その転生者は敵か味方か過負荷か   作:Resistance

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プロローグ

いつもどおりの普通な日常。

それが今日で終わるとは思っていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「暇だ…」

 

この俺は暇をもて余している。

学校は休みだ。なにせ日曜日だからな。

 

「ねぇ零!買い物いってくれない?」

「行かねぇよ」

「じゃ勉強しときなさい」

「嫌だって言ってんだろ」

 

さっきのは母親だ。

死んでも言うことは聞かん。

仕方がない。漫画でも買いにいくか…

 

 

 

「あーめだかボックスか。」

 

いいよなーあんなに異常な日常で。

こっちは普通すぎて困るぜ全く。

ま、とりあえず買うかー

ちなみに俺は全巻もっている。

球磨川かっこいいよなー!!

 

「あー帰るか」

 

やはりいつもどおり普通で普通な人生だな…

そしてぼんやり考えながら歩いているときにビルの前を通ると。

いきなり影になった。

そして上を向くと

 

「なッ!?」

 

無数の鉄骨が落ちてきた。

避けられない。

ああ、ここで死ぬのか。

どうせならもっと楽しい人生がよかったな…

 

ガシャァァン!!!

 

鉄骨が俺の上に落ちた。

痛いという感覚はなかった。

まぁ、即死だったんだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?」

 

鉄骨が落ちてきたのだが目を覚ましたら回りは真っ白だった。

色を持っているのは自分だけだった。

 

「誰かいないのかー!」

「後ろにおるわい」

「うえっしょーい!」

 

叫んだ瞬間に後ろからじじいの声が聞こえた。

なんだかいまにも死にそうだ。

…変な声が出たのは気にしないでくれ。

 

「誰が死にそうなじじいじゃ」

「すいません。」

 

なんでもこの人は神様らしい。

やっぱりそうか。

想像したとおりだ。

なんか…神様!って感じ?

 

「で、おぬしはどうしたい?」

「?…なにが?」

「このまま死ぬか、もう一度生をうけとるか。」

 

んー…もう一度もらっても…

どうせ暇だしなー…

でもこのまま死ぬってのも嫌だしな。

 

「よし。じゃもっかい人生歩く。…てかなんでそんなことしてくれんの?」

「じつはお主を死なせたのはわしじゃ。くしゃみのひょうしに…へぶしょい!」

「風邪でもひいたのかよ…」

「左様じゃ…それより、いってみたいところなどはあるかの?」

 

どう言うことだ?

アニメでもいいのか?

 

「いいぞ」

 

あ、はい…そうですか…

それだったらもちろんのこと…

 

「めだかボックスだな。」

「ならばその世界にしよう。ちなみにその世界の記憶はほぼ消しておくぞ。準備はいいかの?」

「あ、消しちゃうんですか…てか、スキルとかは?」

「ランダムじゃ。決まったら連絡するわい。…たぶん」

 

連絡ってあれ?といいつつ質問してみる。

そして地面に杖をカンッ!と叩きつけるとと…

 

「ちょ、連絡ってど…」

ひゅ…

「わぁぁぁぁ!!」

「…二度目の人生たのしむとよい。」

 

といって神妙?な顔つきをして見送りしてくれた。

しかしすぐに表情はもとに戻った。

 

「さー帰って春本でも読むかの。ふぉふぉふぉ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めるとそこは見知らぬ部屋だった。

しかし何か見覚えがある…

その感情については解決しないかと思いなにもきにかけなかった。

そして見渡すと一通の手紙が落ちていた。

 

「うん?」

 

あ、あの神様からだ。

スキルの説明とかのためかな?

ありがたいことだ。

とりあえず読もう。

 

《その家はおぬしの家じゃ。好きに使いなさい。着替えもタンスに入っておる。その机にあるものは箱庭学園の入学書類じゃ。記入して提出するとよい。ちなみに制服はすでに用意してある。あとは…》

 

おおー…この神様結構きっちりしてるな…

冷蔵庫の中身から貯金やら財布の中身やらいらないんじゃないか?ってくらい書いてる…

スキルは…ほうほう。

ん?最後は…

 

《…。ちなみにお主の性別は女じゃ。わかっておるとは思うがな。》

 

ん?…はへ?そうなのか?

…あー…胸はあると。

俺の息子さんは…いないと。

…そうか、まぁなんとかなるだろ…

 

「そんなことよりも早くいかねぇと…」

 

俺は入学するための書類を素早くかいて箱庭学園に向かおうとした。

しかし問題が発生した。

 

「…名前?」

 

まったく考えてなかったことのひとつだ。

前の名前でいいかな…

というわけで記入欄には《暁(あかつき) 零(ぜろ)》と書いておいた。

そして次の問題。

 

「…これどうやってつけんだ?」

 

そう。下着問題だ。

俺は前まで男。わかるはずもなかったが…

勘でつけたのだがわりといけた。

…すこし窮屈だな…

まぁよしとしよう。

とりあえず、いくか。

 

 

 

 

 

 

 

「ど、どこにあるんだ…」

 

俺は理事長室に向かっている。

というものの行こうとしてるのだが見当たらない。

広すぎるんだよこの学園…

仕方がない…人に聞くか…

 

「あの、すいません、今いいですか?」

「ん?なんだ?」

「理事長室ってどこですか?」

「あーそれならな…」

 

すごく丁寧に教えてくれた。

その金髪の人はどうやらいい人だったようだ。

 

「ありがとうございます。ところで、名前は?」

「ああ、俺か?俺は人吉善吉だ!お前は?」

「暁 零。よろしくね。」

 

名前を教えあったあとすこし雑談をした。

人吉は何組なの?とか

お前は今日この箱庭学園に来たのか?とか。

そしてちょっとして再び理事長室に向かった。

ただ疑問だったのは制服の下にジャージを着ていたことだ。

 

 

 

 

「失礼します。」

「ほほほ、よくきたね。」

 

そのあとは普通に手続きや学園の説明だった。

なんか普通だな…

それがおわって最後。

 

「このサイコロを振ってくれませんか?」

「?…サイコロ?いいですけど…」

 

俺は特に何も考えずに普通に振った。

そしてサイコロの目は1、2、3、4、5、6とすべての目が出た。

 

「…ありがとうございます。あなたの組は一組です。もう、行っていいですよ。」

「…失礼しました。」

 

いったいあのサイコロはなんだったんだ?

疑問はあったが終わったことだ。

気にしないでいこう。

 

―そして一組―

 

「今日転校してきた暁 零です。よろしくお願いします。」

「はい。じゃあ席あそこね。」

 

俺はその言われた席に向かう。

その席はなんと人吉善吉のうしろだった。

 

「あ、君は…人吉君?」

「暁!このクラスだったのか。よろしくな」

「うん。よろしく」

 

このとき零は思っていた。

普通な生活の再スタートだと。

しかしそれは間違いで。

異常が普通な生活のスタートだった。

 

 

 

 

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