序章 Ⅰ
「うーむ。」
午前2時を過ぎる、
まさに草木も眠る丑三つ時に
少年『十五夜 槭樹(じゅうごや かえで)』
は迷っていた。
…ビアン○とフロー○どちらを
嫁にするかを。
ちなみに、彼がプレイしているのは、
古き良きSFC版なので、三人目はいない。
「……明日決めるか。」
ゲームの中と同じように夜中である外を見ながら、
槭樹は寝支度を始めた。
(( _ _ ))..zzzZZZZZZZzzzzZZZZZZZZZZ
今、世の中には女尊男卑が主流である
原因は、インフィニットストラトス
通称〈IS〉というトンデモ兵器もどきだったと記憶している。兵器もどきなのは最初は宇宙服の一種だったとかなんとか。
閑話休題
正直、僕の周りは女尊男卑の風潮が薄いのかあんまりそういうのは見ないけれど、たまに電車に乗って都会に行くとおっかないのがたくさんいるのを見かける。
ちょっと前に行った時には始めて痴漢免罪なるものを見た。
…何で免罪ってわかったかって?
そりゃ、言い争いしていると思ったら、いきなり悲鳴上げてたからだな。
バカめ、全部後ろの監視カメラが見ていたというのに。
ちなみに、女尊男卑の風潮のお陰でそれでも、女の方は何の罪にも問われないそうな。
おぉ、こわいこわい。
閑話休題
今朝、昨日遅くまでドラクエしていたせいか重たい瞼を必死に持ち上げながら学校に行ったところ何か騒がしい。
まわりの話を聞いていると、どうやらこれから何かの検査を実施し、終了したら今日は自宅学習になるんだってさ。
やったね、槭樹くん。睡眠時間が増えるよ。
そういえば、こういう自宅学習って本当に学習作業やっている奴っているもんかね?
ぼくですか? 勿論睡眠学習してますけど?
くだらない事を考えているうちに、うちのクラスの番が
きたようだ。会場である体育館に移動する。
んで、気がついた。
あれ? 男子だけ?
まぁ、よく考えてみると身体測定
だって、男女別だし。
ナンデモナイカナー。
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とか思っていた頃が儂にもありました。
綺麗に一列にならばされました。
うん普通。
何故か体育館の中央付近にテントが立っていて、白衣のおねーさん方が不機嫌顔でその前にスタンバっている。
……ま、まぁ、検査だし外部の検査機関の人だよね。
僕の番がきてテントの中に入る。
…なんか大きいのが鎮座している。
それは鎧のようで無機質な見た目でありながら、不思議と生物が持つ意思のようなものを感じさせた。なぁにこれぇ。
「それでは触ってください。」
ナニを!?
いやわかっている。
目の前のこれに触るのは。
「? どうかしましたか?」
「アッイエナンデモナイデス。」
ちょっと混乱したが、大丈夫だ問題ない。
さっさとさわって、さっさと帰ろう。
そう思い目の前の何かに触る。
瞬間
視界が真っ白になる
情報が頭の中を駆け巡る
目の前のコレがISだということを理解すると同時に
僕がISを装着していることにも気がついた。
僕にISを触るように言った緑色の髪(緑色!?)の研究者の方だろうか...が大変混乱しているので、たぶんこれから面倒事に巻き込まれるんだろうなぁ。
ちくせう。