なかなか、ネタが思い浮かばなかくて軽くスランプ(?)に陥っていました。本当にすいません。
では、久しぶりに続きをどうぞ
「………」ジィー
「…………………」
「…………」ジィー
「………はぁ」
「どうしたヤイバ?溜め息なんてついて」
「まぁ、色々あって」
「そうか。俺に相談はするなよ」
「ひどいなキンジ!俺ら親友だろ!」
「いや、だって俺も最近面倒ごとに巻き込まれてるし」
「そういえば、そうだったな。同情するよ」
最近さ、視線を感じることが多くなってきたんだけど、俺の気のせいだよな。
まぁ、俺を尾行してるってことは、バレバレなんだけどさ。気配で。
え?じゃあ何で知らぬ存ぜぬを通しているかって?
それは、朝に知らない女の子に尾行されるっていう現実を受け入れたくないからだよ、俺は!
閑話休題
「なぁ、キンジ」
「ん?どうしたヤイバ」
「昨日のことだけど、本当に良いのか?」
「あぁ、それにヒステリアモードになんなければ良い話だしな」
話を変えるが、昨日のこととは、キンジが自由履修として、強襲科に戻って来るという話だ。本人は嫌々と引き受けたんだが…
まぁ、キンジが戻って来てくれることに関しては俺は嬉しいんだけどな。
「キンジが、強襲科に戻って来るらしい!!」
「え、マジで!?」
教室へ着くと、早速ウワサが流れていた。
というか、その話は確か部屋で話してたから誰も知らないはずなんだが、なんで知ってるんだ?
とりあえず、朝から大きい声を出している武藤に聞く。
「あれ、何で皆その話を知ってるんだ」
「俺は理子から聞いたんだよ」
何で理子が、と思ったがアイツ意外と情報収集が並外れて上手いっていうことを思いだした。
たぶん、何処かに盗聴器を仕掛けていたに違いない。
帰ったら、調べてみるか
「これは、一体どういうことだ!?」
「おう、キンジか」
「ヤイバが話したのか!?」
「いや、残念ながら俺は話していないぞ」
「残念ながらって、お前も話そうとしてたのかよ!」
「まぁ、良いじゃねぇか。どっちにしろバレるんだし」
「ぐっ……」
「諦めろ。噂は広まったら収拾がつかない」
キーンコーンカーンコーン
「皆さーん、席について下さい」
「じゃあ、キンジ。またあとで」
「くそっ!噂広めた奴を殴りたい……」
そう言いながらも、キンジは素直に席に戻って行った。
「キンジ、久々に強襲科に逝こうぜ!」
「ヤイバ、お前絶対に『いく』っていう意味がわかってないだろ」
「んな訳ねぇだろ、少なくともキンジよりはわかっているつもりだ」
「いいや、絶対にわかってない」
「そう言っているキンジこそ、わかってないんじゃないか?」
「何だと!?」
拷問にも等しい(バカにとってはだが)授業時間が終わり、口論争いをしていたヤイバとキンジだったが、
「着いたぞ、キンジ」
気づいたら、強襲科----通称『明日なき学科』に着いていたようだ。そして、キンジはというと
「はぁ……本当は戻りたくなかったんだがな」
「まぁ、早く入ろうぜ」
若干鬱モードになりかけていたのに気づいたヤイバは
、急かすように扉の取っ手に手をかけた。
扉を開けた先にあったのは、見渡す限りの戦闘風景だった。
火薬の匂いや発砲音、刃物を弾く時にきこえる金属音。そして、其処らから聞こえる雄叫びや挑発
など強襲科の常套句とも言える風景に、ヤイバとキンジは目を細めた。
「いつ見ても、変わらねぇなぁ」
「まったくだな」
「1年の頃は、良くキンジと飲み物1本賭けて勝負してたっけ」
「あぁ……懐かしいな」
「そうそう、確かあのレーンでキンジがーーーーーキンジ?」
何時もと様子が違うように見えたヤイバが、キンジに目を向けると、自分を責めているような、後悔しているような、色々な負の感情が渦巻いているように見えた。ヤイバは此処にキンジを連れて来てしまったことに少し罪悪感を感じながらも急いでキンジに声をかける。
「おい、キンジ!大丈夫か!?」
「……ッ!!あ、あぁ大丈夫だ。心配かけて悪かったなヤイバ」
「お互い様だ」
キンジが元通りになったのに一安心するヤイバだったが、だいぶ大きな声で呼びかけていたので、
「………キンジ、ヤイバ?」
案の定、強襲科の連中に気付かれてしまった。
さっきまでの喧騒がまるで嘘のように辺りを静寂が支配していた。
・・・何か嫌な予感がするんだけど俺の気のせいだよな?
一抹の不安を抱いていたヤイバだったが、
次の瞬間――――
『ワァァァァァァァァァ!!!』
体育館全体が揺らぐほどの大歓声を出しながら、こちらに近づいてきた。
「な、何だよこれ!?」
「怖ぇよ!こっち来んな!!」
流石に人の大群が押し寄せて来る様が恐ろしかったのか、ヤイバたちは声が少し裏返っていた。
だが悲しいかな。そうしている間にも大群は、ヤイバたちを囲んでいった。
「おうキンジぃ!お前なら帰ってくると信じてたぞ!ここで1秒でも早く死んでくれ!」
「何だよ、まだ死んでなかったのか夏海。お前こそ俺よりコンマ1秒でも早く死んでくれ」
「ヤイバぁ!ここで会ったが100年目!お前の身体中に風穴あけてやるぜ!」
「はぁ、まだ生きてたか晃之。お前は大人しくその残念なことしか考えられない脳味噌を改造しろよ」
うん、やっぱ何にも変わってねぇな、ここは。
最近蘭豹としか訓練やってねぇから本当にコイツらが懐かしく思えてくる。それに、キンジが強襲科を辞めてなお、こんなに人気があるのは、カリスマ、もしくは人望というものがあるからだろう。
キンジが戻って来て嬉しいのはわかる。
でもさ、
今日はせっかくキンジが苦い思いをしながらも強襲科に来てるんだからさ
さっさと退いてくれよーーーー
『!?!?!?』ゾワリ
俺の思いが伝わったのか、皆、キンジや俺にまとわり
つくのを止めて自分の鍛練の続きを再開していく。多少顔が青ざめている奴が多いのは気のせいだろう。
「ヤイバ!!」
「どうしたキンジ」
「殺気が漏れ出てたぞ!?何してんだよ!」
「すまん、キンジ!少しでも練習する時間を確保したかったから、ついやっちっまった!」
キンジの機嫌をあまり悪化させたくなかったって言うのは、あまり言いたくないので、別の理由を述べた。
「・・・はぁ」
それを聞いたキンジは溜め息を吐き
「……ったく、次からは気をつけろよ」
「……あぁ、わかった」
キンジには、一応バレなかったな。でも、何か良心がズキズキするなぁ…。
多少罪悪感を感じつつ、次からは気をつけるよう、心に決めたヤイバだった・・・
ーーーーライカ side ーーーー
「はぁ、はぁ」
ヤバかった。
噂で遠山キンジが強襲科に戻ってくるーー
それを聞いて、あかりと一緒に遠山キンジの顔を覗いていたんだが、それがヤバかった。
その隣にいた先輩と思わしき人から、殺気が漏れ出ていた。その殺気を感じとった瞬間に悪寒が身体を支配して、しばらくの間、足が動かなかった。
「あ…あ…」
隣を見ると、あかりも顔を青ざめながら床に座り込んでいた。こりゃ、しばらくは動けねぇな。
そういえば、まわりにいた連中があの殺気に耐えられたのはもう慣れていたからなのか?
それにしても、
「あの先輩は、確かヤイバ先輩だったな」
あの先輩は強い。色々と学べることがあるかもしれない。それがさっきので充分に理解した。
もし、まだ戦姉妹組んでなかったら、
「あの人に、戦姉妹申請してみようかな」
「な、何言ってるのライカ!?あんな人と戦姉妹何て組まないほうが良いよ!」
その言葉が聞こえたのか、金縛り状態から解放されたあかりが必死の形相で私の戦姉妹申請を否定してくる。
「知るか。誰がなんと言おうと、私はヤイバ先輩に戦姉妹申請をするぞ」
あかりが何でヤイバ先輩を嫌っているのかは、知らない。でも、私がヤイバ先輩に戦姉妹を申請しようと思ったのは、私の得意なBQCの他にも色々と教わることが出来るから、と言うのは建前で、ヤイバ先輩がどういう人か気になったからだ。
「よし、そうと決まったら早速ヤイバ先輩に戦姉妹申請してくるか!」
「ちょっと待ってよライカ~」
申請用紙を取りに行こうと決めたライカは、教務科に足を進めるのであった。
ーーーーライカside endーーーー
ーーーークロウsideーーーー
「ふぅ……」
一応、時間を確保出来たは良いけど今の時間で出来ることは、装備品の確認ぐらいだ。キンジもそれがわかっているのか、装備品の確認をしている。
「結局、拳銃の練習とかは出来なかったなぁ」
「あぁ。俺も拳銃の練習ぐらいはしておきたかったな」
「たまには、蘭豹以外の奴と普通の練習がしたいなぁ……」
「………ヤイバ、御愁傷様」
「止めろよキンジ、自分で言うのもあれだけど、俺の動きに対応出来るのって今のところ蘭豹とキンジぐらいだぞ?」
「おいおい、俺を人間バンカーバスターと一緒にしないでくれよ」
「そう怒んなって。半分は冗談だ」
「あと半分は本気かよ!?」
まぁ、愚痴を吐いても時間は戻らないからこれぐらいにしておこう。
「装備品の確認も終わったし、そろそろ帰ろうぜ」
「あぁ、俺も今終わったところだ」
今日は、久しぶりにゲーセンでも行こうかな。
ストレスがたまった時は、発散させた方が良いしな。
「……ん?」
後ろから気配が二つほど動いている。
また、めんどうごとが起こりそうだなぁ…
でも無視するわけにもいかないし、しょうがない。
「・・・キンジ。先に帰っててくれ。用事を思い出した」
「あぁ、わかった。なるべく早く帰って来てくれよ」
そう言うとキンジは、男子寮に向けて歩を進めて行った。途中で、アリアがキンジと合流するのを視界の隅で捉えるのを確認した。
ーーーーーーキンジ、御愁傷様。
さっきキンジに、言われた言葉をそのまま返してやった。心のなかで。
「さて、と」
そして、さっき気配のした方に身体を向けたが気配が1つ減っていた。まぁ、厄介事が減ったし俺としてはありがたい。そう思っていると、気配のした方から金髪の女の子がこちらに近づいてきた。
「あ、あのすいません!ヤイバ先輩ですよね!」
「そうだけど、君は?」
「あ、私はライカって言います。ヤイバ先輩にお願いがあるんですけど……」
ライカと呼ばれる女の子は、息を整えると、頭を下げ、
「私を戦妹にしてください!お願いします!」
戦姉妹契約を依頼してきた。
「うん、良いよ」
「やっぱ、無理ですよねー……って、え!?良いんですか!?」
「うん、蘭豹先生にも戦姉妹契約を結べって、しつこく言われてるし」
「そうなんですか……」
何故か、ライカの顔が曇っている。まぁ、普通、人に言われたからって言われたらそうなるか。一応弁明はしておこう。
「それに、ライカちゃんは鍛えれば、AランクかSランクを狙えるからね。鍛えがいのある子は好きだよ」
「え、それって本当ですか!?」
AランクやSランクを狙えると聞いたからか、ライカはやや興奮気味で訊ねてきた。
「うん、本当だよ。さぁ、そうと決まったら早速教務科に戦姉妹契約の申請用紙を出しに行こうか」
「はい!」
「それと、」
ライカの方に顔を向けて、満面の笑みで、歓迎の言葉を言う
「これから、よろしくね。ライカちゃん」ニコッ
「~~~は、はい( 〃▽〃)」ポッ
ん?何かライカの顔が赤いけど、嬉しいからかな?
うんうん、俺としては嬉しいな~女の子に喜んでもらえて。
あ、因みに蘭豹は論外な。あれは、女の子じゃねぇ。メスゴリラって言った方が似合うような奴だからな。
そんなことを思い浮かべながら、ライカと一緒に戦姉妹の申請用紙を教務科に出しに行った。
そして、蘭豹に出しに行った時、頭に拳骨が下りてきた。
・・・もしかして、さっき考えてたことバレてた?
今回は、面白く出来ていましたか?感想や評価がないので、本当に出来てるかが、不安です。
次の更新は、何時になるかわかりませんが出来るだけ、近いうちに出したいと考えています。
・・・早く夏休みの課題を終わらせなければ。