迷い込んできた存在   作:堕ちた人間

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今回は頭脳戦のようになります


3話 手ばらし

【時空管理局本局内取調室】

「えっと、カリアちゃん、お話聞かせてもらっていいかな。」はあ、この人しっかりしようとして、青さが端々からもれでてるよ。

「普段通りで結構ですよ、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン執務官。」

「分かりました、カリア・クルエルさん。」おっ、一瞬で切り替えた。少しは人間ができているようだね。俺は好きですよ、そういう物分かりの良い人。

「では、事情聴取に移らせてもらいますね。まず、貴女に聞き……。」

「その前に一つ言いたいことことがあるんですけど、いいですか。」

「……、どうぞ。」ふふ、様子見というかとかな。

「私はまわりくどいことは嫌いなので腹を割って率直に話しましょう。いいですか。」

「………、わかりました。」この言葉の意味を分かっているか?、いや、わかっているねこの娘は。最初にこんなことを話すということは、まともに話す気は無いという意思表示以外なんでもないからね。

「ではまず、聞きたいことは二つ、一つめは貴女は何故私の避難勧告を無視して戦闘に参加してきたのか。二つ目はあなたが行使した魔法について。答えてもらえますか。」ふふ本当に単刀直入に聞いてきたね。意味の裏側を理解しているということかな?。

「分かりました、お答えしましょう。一つめご質問の答えですが、(昔した約束を守るため)ですが、これで満足していただけたでしょうか。」

「ええ、それで結構です。」

「二つ目についてですが、貴女はさっそくわたしからの願いをはごしています。あんたが真っ先に聞きたかったのは私が行使した力なのでわないでしょうか。わざわざそれを管理局員としては一番聞かなくてはいけないものな後ろにおき、その上で深い追求は避ける。貴方なりに考えたことのようですが、私には児戯に等しく見えましたよ。でも、それを嘆かなくても結構ですよ。私と貴女では経験の度合いというものが違いますから。」

「それで、結局答えてもらえるのかしら。」ふむ、段々と落ち着いてきたな。戸惑いが消えたということかな。

「「断る」と、言いたいところですけど、あなためぐましい努力に敬意をひょうしてお答えしましょう。」この娘はどこまで読めてるかな(楽)。

「私の使った魔法(嘘)について聞きたいことは、なぜデバイスも無しにあれほどの高速運用ができたか、なぜ今まで魔法に触れたことも無い筈の私があそこまで実践レベルで魔法(誤)が使用できていたか、そして、魔導師として聞きたいことはなぜバインドを受けたあの魔導師が飛行魔法を維持できずに墜落してしまったのか、ですか。貴女個人として腑に落ちない点としては私の使用した魔法に違和感を感じたにしろ、理解できないにしろそういうたぐいの異質感が拭えないことですね。違うかどうか、簡潔ににお答えしていただけませんか。」

「…、あなたって本当に口弁がよくまわりますね。」

「褒め言葉として受け取っておきましょう。それでどうなんでしょうか。」

「あなたが正解だと思える所だけ、差し障りの無い範囲で話してもらえれば、それで結構よ。」

「了承しました。ではまずあの男が堕ちた原因についてと、異質感については皆目見当がつきませんね。それらの点についてはわたしも理解不能、予測不能の事象だったということです。高速運用の点と魔法使用については才能と努力によるものとして処理していただく助かります。なにせ私も完全に理解できているという訳ではありませんから。以上でよろしいでしょうか。」

「そうね、あなたがまだ未就学児であることと、今回あなたが行ったことはあくまでも触法ではないということを鑑みるとこれ以上の取り調べはあまり意味を成しませんね。分かりました貴女を親御さんのもとにお送りします。後日また、貴女に事情をお聞きしに行くかもしれないので、その時はよろしくお願いします。」

「I understand it」

 

 




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