あれから五年が経ったのか、早いものだな。
「カリアちゃん、誕生日おめでとう。」
「うむ、誕生日おめでとう。」
「はい、ユネスさん、カータツさん。ありがとうございます。」
本当にありがたいよ。俺をこの世界に連れてきてくれたのだから。
「カリア、わたしのことは母さんと呼んで。」
「・・・・・・・・。」
そうもいきませんよ、養母さん。養父さん、黙秘は同意見と取っていいのかな
それにしてももう五歳か。早いものだな。賭けに乗ったのは正解だったようだ。それはともかく、ようやくAOAP使用許可年齢になったよ。いままでは規定外AOAPの類しか使えなかったからな。さっそく後でリハビリと行きますか。最初は軽くLv4からLv5あたりまでにしておくか。暴走無制御状態(オーバードライブステイツ。)や、AOAP障害なんてのにはなりたくはないからね・・・・・・・。
〈閑話休題〉
【クラナガン自然保護地区内一般開放区域遊覧公園】
「ふう。」体の中でコードを作成し、それで魔力を生成する。ここで気をつけなきゃいけないのは、やはりリンカーコアだよな。前世と言うべきか、兎角に前の体には無かった代物だからな。それを意識しつつ、魔力を練り上げる。ん、「ピュウッ、ガアーーン。」いっ。
「そこの人大丈夫ですか(慌)」大丈夫じゃねーよ、咄嗟に対魔力障壁はらなきゃ、大怪我だったぞ。まったく何事だ。
「そこでじっとしていてください。」「ピュウ、ダーーン、ダアン、ダン、ダン。」まったく騒々しいな。ありゃ、魔導師か。どうやら魔導師同志でドンパちやっているようだが、あきらかにさっきの金髪の娘が劣勢みたいだな。実力はあの娘の方が上手みたいだが、あの娘も本調子じゃないみたいだし、あいつとの約束を守るためにも、手伝ってやるか。というかあの娘あきらかに管理局員だし、あいての男、出ている気が陰の気だし。
「はいっ、ストップーーー。
「ちょっとあなた、なにしてるの。」んー、やっぱりそういう反応ですよね。
「…………。」警戒してるっぽいね。
「あー、お姉さん、そこでじっとしててね、死ぬから。」
「へっ。」さて、手早く済ませますか。
「蜘蛛の巣(スパイダーウェブ)。」「ピューーーー、ドオン。」ありゃー。まさか、真っ逆さまに落ちていくとは。魔法無効化をつけたのが、不味かったか。まあ、墜落したときのための保険を設置しちたから大丈夫か。
「貴方は一体何しているんですか(怒)。」
「おいおい、助けてやったのにそれはないだろお譲ちゃん。それに大丈夫だって、下見てみな。」
「はっ。」「フーーーーーー。」
「これは(驚)」
「浮遊空間(フロートスペース)。どうだ巧いものだろ。念のためにこのあたり一帯に発動しておいたんだ。」
「ン………。」どうやら考え込んでいるみたいだけど、ある程度やることは決めてるけど、それをどう実行したらいいか迷ってるんだな。
「とにかくついてもらっていいかな、君。」いきなり子供扱いかあ、ま、それもこの娘なりに考えてやったことだし、おとなしくついて行ってやるか。
「わかりましたよ、人間もどきのお姉さん。」
まだまだ改良の余地はあるな