすべてのコストを注ぎ込むが、ヒトでは他にコストをかける場合が多いので注意)。この把握によって、♂に負担を感じさせずに自分にコストをかけさせることができます。他の♀の束縛が負担に感じられたとき、あなたの勝利が待っているでしょう。
ここで、前は高価なプレゼントをくれたのに、最近はそうでもない、とか気にしてはいけません。♂からしても、自分に注意を引きつける初期投資はコストをかけて当然なのです。ただし、前は食事がレストランがそれなりに高級な場所だったのに、最近はショボいと感じたら、警戒すべきかも知れません。
考えられる原因は2つ。
経済的強者に警戒され、コストをかけられなくなってきている。
他にコストをかける対象ができた。